創業50周年記念 座右の銘 次代のあなたへ贈る言葉

大塚商会では50周年を迎え、第一線で活躍する企業経営のトップの方々に、「座右の銘」と、そのエピソードをお聞かせいただきました。生きる上で、経営を考える上で、次代を支える皆様への貴重なメッセージとして、ご覧いただければ幸いです。

富田直人

株式会社イノベーション 代表取締役 富田直人 氏(とみた・なおと)

待っていてもチャンスは来ない 自分で成長のチャンスを創り出そう

写真:富田直人

座右の銘

座右の銘:自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。

富田直人 氏:座右の銘
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。」

(書:木下秀翠

2000年12月に株式会社イノベーションを創業した富田直人氏。OBに起業家の多い株式会社リクルート出身であり、同社全盛時代に「伝説の営業マン」と呼ばれた人物である。その富田氏が起業する上で大きな影響を受けたのは、社会人としてのスタートを切ったリクルートで社員全員に配られたプレートに刻まれていた創業者の言葉。今でも座右の銘として大切にしているという。

私の座右の銘、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」は、リクルートの創業者、江副浩正氏が起業して8年目の1968年に社訓として創作した言葉です。私が1987年にリクルートに新卒入社したとき、この社訓が刻まれたプレートが配られました。これが、この言葉との最初の出逢いでした。

この言葉には、いろいろな意味が込められていますが、私自身は「待っていてもチャンスは来ない。自分で成長のチャンスを創り出そう」と解釈しています。しかし、その裏には「自分で機会を創り出さないと会社は何もしない」、つまり「会社は成長の機会は提供しない。けれども、自分で機会を創り出した人は応援する。挑戦し続ける人だけが成長できる」という、厳しい意味も含まれていると捉えています。

この言葉は、私が今でも大切にしている「価値」の一つです。母の言葉を借りると、私は幼い頃、とても怖がりな子供だったそうです。水たまりがあっても絶対に渡らない、何事にも慎重だったと言います。それは、自分自身にも思い当たるところもあって、どちらかと言えば新しいことにチャレンジするタイプの人間ではありませんでした。

とは言いながらも、子供の頃から会社を作りたいという夢を持っていました。リクルートに入社して1年目から独立の機会を窺っていましたが、まずはこの会社で一番にならなければ辞められないとは思っていました。そんな小心者の私が退職するときにも、起業するときにも背中を押してくれたのが、この言葉でした。

機会を創り出すのは自分だし、変えていくのも自分だという思想は、非常にポジティブなものだと感じています。

会社紹介

株式会社イノベーション

2000年12月に創業。大手情報出版社の業務委託から事業を開始し、2001年から2002年にかけてデータベース事業、インターネット広告事業、テレマーケティング事業を開始する。現在はこれらの3つの事業をビジネスの柱とし、BtoB(企業向け)各種マーケティングソリューションの提供、Webサイトの運営など幅広い事業を展開する。

会社概要 株式会社イノベーション
2000年創業。
本社 〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-8-14
Webサイト http://www.innovation.co.jp/
設立 2000年12月
資本金 3200万円
取締役社長 富田直人 氏
取扱業務 テレマーケティング事業、インターネットマーケティング事業、データベースマーケティング事業ほか。
従業員数 80名(2011年9月現在)

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