スマートデバイスの業務活用を促進

ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：大塚裕司）は、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスから、業務用のメール・グループウェア・ファイルサーバー等を安全・簡単に利用することが可能なサービス「どこでもワークプレイス」を平成27年11月13日から提供します。

スマートデバイスの法人利用の増加に伴い、社外利用時の紛失・盗難や、無防備な社内業務システムへの接続による情報漏えいといったリスクが高まる傾向にあります。既にスマートデバイスを導入済みでも、利用範囲をカタログの参照、コンテンツの提示などの限定した範囲の利用に止め、業務用メールや社内の業務リソースとの接続は許可していない企業も多く見受けられます。結果としてスマートデバイスの活用頻度があがらないケースがあります。また、個人のスマートデバイスを業務端末として利用（BYOD）する環境を導入するには、情報漏えい対策、セキュリティポリシーの遵守の観点から、いずれの企業も大きな課題になっていました。

そこで、当社では、スマートデバイスから安全・簡単に社内業務システムを利用可能とする「どこでもワークプレイス」の提供を開始します。

「どこでもワークプレイス」は、スマートデバイスにインストールした専用のアプリケーションによる操作を通じてお客様の社内業務システムに接続します。独自の参照形式を採用しているため、グループウェアやメール、ファイルサーバーの利用・閲覧をしてもデバイス上にはデータが残りません。また、データのデバイス上への保存や他のアプリケーションへの転送もブロックします。あわせて通信経路を暗号化するとともに、不正な改造デバイスを検知してアプリケーションの利用を停止する機能、個体識別認証による利用デバイスの特定などのセキュリティ対策を実現しています。さらに、メール（POP／IMAP）・各種グループウェア・電話帳・各種Webサービスといった業務用のアプリケーションを一つに集約し、利用ユーザーの接続設定・接続制限も管理者側で設定可能です。

• スマートデバイスにデータを残さないため、安心して業務端末として利用できます。
• 従業員個人所有のスマートデバイスを業務端末として安心して利用（BYOD）できます。

「どこでもワークプレイス」は業務用データへのアクセスを完全に分離することが可能ですので、スマートデバイスからの情報漏えいリスクを大幅に軽減することができます。これにより、正社員・非正規社員に関わらず、安心してスマートデバイスを供与することができるばかりでなく、個人所有のスマートデバイスであっても、安心して業務に活用することが可能となります。

本サービスは、1IDあたり月額500円にて提供します。契約は1ID単位ですので、企業におけるスマートデバイス導入計画に合わせたご利用が可能です。利用ID数の追加、削除は当社のお客様向け契約管理サイト「契約マイページ」から円滑に手続きできます。さらに、管理者様向けの専用サポートダイヤルを設け「たよれーるコンタクトセンター」で対応します。また、社内システム接続のため、VPNコネクターと接続アダプターをインストールした中継サーバー『どこでもワークプレイスボックス（DWPボックス）』をオプションとして提供します。

当社では、「どこでもワークプレイス」を小規模からご利用いただける価格体系で提供することで、中堅・中小企業のスマートデバイスのセキュリティ強化を促進し、安全な業務活用を支援します。

次年度には、Windows対応、クライアント証明書オプションリリースなどの機能強化を予定しています。