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第8回 叱る時は、過去の事まで持ち出して一緒に叱らない!
叱る時の基本ですが「現行犯」で叱って下さい。
一つの事象について集中して徹底的に叱ってあげて下さい。
よくあるケースですが、さんざん叱った後で
「そういえばこの前指摘したあの件、その後どうなっている?」
と違う話題になることがあります。
もしも、部下のその後の対応がイマイチだったとしても、その時に連続して2二つのことを一緒に叱らないで下さい。
何故かと申しますと、部下は異なる事象について同時に叱られた時、
「いったい今日は何について叱られたのだったかな・・・」
「よく分からないが、叱られた・・・」
などという状態になるのです。
叱られた事実は残りますが、具体的な正しい方向付けの指導部分は頭からすっ飛んでしまうわけです。
一番肝心な部分が抜けてしまうのです。
皆さんが全身全霊のパワーを使って本気で叱っているのに、受ける側がそのような受け取り方だったら効果がありませんし、ただむなしいだけになりますよね?
だから叱るときには一つのことに集中して、必ず現行犯で叱るようにするのです。
これ、必ず実践してくださいね。
みなさんの部下になり代わってのお願いです!
次回もお楽しみに。ご感想もお待ちしております。
4月25日(金)の更新予定です。
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