株式会社大塚商会
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手堅い得意先に恵まれた老舗印刷会社が、POD機を武器に攻めの営業に転じ、地域の隠されたニーズを掘り起こす

株式会社内田平和堂 導入事例

2011年9月取材

IT普及によるペーパーレス化進行で帳票類出力の受注が激減した株式会社内田平和堂。カラー印刷機の導入で新規の仕事を獲得したが、今度は印刷物の価格破壊に見舞われる。そこでリコーのカラーPOD機『RICOH Pro C901s』を導入し、営業方針の変換を果たした。

業種 製造業 従業員数 1〜100名
キーワード [設備投資] [地域密着] [事業領域拡大] [新規顧客開拓]

導入前の課題

  • メインクライアントからの受注減
  • ほぼ1社独占の状態だった売上構成
  • 価格競争が激化する業界事情

解決策

○ 小ロット・短納期・低コスト・高品質な印刷物を作製できるPOD(プリントオンデマンド)機を導入

システム導入:

導入による効果

  • 地域に密着した新規顧客開拓
  • 既存顧客の呼び戻しなど競争力が強化
  • アイデア次第で新たなビジネスチャンスが広がる可能性

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株式会社内田平和堂
株式会社内田平和堂 概要
業種
印刷業
事業内容
名刺やハガキ・封筒・伝票類、カタログや雑誌といった幅広い制作物をデザイン・レイアウトから印刷・製本・納品まで一貫生産
従業員数
10名(2011年9月現在)
ホームページ
http://www.h-uchida.co.jp/

本社の至近にある仙川工場。製版機や製本機も各種備えており、自社で一貫生産できる体制を整えている

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背景
電子化によって発注数が激減するが、設備投資により新たな仕事を獲得

東京都調布市で1923年(大正12年)に創業した株式会社内田平和堂は、急成長する得意先の帳票出力を一手に引き受けることで業績を拡大してきた。しかし、コンピュータの普及によるペーパーレス化が進み帳票類印刷の発注が激減。そこで7年前、カラーのオフセット印刷機を導入し、モノクロ主体だった仕事の幅を広げた。すると、得意先が運営する全国の社員食堂2,000カ所に、毎月送付するメニューフェアのポスター、および衛生管理資料や社内書類を、印刷から配送まで一括受託管理することになった。思い切った設備投資が大きな仕事を呼び込んだことは、その後の事業方針に大きなヒントとなった。

経緯
地域にアピールすることで新たな受注機会を増やす

オフセットカラー印刷機の導入で、新たな仕事をつかんだその矢先、印刷業界に価格破壊の波が押し寄せ、印刷単価は一気に下落していった。一方で、同社も新たな布石は打っていた。カラー印刷機導入と同時期に、地域に根ざしたビジネスに本腰を入れようと営業活動を始めていたのだ。営業部長の内田 眞一氏は、地元の商工会に加入し、内田平和堂という会社と自分自身を知ってもらおうと精力的に動いた。その結果、「地域経済を活性化させたい」と考えている経営者たちから、印刷物が必要な場合は「じゃあ、これは内田さんに頼みます」と言ってもらえるようになっていた。

葉っぱがくっついた造園業者の名刺、豚のシルエットにカッティングされた配布用メニューなど、これらの制作物はPOD機ならではのもの

ポイント
小ロット対応が必須だが、従来の印刷機では限界が

しかし、地元周辺で印刷物を手がけようとすると、企業数や組織規模の関係で、発注数はどうしても小量になる。7年前に導入したオフセットカラー印刷機では、まとまった部数の印刷物ならば安価に作れるが、小ロットの印刷物では割高になってしまい、納品までの時間もかかる。そこで同社はPOD(プリントオンデマンド)機導入の検討を始めた。別のメーカーのマシンの導入がほぼ決まりかけていたとき、20年近い取引がある大塚商会の担当者から「もう少しだけ待ってください」と言われ……。

導入効果と今後の展開
POD機という武器を携え、新たな可能性に挑む

小ロットの印刷物を短期で納めるという利点に惹かれて、疎遠になっていた既存の顧客も戻ってきた。また、オフセット印刷機ではできなかった新しい試みに挑戦できるメリットもある。ギミックのある制作物はその一例だ。プロモーション的な機能を兼ね備えたツールを作ることで、取引先にもアピールしやすい。7年前から地道に進めてきた地域に密着した営業活動に、POD機という新しい武器が加わった同社。オンデマンド印刷の小ロット&短納期という利点を活かして「究極は1冊からのオリジナル印刷」を目標に新たなニーズを掘り起こしていく。

オンデマンド印刷によって「1冊からのオリジナル印刷」が実現されると、デザイン作業はより重要になる

お客様の声をご紹介

営業部長 内田 眞一氏

「POD機は大きな可能性を秘めていますが、それもやり方次第でしょう。ありがたいことに、地域へのアプローチを始めてから新しいことに取り組む仲間が増えているので、挑戦を続けていきます」

大塚商会担当者からのコメント

「現場の声をフィードバックし、より良い製品の普及に役立てたい」

営業部長の内田 眞一氏は、非常に研究熱心な方です。『RICOH Pro C901s』に対しても、紙質とのマッチングなどを常に検証していて、その結果をフィードバックしていただいています。私の役割は、その結果をきちんとメーカーに伝えて、より良いPOD機の開発につなげていくことです。

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この導入事例で使われた製品・システム

2011年9月取材

(注)本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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