株式会社大塚商会
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メカニカルシールのパイオニア。3次元設計に本格的に取り組み、設計・製造の一気通貫を実現

株式会社タンケンシールセーコウ 導入事例

2010年12月取材

カーボンの取り扱いに独自ノウハウを持つ工業用メカニカルシールメーカーの株式会社タンケンシールセーコウは、新規事業の製品開発において3次元CAD『Autodesk Inventor』を導入し、設計や製造工程におけるデータの一気通貫を実現するなど、部門の垣根を越えた業務の効率化やデータの有効活用を成し遂げた。

業種 製造業 従業員数 101〜1,000名
キーワード [設計時間短縮] [品質向上] [データ連携] [フロントローディング] [部品流用]

導入前の課題

  • 新事業における設計効率と品質の向上
  • 製造業界が進める3次元シミュレーションソフトの導入

解決策

○ 相互データの連携が容易な2次元CADと3次元CADを導入

システム導入:

導入による効果

  • 部品データの標準化によって設計時間を大幅短縮
  • 3次元構造解析で設計品質を向上、手戻り減少
  • リアルな3次元イメージで各種コミュニケーションが向上
  • CAM連携による製造部門での図面データ管理の徹底

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株式会社タンケンシールセーコウ
株式会社タンケンシールセーコウ 概要
業種
機械部品製造業
事業内容
軸封装置(メカニカルシール、ABCシール)、機械用カーボン(シール部品、軸受、ボール)、圧力循環装置、圧力タンク、クーラー、ポーラスカーボンパッド等の製造・販売・アフターサービス
従業員数
197名(TANKENグループ256名/2010年4月現在)
ホームページ
http://www.tankenseal.co.jp/

カーボンを自社生産するメーカーとして、その新たな可能性の開拓にも取り組む

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背景
材料の扱いを得意とし、丈夫で長持ちするメカニカルシールを製造

株式会社タンケンシールセーコウは、カーボンを自社生産する世界唯一のメカニカルシールの専業メーカーである。メカニカルシールは、ポンプや撹拌機などの回転機械の軸隙間に装着して内部流体の漏れを防ぎ、石油精製、化学薬品、医薬品、食品、水処理などあらゆる産業分野で利用されている。同社は、その主要な材料として用いられるカーボンの研究・生産について独自のノウハウを蓄積している。さらに同社では、カーボン材の特性を活かした新製品分野の開発に注力している。その新製品の開発過程において、以前から利用していた2次元CADソフトの開発がストップ、サポート面でも制約が発生することから、3次元CADの本格的な運用を検討するようになった。

経緯
既存の2次元設計データの資産も活かせる製品を選定

同社では、2次元CADを併用しながら、3次元CADを活用していく方針を固め、相互のデータ連携がスムーズに行える2次元CAD『AutoCAD Mechanical』と3次元CAD『Autodesk Inventor』を採用。大塚商会の提案により、それまで利用してきた2次元CADのデータ資産を、変換ソフトを介して流用が可能になることも製品選定の重要な決め手になった。

ポイント
大塚商会の協力で、社員へのシステム研修と運用ルールづくりを実現

同社では、将来的に3次元データを製造・加工プロセスにも受け渡して、設計から生産まで一貫して活用し、業務のスピードアップや製品の品質向上につなげるという目標があった。そのためには設計者だけではなく、製造部門や加工部門などのスタッフにも、3次元CADの基本的な使い方やデータの活用方法を覚えてもらう必要がある。そこで、大塚商会のCADスクールを関連部門のスタッフに受講させた。
また、3次元設計を全社展開するためには、新たな運用ルールづくりも必要になるが、大塚商会の細やかな助言により、発生する難題も次々に解決していく……。そして、カーボンの特性を活かした新規事業の製品開発から、3次元CADの運用をスタートさせた。

『Autodesk Inventor』の構造解析機能を活用することが手戻りの減少にもつながった

導入効果と今後の展開
導入当初、丸1日かかっていた設計業務がわずか2、3時間で完了

3次元CADで部品データの流用が可能になったことで、設計がわずか2、3時間で完了するなど、業務時間が格段に短縮。試作品の構造解析も可能になり、形状の最適化が図れることで手戻りも減少した。またリアルな3次元イメージを用いたプレゼンテーションで、より顧客とのイメージ共有が図れるようになり訴求力もアップ。ほかにもCAD/CAM連携による製造部門へのデータ活用など、新規事業の製品開発において3次元CADのメリットをあらゆる部門で享受している。

設計・製造・加工の各部門が一丸となって3次元データの活用に取り組んだ

お客様の声をご紹介

取締役製造部長 兼 研究開発部長 山内 祐二氏

「2011年にサービス拠点を上海に開設する予定ですが、そのすぐ近くに大塚商会さんの現地法人があるので、通信インフラなどを整備するうえで大きな安心感があります。これからも、さまざまな面で当社のビジネスをサポートしていただきたいと考えています」

製造部管理課 係長 大畑 一夫氏

「大塚商会さんは単に3次元CADを販売するだけではなく、導入したソフトの使い方やデータの活用方法などもアドバイスしてくれるので、とても頼りになります。今後は、生産管理システムなどと連動したソリューション提案に期待しています」

技術部技術課 主任 長妻 忠浩氏

「設計者にとってCADは、いわば紙と鉛筆のようなもの。いろいろな人が使えるように、価格面でもう少し手軽に導入できるようになるとありがたいです。そうすれば、データの活用がよりいっそう広がると思います」

技術部技術課 副主任 藤本 紀明氏

「大塚商会さんのCADスクールにも参加させてもらいましたが、個人的には、保守サービスの『たよれーる』がとても役立っています。何か分からないことがあると、電話で気軽に教えてもらえるので、非常に助かっています」

大塚商会担当者からのコメント

「『Autodesk Vault』を有効活用し、図面管理の効率化にもチャレンジ」

株式会社タンケンシールセーコウ様は、お客様ごとに仕様の異なる一品一様の図面を描かれることが多いので、大量の図面を管理しなければいけません。そこで『Autodesk Vault』を活用し、データの不要な上書きや消去を抑制しています。結果、管理の効率化とともに、新製品の開発期間を大幅に短縮しています。

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この導入事例で使われた製品・システム

2010年12月取材

(注)本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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