株式会社大塚商会
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デジタコ機能の活用で冷凍食品輸送中の温度管理を高精度化。労務管理と安全運転にも役立てる

株式会社エヌ・シー物流 導入事例

2010年12月取材

新デジタル式タコグラフの導入により、輸配送中の温度管理精緻化を図った株式会社エヌ・シー物流。多様なデータを記録し、活用する新システムの導入は、取引先からの信頼向上をはじめ、社員の意識にも大きな影響を与えた。

業種 運輸・通信業 従業員数 1〜100名
キーワード [安全運転評価] [品質管理] [在庫レス] [在庫費用圧縮] [解凍事故] [人事評価] [ジャストインタイム]

導入前の課題

  • 解凍事故を防ぐ冷凍食品輸送時の温度管理の厳密化
  • 法令に基づく飲酒検査体制の整備

解決策

○ デジタコが記録する各種データをフル活用するシステムを構築

システム導入:

導入による効果

  • 輸配送中の温度変化の記録と可視化を実現
  • 客観的評価に基づく公平な人事労務管理を実現
  • 安全運転に対する意識の高まり

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株式会社エヌ・シー物流
株式会社エヌ・シー物流 概要
業種
運送業・倉庫業
事業内容
冷凍食品の輸配送と冷凍・冷蔵倉庫での保管
従業員数
40名(2010年12月現在)

冷凍・冷蔵倉庫(4棟)と冷凍車(18台)を自社保有。業務用冷凍食品を全国各地に輸送・配送する

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背景
輸送の小口化が生んだ、荷室温度管理に関わる課題

大阪市此花区桜島に本社を置く株式会社エヌ・シー物流は、業務用冷凍食品の保管と輸配送に携わる物流企業だ。4棟の冷凍・冷蔵倉庫と18台の冷凍車両を自社保有し、運輸と保管を一体化した物流サービスを提供することに加え、冷凍食品に対する専門的な知識や豊富なノウハウで、創業以来、取引先からの高い信頼を得てきた。
昨今、流通・小売企業においては製品や原材料の在庫量をぎりぎりまで減らす取り組みが加速。物流業界に対しては、必要なときに必要な量を配送してほしいという要望が増え、さらに到着時間の厳密化も求められている。単純に考えれば、小口輸送によって1件当たりの配送量が減れば、1運行当たりの配送件数は増加する。それによって、荷室扉の開閉頻度が高まれば、荷室の温度管理がいっそう難しくなる。近年「食の安全」が叫ばれる中、輸送中の温度管理は同社ビジネスの試金石になろうとしていた――。

車載されたデジタルタコグラフ。エンジン回転センサ、車速センサ、温度センサ等の計測値を記録する

経緯
選択の決め手は、機能と充実したサポート体制

導入以来、10年以上が経過したデジタル式タコグラフのリプレースに向けた検討が開始されたのは2009年のこと。その際、アルコールチェッカーによる飲酒検査システムとの連携と、荷物室内の緻密な温度記録が可能であることが要件に加えられた。数社の提案を入念に検討した末に採用されたのは、大塚商会から提示された運行管理システム『TacMan』と動態把握システム『TacWeb』を中核にしたソリューションだった。トータルシステムとしての優秀性と手厚いサポート体制が整っている点が決め手だった。

アクシデント発生時の映像を記録するドライブレコーダー。事故原因究明のため、前方に加え、運転席側の映像も記録

ポイント
安全運転とCS向上に向けたデジタコ活用の工夫とは?

デジタコが記録する各種データを有効活用する『TacMan』は、導入する各社のニーズに即したカスタマイズが可能。同社では、運転日報の自動作成や荷室の温度記録といった標準機能に加え、「集荷・荷卸件数、ケース数の集計機能」「安全運転評価点の表示」というカスタマイズを行っている。
これによって業務実績が明確に数値化され、客観的で公正な評価指針がドライバーへ示せることで、安全運転に対する意識改革を促すことが可能になり、ひいてはお客様へのサービス向上につながった。

『TacWeb』によって、トラックの現在位置をリアルタイムで把握できるようになった

導入効果と今後の展開
猛暑で導入効果を発揮。懸念を信頼向上に変えた新システム

システムの実力は、2010年夏の猛暑において実証された。「輸送中に解凍事故が生じた可能性がある」と問い合わせた荷主に対し、『TacMan』が記録した緻密な荷室温度データレポートを提供。荷主の懸念を払拭するだけでなく、信頼が増す結果へとつながった。同社は今後、電子メールやWebシステムによる、受注業務のオンライン化など積極的なIT導入を進め、受注促進や営業力の強化、同業者との連携を図っていく考えである。

2011年4月の義務化に先駆け運用開始したアルコールチェッカーの測定値は、『TacMan』の運転日報上に印字される

お客様の声をご紹介

管理部 部長(物流技術管理士)丸本 政晴氏

「中長期的な運用面で見れば、窓口は一元化できた方がこちらにとっても有利。システム全体を任せられる大塚商会さんの存在には大いに助けられています」

物流部 部長 吉松 敏幸氏

「気象条件等の理由で、運行に大幅な遅れが生じることがあります。その際、トラックの正確な現在位置を把握できるようになったことも新システム導入の成果の一つです」

大塚商会担当者からのコメント

「積極的にITを導入し、社内外の“人間”を大切にする姿勢」

冷凍食品の保管・輸配送専門企業である株式会社エヌ・シー物流様は、社内制度の変更と同時に、ITから得られる数値を活かして、運送管理と安全運転の徹底を実現されています。同社の荷主からの信頼だけでなく、ドライバーの働きやすさにも配慮する姿勢がとても印象的でした。

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この導入事例で使われた製品・システム

2010年12月取材

(注)本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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