読み方 : ぶるーとぅーす
近距離無線データ通信の規格。10メートル以内の距離に置かれた複数の機器が、最大1Mビット/秒の速度でデータをやり取りできるようにする。東芝、米インテル、米IBM、フィンランドのノキア、スウェーデンのエリクソンといった日米欧の大手メーカー5社が1998年5月に設立した団体であるBluetooth Special Interest Groupが規格を定めた。
データ通信の方式として、やり取りするデータを小さな単位に分割し、それぞれを異なる周波数帯を使って次々と送信する「周波数ホッピング」を採用している。データ通信を開始してから終了するまで同じ周波数帯を使い続けないため、第三者によるデータの盗聴や改ざんを回避できる。このほかBluetoothには、通信モジュールを小さく開発できたり、通信時の消費電力を少量に抑えられたりするという利点もある。
一方で、電波干渉によって通信速度が低下するという短所もある。Bluetoothは無線LANや電子レンジなどと同じ2.4GHz帯の電波を使ってデータ通信を実行する。このため無線LANが設置された場所でBluetoothによるデータ通信をしたり、Bluetoothを使ってインターネットに接続している最中に電子レンジの電源を入れたりすると、電波が干渉して通信速度が1Mビット/秒よりも遅くなるとされている。
出典:日経コンピュータ「情報システムハンドブック」(C)日経BP社 2010.1.1更新