読み方 : くらうどこんぴゅーてぃんぐ
インターネット経由で「柔軟な情報システム」を利用可能にする技術やサービスの総称。利用者はネットの向こう側にある、アプリケーションソフトや基本ソフト、ハードウエアを必要な時に、必要なだけ使える。ネットをクラウド(雲)と呼ぶため、この名称が生まれた。
利用できる機能の種類によって、SaaS(Software as a Service、アプリケーションを利用)、PaaS(Platform as a Service、開発実行環境を利用)、IaaS(Infrastructure as a Service、サーバーやストレージなどハード資源を利用)といった名称を使い分けることもある。一企業が拠点や関連会社に共通サービスを提供する仕組みをプライベートクラウドと呼ぶこともある。
ただし、こうしたサービスの多くは「クラウド」という言葉が登場される以前から存在していた。新しい言葉を冠するにたる新しい点は、基盤技術にある。例えばグーグルは、同社のSaaSやPaaSを実現するために、従来とは異なるファイルシステムや基本ソフトを新規開発した。マイクロソフトもPaaSであるAzureを提供するために基盤技術を新規に用意した。
企業にとってみると、新しい基盤技術の上にすべてのシステムを載せ替えることは簡単ではない。だが、必要なアプリケーションごとにクラウドを利用することは十分可能である。
出典:日経コンピュータ「情報システムハンドブック」(C)日経BP社 2010.1.1更新
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