SEとの付き合い方

最近、フィットギャップ分析の支援やプロジェクトマネージャの支援でSEと協同作業する機会が増えています。
そのときに感じるのは、「SEはコミュニケーション力が足りないな」ということです。
もちろん、技術力だけでなくコミュニケーション力も高いSEはいますが、総じて技術力はあるがコミュニケーション力が不足している傾向にあるようです。
SEと打合せを行ったときに「説明を聞いてもわからない」、「資料がわかりづらい」等の経験をお持ちのお客様は多いのではないかと思います。
SEに対して直接指摘できず我慢しながら打合せを行っているお客様が増えないように、集合教育やOJT教育を行っていますが、まだまだ十分ではないと自覚しています。
SEとのコミュニケーションが十分でないと感じられたときには、ぜひともお客様からご指摘いただけるよう、お願いする次第です。

SEの説明がわかりづらい原因は、大きく3つあると思っています。

1つめは、専門用語や難しい言葉を多く使うことです。確かに情報システムを説明する際には、専門用語や難しい言葉が必要になる場合は多いと思います。
しかし、それをわかりやすく説明することが、プロの仕事です。
ぜひとも、「私たち素人なのだから、もっとわかりやすい言葉で説明してください。」とおっしゃってください。

2つめは、知っていて当たり前と思っている説明を省いてしまうことです。
これはパッケージシステムの基本機能だから知ってて当たり前、それを前提に話を進めるSEがいます。
お客様としては、唐突な説明であまりよく理解できないことになります。
しかし、一生懸命説明してくれたから、あとは自分たちでやってみようという場合がございませんか。
ぜひとも、「今の説明は理解できなかったので、基本的なところから説明してください。」とおっしゃってください。

3つめは、わかりづらい資料を提示される場合があることです。
日本語の使い方がうまくない、資料の体裁を気にしない、というSEの特徴がわかりづらい資料の背景にあります。
仕様書を書くことは上手だが、お客様への説明資料を作るのが苦手なSEは多いようです。
お客様に理解してもらいたいがために、まわりくどい表現になってしまったり、結局なにを言いたいのかわからない文章になってしまう場合があります。
また、資料の体裁がよくないためにストレスを感じることもあるかと思います。
例えばExcelの資料において、変な改行が入る、文字がセルからはみ出ていて尻切れになっている、行の高さが不ぞろいである等です。
ぜひとも「もっとわかりやすい資料にしてください。」とおっしゃってください。

コミュニケーションは、キャッチボールだと思っています。
キャッチボールがうまくできてこそ、お客様とSEが良好な関係になります。良好な関係になれば、システムの稼働がよりスムースになります。
SEも頑張っていますが、ぜひとも、お客様のご不満をご指摘いただけますようお願い申し上げます。

次回は11月18日(月)の更新予定です。

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この記事の著者

株式会社大塚商会 コンサルタント

藤橋 勝義

昭和57年入社。アプリケーションSE、プロジェクトマネージャーの経験を活かして、業務改革、IT導入支援、内部統制、IFRS対応などのコンサルティング業務に従事。
公認IFRSスペシャリスト、上級内部統制管理士、プロジェクトマネージャー、アプリケーションエンジニア、データベーススペシャリスト

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