第3回 叱るときは具体的に

あいまいな言葉で抽象的に叱るのは効果が薄いのでよくありません。
具体的な行動や態度を言葉にして叱ってあげてください。

最近、言葉の使い方が乱雑になっている影響かも知れませんが「大雑把な言葉」が横行しているように思います。
叱るときも大雑把な言葉では効果が薄いのです。
特に「いつものワンフレーズ」で事を済ませるのは良くありません。例えば「だらだらするな!」などは最悪ですね。
せめて、「ビシッとした姿勢でお客様に応対しろ!」と叱ってほしいのですが、これでも実は良くありません。
中身が空っぽです。
叱られた本人は「はい、わかりました。以後気をつけます」と答えるでしょうが、おそらく何もわかっていないし、何を具体的に指摘されて叱られたのかわかっていないと思います。

もっと具体的に叱ってあげてください。

例えば、「君のお辞儀の仕方では印象が悪いよ。背筋を伸ばして、しっかり腰を曲げてお辞儀をしろ!」と叱るのが効果的ですね。
実際に見本を見せてあげるのがよいでしょう。

具体的に何をどのように修正すべきかを指摘してあげるべきです。
ここで重要なのは、叱った理由を述べるだけではなく、具体的に「このようにすべし」を与えてあげることが重要なのです。

自分自身でどのようにすべきかを考える力が無い人にはこの指導方法が効果的です。
自分が叱られると考えればこの理論はよく理解できると思います。

頭ごなしに「いつものワンフレーズ」で叱っていませんか?
点検してみてください。

次回は11月29日(金)の更新予定です。

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この記事の著者

株式会社NIコンサルティング コンサルティング本部長

世古 誠

滋賀大学経済学部卒業後、大手電気メーカー関連会社で半導体関連事業の営業担当として活動。トップセールスマンとして活躍する傍ら、営業支援システム構築のプロジェクトリーダーとして営業改革・営業関連システム導入に自ら取り組んだ経歴を持つ。
現在、NIコンサルティングのコンサルティング本部長として、常にお客様の視点を忘れることのない「コンサルティングセールス」の実践をモットーに、お客様の営業現場での改革を重点的に取り組んでいる。特に「叱り方講座」はマスコミでも取り上げられている人気の講座となっております。
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