第8回 中国における携帯電話事情

今や中国も携帯電話社会。総人口の7割以上の方が持っていると言われています。
日本のように1人で2台、3台持っている方も多く目にするようになりました。

中国の人口は約13億人、世界最大の人口を擁する巨大マーケットに、日系・欧米・韓国・ローカル企業が激しい価格競争を繰り広げています。iPhoneやNOKIA、SONY Ericsonなどが人気です。

携帯電話端末の費用は、日本と比べると高額で、安いものでも600RMBぐらいします。iPhoneなどのスマートフォンでは5000RMB以上するものもあります。

高額にもかかわらず、中国では給料の倍もする携帯電話を購入する人が多く、一種のステータスのようなものに感じます。
ここぞとばかりに見せびらかす姿を見ると、何だかかわいくさえ思えます。

ただ、これだけ高額になるとスリや偽物も多数出回っているので十分注意してください。実際に私も現地駐在中にスリに遭ったことがあります。
また街中では怪しい売り子が外国人を見ると、近づいてきては「携帯どうですか?」とささやかれます。
十中八九、盗品と思われますが、あれだけ街中にたくさん居るということは、需要があるのでしょう。
おそろしや中国パワーですね。

SIMカードについては、いくつかタイプがあるので、以下に列記します。
※最新情報は随時変動するため、お申し込み時に各種契約プランの確認をしてください。

【1】全球通カード 2G
基本料金があり、ビジネス向けのカードになります。一般的に料金は後払い。外国人が取得する場合、保証人や保証金が必要になります。

【2】神州行カード 2G
プリペード式カードなので、保証人など必要なく購入が可能。コンビニや携帯ショップなどで販売されています。(このカードの中にも基本料金が発生するメニューのモノがあるなど、利用用途に応じて選択いただけます)

【3】UNICOM(中国聯通)WO3Gカード
基本料金があり、データ通信可のカードになります。WCDMA方式。iPhone利用の場合はこちらのカードを利用します。

【4】Chaina TELECOM(中国電信) E9カード(3G)
基本料金あり、データ通信可のカードになります。CDMA2000方式。

【5】China Mobile(中国移動)3G
基本料金あり、データ通信可のカードになります。TD-SCDMA方式。中国独自規格のため、データ通信時にアクセスできない日本のサイトが多いという噂もあります。海外製品の携帯は対応していないケースがあるので注意が必要です。

次回は次回は8月23日(木)の更新予定です。

この記事の著者

株式会社大塚商会 プロダクトプロモーション部 新規・海外ビジネス課

劉 俊輝

中国国籍を持つが日本生まれ日本育ち。2003年から中国に赴任。大塚商会の中国法人上海・蘇州・大連を立ち上げ、7年の任期を終え2010年7月に日本帰国。中国進出する日系企業様に対し、ハードソフトの現地調達、ITインフラ構築、保守サポートなど1600社を超えるお客様のサポートに従事。

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