第3回 中国での生活(病院編)

第3回目は、生活面でのお話(病院編)をさせていただきます。

中国に赴任した駐在員でしたら誰もが経験する体調不良。慣れない土地での生活や、激務によって健康が損なわれることも多いと思います。

私も赴任中には、腹痛や風邪など軽いものから、帯状疱疹という長期治療が必要な病気にかかった経験があります。人によっては現地で手術をされた方もいらっしゃいますが、話を聞いているだけでやはり怖いですね。通訳は付くものの、実際には成すがまま、されるがままですので・・・・

私自身、中国駐在中に何度か病院に行きました。病気になった時に困ったのが、どこの病院に行ったら良いのかわからない、ということでした。幸い、弊社では会社で保険が用意されていた為、保険適用で受診できる日系の病院をフリー雑誌で調べ、治療を受けて事なきを得ました。大都会上海などでは、日本語が通じる病院がいくつかある為、比較的安心して病院に行けましたが、地方に行くとサービスレベルもマチマチです。

ある地方都市に行った時のことです。歯がどうしても痛くなり、医者にかかると、通常歯科に関しては海外保険適用外ということにも関わらず、闇ルートで保険適用してくれる、と病院側から説明がありました。日系の雑誌にも掲載されていた病院だったので安心していましたが、闇ルートで保険適用と説明されると、ちょっと心配でしたね。

後で色々な人に伺うと、結構そういったことが横行していると知りました。驚きです。いったい日本の保険会社にいくら請求されているか分かりません。会社で保険加入の場合、次年度更新の費用が高くなっていれば、確認した方がいいかもしれません。

予防接種を打つ際、病院の先生から「日本製は300RMB、中国製は30RMB、どちらにしますか?」といった質問を受けたことがあります。おそらくほとんどの駐在員は300RMBの方を受けるでしょう。私もその一人です。

しかし、現在日系の医薬品メーカーも数多く中国に進出しており、現地での販売に力を注いでいるため、30RMBの中国製でもいろいろな種類が出てきているようですので、値段だけで判断するのも良くないかもしれませんね。

日本でおなじみの医薬品や衛生用品なども、中国で販売されています。熱が出た時などに、おでこに張るシートや寒い時に使うカイロなど、中国のスーパーなどで売られているのをよく見ました。パッケージなどは中国ですが、やはり体の調子が万全でないときなどは特に、日本企業のものは安心しますね。今まで以上に日系企業が中国での活躍・成長を祈ると共に、私もできるだけ多くの現地進出のお手伝いを頑張っていきたいと思います。

<余談>
日本人の方が中国で出産される時の話を聞いたことがあります。賄賂が当たり前の中国。出産する病院を決めてからが大変なようです。訪問のつど、先生や看護婦に土産を持っていかないと酷い対応になる為、ここでの人間関係作りが重要だとか・・・
富裕層向けのサービスもあるようです。別格に出産の入院費なども高いものの、日本よりも進んだ医療やサービスが受けられるといった話も聞いたことがあります。1回の出産に100万円以上だとか。格差社会という言葉が頭に浮かんだ瞬間です。

次回は3月15日更新予定です。

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この記事の著者

株式会社大塚商会 プロダクトプロモーション部 新規・海外ビジネス課

劉 俊輝

中国国籍を持つが日本生まれ日本育ち。2003年から中国に赴任。大塚商会の中国法人上海・蘇州・大連を立ち上げ、7年の任期を終え2010年7月に日本帰国。中国進出する日系企業様に対し、ハードソフトの現地調達、ITインフラ構築、保守サポートなど1600社を超えるお客様のサポートに従事。

中国駐在経験から得た中国ビジネスのポイント バックナンバー

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