第39回 眼球の違い

同じものを観ても、人によって同じ様には見えません。
例えば、同じ赤い物を観たとしても全く同じ赤色には見えません。
それぞれの眼球には、違った特性があるからです。

また、日本人にとっての『犬』と英語圏の人にとっての『dog』は微妙に違うものでしょう。
プレイリードッグは『dog』ですが、私たち日本人の多くには『犬』には見えないのではないでしょうか?
その人の持っている性質や性格、育ちや立場などによってすべては違って見えているのです。

ですから、経営トップは、絶対に自身が思っているのと同じ様には、とらえられないことを前提に言葉をかけなければなりません。
理念や方針についても、手を変え品を変え、工夫して解説していく必要があります。
さまざまな場面で、言い方を変えたり、色々な例を挙げたりしながら理解のレベルの統一を図っていくのです。

先日、ある物流企業の経営トップと一緒にクレド(企業の信条や行動指針を簡潔に記したもの)を作りました。
40数個の項目が挙がりました。
できるだけ解かりやすく、意図が伝わるように文章を工夫しましたが、前述のとおりだれが見ても同じく見えるというのは、絶対に無理です。

大切なのは、このクレドの項目について、これからずっと折に触れて解説していくことです。
その場は、朝礼、会議、社内研修、社内報、ブログなど、解説できるすべての機会です。
そうやって、やっと想いが伝わっていきます。

参考:クレド朝礼 物流企業経営研究会「ズバロジ」(株式会社船井総合研究所 Webサイト)

次回は9月11日(火)更新予定です。

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この記事の著者

株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント

橋本 直行

物流企業の業績アップ専門コンサルタント。ホームページやDMを使った案件発掘マーケティングや、同行営業などの実践的サポートを得意とする。物流企業経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。
FUNAIロジスティクスソサエティ
橋本 直行 Webサイト

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