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第71回 顧客が見えれば
茨城県水戸市本社の食品物流企業の雄、茨城乳配では、四半期ごとに、各営業所から女子社員の代表者を集めて、「女子事務改善委員会」を実施しています。
主催者である同社副社長、吉川国之氏のブログの直近の回の開催報告記事に、とてもすばらしいコンテンツが紹介されていました。
それは、自社の主要顧客企業の業務特性や、取引開始の経緯などの説明です。
吉川副社長は、これらの情報の共有が不足していると感じていたため、この機会に、話をしたと述べています。
その結果、参加者からは、実際の接客や電話応対、トラブル時の初期対応の参考になるという声が上がったそうです。
おそらく、モチベーションも、アップしたのではないでしょうか?
これに関しては、先日、弊社でも同様のことがありました。
普段は事務所にいる弊社の研究会事務局スタッフを、視察セミナーの機会に、会員企業の事業所へ連れて行きました。
その日の彼女の日報の一部を転載します。
自分としては、会員様に訪問できたのが、とてもうれしかったです。
実際に、その会社の社員様の顔を見られたのがよかったです。
この会員様の会社にはこんな方がいて、こんな風に働いているんだ、自分の仕事は、会員様に研究会に参加してもらい、会社の実績を上げ、社員様、その家族、そして地域を笑顔にしていくことに関わっているんだ・・・と、強く感じました。
自分の仕事の大きさ、そして楽しさをどーーんと受け取った視察セミナーでした。
「誰のために」、「何のために」が見えると、やる気が出ます。
次回は7月30日(火)更新予定です。
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