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第2回 ハローワーク活用のポイント
幹部未満の人材を採用する際に、私がまずおすすめする手段は、ハローワークです。
しかし、人材を募集するにあたって、「ハローワークは、あまり有効な手段ではない」と考えている採用担当者は、多いようです。その理由は、「よい人が応募してこない」、「そもそも応募数が少ない」などでしょう。しかし、実は、やり方次第なのです。
ハローワークを使って、満足のいく成果が得られていないケースのほとんどは、求人申込書の書き方に、問題があります。この書類を、一所懸命に、熱くしたためないから、熱い人材が多数応募してくる、熱い状態にならないのです。
まず大切なのは、各項目の記載欄には、目いっぱいの字数を入れ込むことです。ほとんどの企業は、各欄を埋め切っていません。ここで、アピール力に、大差が出ます。そして、それらの文章は、できるだけ懇切丁寧に、解かりやすく、書くことです。
特に、「仕事の内容」の記載欄は、業務内容がイメージできるように、できるだけ易しく書く必要があります。
例えば、地域密着型の運送会社、O運送社は、この欄を次のように埋めています。
「●●エリアの中小企業様(工場・倉庫など)をまわって、主に2トントラックで(4トンもあります)、荷物を配達・集荷する仕事です。重い荷物は、フォークリフトを使って積み卸ししていただきます。お客様のところで、元気に挨拶ができ、楽しくコミュニケーションできる人ならピッタリです。しっかりした新人教育制度がありますので、安心してお問い合わせください」
どうでしょうか?業務内容が、ありありとイメージできませんか?
求職者志向で臨めば、必ずよい成果が出せます。
次回は「第3回 自分でできる最低限のSEO対策 」です。(12月20日更新予定)
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