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第72回 尊敬に値する取引先
ほぼすべての人は、できれば、つきがあり、繁盛している企業や店と付き合いたいと感じているでしょう。
その理由は、「それだけ繁盛しているからには、きっと価値があるのだろう」といった推測からだけではありません。
人は、つきの根拠である、その企業のすばらしい取り組みを目や耳にしたとき、惹かれるのだと思います。「自社も、こうありたい」と思えるような、モデルにすべき、尊敬に値する取り組みを知ったとき、人は、その会社と付き合いたいと思うのではないでしょうか?
そこには、同志候補として呼応しあうものがあります。
ですから、自社が、世のため人のため、顧客や社内をよくするためにがんばっている活動は、積極的に、外部へ発信していくべきです。
例えば、愛知県刈谷市に本社を置く愛東運輸は、Webサイトに「愛東動画」というコーナーをつくり、奉仕活動や合同ミーティング、新人教育、そしてユニークな朝礼などのムービーを公開しています。それらを視ると、「すばらしい会社だな」と感じます。
また、社内勉強会や前述の朝礼の見学会も開いており、モデルとなる取り組みがされていることをうかがわせます。
この感覚は、同志候補の顧客が問い合わせをしたくなる大きな要因になると思います。
次回は9月上旬の更新予定です。
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