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第23回 よい人材を推薦してもらうためには
ハローワーク、高校の進路指導部、大学の就職課やゼミの教授などから、よい人材を紹介・推薦してもらうためには、二つのポイントがあります。
一つは、足しげく通って、熱意を伝えることです。
自社の会社概要や業種・業態、職種、そして求める人材像について知ってもらい、マッチしそうな人材がいたら、いち早く知らせてもらえるような人間関係をつくることが、重要です。
そのため、採用に力を入れている会社は、何度も訪問するのはもちろん、その間も電話や手紙、メールなどの報告・連絡を密にしています。
もう一つは、採用後の報告を、定期的にすることです。
特に、高校の先生や大学教授は、教え子の就職後の状況を案じています。その心配を払拭するため、その後の様子を知らせるのです。
例えば、高卒社員の新規採用に力を入れているS運送倉庫では、高校向けの月刊ニュースレターに、新卒採用者の仕事振りがうかがえる内容の記事を掲載しています。高校の進路指導の先生は、それらを読んで、教え子が成長した様子を知り、安心するのです。
安心できる会社なら、また紹介・推薦をしたくなります。
次回は5月15日(火)の更新予定です。
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