第4回 ~有益な補助金ネタをいかに取るか~ 「補助金情報ネットワーク」を構築する!

前回のコラムでもお伝えしたとおり、補助金は公募されたとしても、ほとんどがその補助金の窓口団体のホームページなどで掲載されるだけで、その他に積極的にPRされることはほとんどありません。

また、公募されてから1~2週間は公募条件などが変更されることがあります。
従って、いかに早く、そして正確に自分が欲しいと思っている補助金の情報をキャッチできるかが非常に重要となるのです。

しかし、実際にそれらの情報を自身で集めようとすると現実的に無理があります。
国の省エネに関する補助金だけでも50近くあり、各地方の情報も含めると情報量が膨大すぎるため、整理ができないのです。

従って、日ごろからそのような情報に詳しい専門家や、同じビジネスモデルを展開する同業者の仲間を作り、情報を共有できる体制を構築しておかなければなりません。

それでは、その体制はどのように構築するのか。具体的には以下のようなものが挙げられます。

  • 補助金申請代行者が運営しているメルマガへの登録
  • 補助金ポータルサイトのブックマーク
  • 同業者組合での連携

ちなみに、私は実は補助金に特化したビジネスを手がけているわけではありませんが、もちろん、補助金申請代行の企業様のメルマガに登録し、補助金のポータルサイトは週に1回くらいはチェックしています。
また、日ごろ仲良くしている照明や空調関連などのメーカー様とは会うたびに「最近いい補助金ありますか?」「取りやすいやつってどれですか?」「今年はどれが取りやすかったですか?」と情報をいただいています。

船井総合研究所では、建設業・設備工事業向けの省エネビジネスに特化した「省エネビジネス研究会」というものがございます。
ここでは、補助金申請のプロをゲスト講師として招き、最新の補助金情報に関してのお話をいただいたり、実際に補助金を活用している会員企業様の成功事例や、失敗事例も共有できるため、会員の知識が加速度的に増えていきます。

うまく補助金を活用できている企業様はほとんどが何らかの情報源と繋がり、自然と情報が入るようにしています。まずは仲間作り、そしてお互いの情報共有から始めましょう。

次回は12月20日(木)更新予定です。

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この記事の著者

株式会社船井総合研究所

林 信吾

熊本県出身。国立熊本電波工業高等専門学校(現:熊本高専)卒業。早稲田大学大学院 環境エネルギー研究科修了。船井総研入社後はIT企業、環境系産業財・生産財企業(製造業・商社)のマーケティング・営業戦略構築に携わる。その後、環境エネルギー分野のコンサルティング業務に着手し、排出権取引、異業種からの環境エネルギー分野参入のためのビジネスプロデュース活動などを手がける。現在は電気工事業(設備工事業)の省エネ・節電ビジネス参入支援に注力している。

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