第1回 ~事前準備で90%決まる!~ 事前に「お客様内部データ」を獲得しよう!

はじめまして、株式会社船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループの林信吾と申します。
今回から数回に分け、省エネ・節電ビジネスにおける補助金の活用手法をお伝えいたします。
ここでご紹介させていただく手法は、特に新規顧客開拓の難しいとされている設備工事業(建設業)の皆様に是非お読みいただきたい内容です。

さて、早速ですが以下のフローをご覧ください。
こちらは、昨年度末に急遽(きゅうきょ)、補正予算により出された補助金「建築物節電改修支援事業費補助金」の概要公開から、公募までのスケジュールです。

上記のとおり、突発的な補助金は、概要が公開されてから公募されるまで実質1ヶ月もありません。
また、一般的に補助金はその公募窓口となる団体のHPなどで公表されるだけで、特にそれ以外の告知はありませんので、どんなに情報収集能力が長(た)けていたとしても、補助金情報が公開されてから、その補助金が公開されていることを知るまで1週間はかかるでしょう。
ですからこのような補助金の場合、実質、半月強しか公募開始まで時間がありません。
従って、いかに補助金が公開される前に、補助金を申請できるような状態を作り上げておけるかが非常に重要になります。

では、どのようにしたら毎年決まって公募されるような補助金はもちろん、突発的に公募される補助金を獲得することができるのでしょうか?

結論として、抑えるべきポイントは三つです。
下記1~3を日ごろの営業を通して実施しておく必要があります。

  1. お客様の主要設備の機器台帳を獲得しておく!
  2. エネルギーデータ(電力・ガス・水道使用量など)を獲得しておく!
  3. 毎年出ている補助金の中から、どの補助金がお客様に最適か選定しておく!

これにより、補助金の獲得確立は格段に上がりますし、何より、公募期間中に慌てて資料を整理・作成する手間と労力が必要なくなります。
(補助金を獲得するためにほかの業務の予定が狂ってしまい、ほかのお客様に迷惑をかけてしまっては元も子もありませんよね)

補助金獲得のためには、単純なモノ売りはやめ、お客様の困りごとを解決するためのパートナーとして時にはお客様の会社の一員として上記を代行してあげる位の行動が求められるのです。

次回は、具体的に上記1~3をどのようにして獲得していくのか、ご紹介いたします。(9月20日(木)更新予定です。)

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この記事の著者

株式会社船井総合研究所

林 信吾

熊本県出身。国立熊本電波工業高等専門学校(現:熊本高専)卒業。早稲田大学大学院 環境エネルギー研究科修了。船井総研入社後はIT企業、環境系産業財・生産財企業(製造業・商社)のマーケティング・営業戦略構築に携わる。その後、環境エネルギー分野のコンサルティング業務に着手し、排出権取引、異業種からの環境エネルギー分野参入のためのビジネスプロデュース活動などを手がける。現在は電気工事業(設備工事業)の省エネ・節電ビジネス参入支援に注力している。

電気・設備工事業が補助金を活用した省エネ・節電ビジネスレポート バックナンバー

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