失敗しないERP導入

ERP導入のポイントとして体制作りと上流工程の重要性について考えました。本章ではさらに踏み込んでERP導入を成功させるために何が必要なのか、失敗しないために何をしなければならないかを考えたいと思います。

失敗しないERP導入のための3つのポイント

ポイント1:コンサルティング担当者の能力評価指標

まず、数あるERPシステムの中から選定するという作業があります。いくら上流工程で業務改善を実施しても、フィッティング作業が不充分な場合は、不適合箇所が増加していきます。

「フィッティング作業が不充分」ということは、システムの運用方法によるカバーができないかという検討(工夫)がなく、表面的な機能比較でのみ作業を進めるような場合が相当します。どれだけ優れたERPシステムであっても、このフィッティング作業の品質如何では、全く使えないシステムに変身してしまいます。

つまり、ERPシステムを提供するSIerの体制、フィッティングコンサル実施者(グループ)の能力に負うところが大きくなるということです。しかし、選定段階で見極めることは非常に難しい作業です。では、どのように評価すればよいのでしょうか。

  1. ビジネスモデルを理解しているか、理解する能力があるか
  2. 導入企業の立場(経営層~利用者の立場)で検討する姿勢があるか
  3. 実施者(グループ)の過去の実績はどうか

この3点で検討する必要があります。

よく過去の実績を最優先で評価される企業がありますが、それは補完的要素であると考えたほうがよいでしょう。なぜならば、過去の導入実績の数が多くても、それが成功しているのかは不明ですし、失敗している場合であってもその経験が今回活かされるのかも分かりません。逆に、1と2は事前打合せを2~3回程度行う中で評価することが可能です。 ここは、デジタルな評価指標ではないですが、実は最も確かな評価指標と言えます。

提出される情報でなく、導入企業側で評価する指標であるからです。人による評価は不安定という意見もありますが、導入を進めるのも、その「人」であることを考えれば、この指標の重要性をご理解いただけるのではないでしょうか。

判断指標にそって、コンサルタント評価を実施

ポイント2:トップダウンのプロジェクト推進

そして、トップダウンによるプロジェクトの推進が欠かせません。機能評価などは、現場レベルで進めることになりますが、プロジェクトの推進、意思決定はトップのリーダーシップの下に進めなければなりません。

ここが弱いと、決めきれないプロジェクトになったり、現状踏襲プロジェクトに陥ったりすることになります。トップの明確な意思表示と強い姿勢がプロジェクトで共有される必要があります。

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トップの明確な意思表示と、強い姿勢がプロジェクト推進のカギ

ポイント3:ERP利用を想定した業務シミュレーション

最後に、全社プロジェクトであるという意識共有も含めて、導入予定のERPシステムを利用する場合の業務シミュレーションを行うことも必要です。

フィッティング作業終了段階で、今後の業務はこのように変更されるという部分を共有し、各業務部門との合意を形成しておかなければなりません。これが、導入時の現場混乱を防止する一助となります。

システム納品後からでなく、事前に着実に全社の意識をプロジェクト成功へ向かわせることが重要です。

ERPシステム導入は、全就労者を対象とする全社プロジェクトであると考えなければ、円滑な導入、成功へと進むことは難しいと考えられます。導入プロジェクトメンバーは全社員であり、コアメンバーとしてプロジェクト推進メンバーが舵取りをすると考えて取り組んでいくべきだと考えられます。

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