実例で知る ERPの導入と業務改革

ERPの導入と業務改革

ERPシステムの導入効果を上げるには

ERPシステム導入を、会社を筋肉質に変えていくためにフィットネスクラブに入会することと同じように考えると、少し分かりやすいように思います。入会したジムで用意されたさまざまなトレーニングマシンは、その部位ごとに目標が設定されます。それら器具を活用した結果、身体全体の体脂肪率を下げて強靱な肉体を手に入れる。それは、ERPシステムを使って数値化された目標に向かい、毎日のPDCA(P:Plan、D:Do、C:Check、A:Act)を繰り返し、社内で発生する無駄な業務をカットして全体最適を図ることと同じことのように見えます。ダイエットがフィットネスクラブの会費を払うだけでは成功せず、本人の強い自覚やストイックな姿勢が必要なように、ERPシステムの導入効果を上げるためには、積極的な業務改革が必要であるということです。

毎月の会費だけを支払う幽霊会員が多いほどフィットネスクラブの収益が上がるとするなら、それは経営効率的には悪くない話であると言えます。しかし、本当にそのクラブが市場で評価されようとするのであれば、「利用したお客様が画期的にダイエットに成功した」という評判こそが必要であることは間違いありません。つまり、それはERP導入をサポートするSIerも同じです。導入されたシステムが、画期的な経営改善に役立って、その企業が成長した、利益率が向上した…などの実績を積み重ねれば、それは高い評価に繋がります。

ERPシステムの導入効果を上げるためのPDCAサイクル

ERPシステムを上手く運用するには

それでは、ERPが上手く運用されるようになるには、何が必要でしょうか? 当社のお取引先様でフィットネスクラブやカルチャースクールを展開しているお客様がいらっしゃいます。事業規模を着実に大きくされていますが、その経営者の方に「上手くいくコツは?」とお聞きしたところ「最新のトレーニングマシンをそろえても意味がありません。まず必要なのは、サポートスタッフのヒューマンスキルです。会員様とのコミュニケーションが最も大切なことは言うまでもありませんが、これが簡単なようで難しいのです。どのような目的で入会されたかは、同じように見えて少しずつ違います。そういった小さな差異に気づくスタッフが、お客様から高い評価を頂ける。もう一つは、ロケーションです。小規模な施設だとしても、ターミナルより近いことです。会員様は、ある意味健康になる時間を買っているという気持ちで来場されます。そこへのアプローチに時間がかかることはマイナス要因と考えられるからです」とのお話でした。

当社も含めて、市場には数多くのERPシステムがあります。しかし、ソフトウェアもハードウェアも、それは単なる器に過ぎません。標準的なマニュアルを片手に、お客様と「売上データはこう入力してください」と話しても意味がありません。なぜなら、売上データが会計に連動するには、まず「売上の前提条件」を全社で統一する必要があるからです。「納品書、検収書ベースでの売上計上」と営業と経理で決めても、「検収書の効力を考えると、お客様の代表者印が必要」とコンプライアンス部門から指摘を受ける可能性があります。そういった議論は、お客様の業態・歴史・物理的な伝票の多寡などを勘案して決めなければなりません。そういった社内調整の橋渡し役が、SIerの重要な役割になります。上述のフィットネスクラブのインストラクターに求められる資質と同じです。そして、導入計画は速やかに実行されなければならないのも同じです。その会社の取り巻く環境が「一年前と現在が同じ」ということは、今のような社会環境の中には、あまりないことだと思います。むしろ、そういった社会的環境の変化を受けない企業には、ERPシステム導入の重要性はそれほどないのでは、と考えます。ERPシステムに関しては、「ERPとは?」パートをご参照ください。

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個別の事情を勘案したシステム導入によって、高い効果が得られる

「実例で知る ERPの導入と業務改革」では、ERPがどのようなシステムかは分かった、でも具体的にそれを、どのようなプロセスでアプローチすればよいのか? 何が必要で何が必要ではないのか? 当社が過去導入させていただいた事例をもとに、書き進めてまいります。

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