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Excelの大きな表は見出しを固定して快適編集

スクロールしても見出しが隠れない「ウィンドウ枠の固定」を活用する

大きな表を編集していると、先頭にある見出しが画面外に隠れてしまうことがあります。そのようなときは、見出し部分が常に表示されるように固定する「ウィンドウ枠の固定」機能を使って、見やすくしましょう。

[2019年 6月10日公開]

見出しが見えなくなってしまうと編集が大変!

たくさんのデータがある、1画面に収まらないような大きな表を、そのままで編集するのは大変です。例えば社員名簿に1行ずつデータを入力していくと、次第に行数が増えて、途中から見出し行が見えなくなってしまいます。また、表が横に長い(列が多い、列の幅が広い)場合は、先頭の列が見えなくなることもあります。

このままでは非常に不便です。表をスクロールしても見出し行や先頭の列がいつも表示されるようにして、編集しやすい状態にしましょう。

大きな表をスクロールすると見出しが消えてしまう

今回は、このような社員名簿を編集する場合を考えます。

編集するために表をスクロールすると、このように見出し行や先頭の列が見えなくなり、何の項目のデータか、誰のデータかが分からなくなってしまうことがあります。

このような場合に役立つのが、ウィンドウ枠の固定機能です。表の中で見出しに相当する行や列、または行と列の両方を固定してスクロールしないようにし、どれだけ大きな表でも常に見出しや先頭の項目が表示されるようにします。

ウィンドウ枠の固定機能は3種類あり、使いこなすには少しコツがいります。まずは簡単なものから、使い方を見ていきましょう。

表の先頭列を固定して、常に社員番号が確認できるようにする

まずは[先頭列の固定]機能を使います。表示中の表の先頭列、つまり左から1列目を固定し、いくら右にスクロールしても、常に表示されるようにします。

(1)先頭列の固定を設定する

[表示]タブの[ウィンドウ枠の固定]から[先頭列の固定]をクリックします。

(2)先頭列が固定された

先頭列が固定され、次の列との間(ここではA列とB列の間)に、通常のセルの枠よりも太い実線が表示されました。

(3)表を右にスクロールする

先頭列を固定した状態で、表を右にスクロールします。上の画面ではB~G列が隠れていますが、先頭のA列はずっと表示されていることが分かります。

(4)列の固定を解除する

先頭列の固定を解除するには、[表示]タブの[ウィンドウ枠の固定]から[ウィンドウ枠固定の解除]をクリックします。

2行目にある見出し行を先頭行として固定する

次に、[先頭行の固定]機能を使って、見出し行を固定します。ただ、この表では見出し行が2行目にあるため、1行目を固定したのでは見出し行を固定できません。

このような場合は、あらかじめ画面をスクロールして2行目が先頭に表示された状態にしてから、先頭行の固定を設定します。

(1)ウィンドウの最上部に表示する行を調整する

2行目が先頭に表示された状態にします。マウスでスクロールバーを操作するほか、[ScrollLock]キーを押してからカーソルの上下キーでスクロールすることも可能です。この操作を行った場合は、必ずスクロール後に[ScrollLock]キーを再度押してスクロールモードを解除しておきます。

(2)先頭行の固定を設定する

[表示]タブの[ウィンドウ枠の固定]から[先頭行の固定]をクリックします。

(3)先頭行が固定された

先頭行が固定され、次の行との間(ここでは2行目と3行目の間)に、通常のセルの枠よりも太い実線が表示されました。

(4)表を下にスクロールする

先頭行を固定すると、どれだけ表を下にスクロールしても見出し行が表示されたままとなり、多数のデータがある表も編集しやすくなります。上の画面では、3~47行目は隠れていても2行目の見出し行は表示されていることが分かります。

(5)先頭行の固定を解除する

先頭行の固定を解除するには、先頭列の固定のときと同様に[表示]タブの[ウィンドウ枠の固定]から[ウィンドウ枠固定の解除]をクリックします。

複数の行と列を同時に固定する

先頭列/先頭行の固定は、画面に表示されている行または列を1行だけ固定する機能です。行と列を同時に固定したい場合や、複数の行または列を固定したい場合には、ウィンドウ枠の固定機能を使います。

先頭列/先頭行を固定する場合は、固定したい列または行を表示した状態で操作しましたが、ウィンドウ枠の固定機能を使うときには、あらかじめ固定したい行と列の境目となるセルを選択してから操作するのがポイントです。

(1)固定したい行と列の境目になるセルを選択する

固定したい行と列の境目にあたるセルを選択します。ここでは1行目から見出し行である2行目までと、社員名を確認できるA~C列を固定するため、セルD3を選択しました。

(2)ウィンドウ枠の固定を設定する

[表示]タブ内の[ウィンドウ枠の固定]から[ウィンドウ枠の固定]をクリックします。固定する行と列はメニューを操作する前に選択していたセルの位置で決定するので、目的のセルを正しく選択しておくのがコツです。

(3)行と列が固定された

行と列が固定され、次の行と列との間(ここでは2行目と3行目の間およびC列とD列の間)に、通常のセルの枠よりも太い実線が表示されました。

(4)表を右下にスクロールする

表を右下にスクロールしてみましょう。1、2行目とA~C列が固定された状態でデータを表示できるため、項目の見出しと社員番号や社員名を常に確認できます。

(5)ウィンドウ枠の固定を解除する

ウィンドウ枠の固定を解除する方法も、先頭列または行の固定のときと同様です。[表示]タブの[ウィンドウ枠の固定]から[ウィンドウ枠固定の解除]をクリックします。

ここでは[ウィンドウ枠の固定]機能で行と列を同時に固定しましたが、複数の行または列だけを固定する使い方もできます。例えば、セルB3ではなくセルA3を選択した状態ならば、1行目と2行目を固定し、列は固定しない状態にできます。

必要なデータを隠さないように注意しよう

今回解説したウィンドウ枠の固定は、大きな表を効率よく編集するために欠かせない機能です。ただし、利用にあたっては注意が必要な点もあります。

ウィンドウ枠の固定を実行したとき、画面の上または左に隠れていた行や列があると、その部分は固定を解除しない限り表示できません。例えば、今回の解説では先頭行の固定を行うときに1行目をスクロールして隠しましたが、そこに必要なデータがあっても、固定を解除しない限り参照できなくなります。

隠れていては困るデータがあるときは、その部分が表示されるようにウィンドウ枠を固定しましょう。例えば、1行目に表のタイトルを入力していた場合は、1行目も表示された状態でウィンドウ枠の固定を行うようにします。

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