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失敗例に学ぶ、「正しい」忘年会のあり方

幹事経験者に聞いた、忘年会のさまざまな失敗例をご紹介

いよいよ忘年会シーズン。社員同士のコミュニケーションを醸成できるとして、「会社の飲み会」が一部見直されています。教訓となるような、幾つかの失敗例をご紹介します。

[2018年12月5日公開]

会社の飲み会 目的と効用

飲み会のメリットは、仕事の殻を取り払った「人と人」としてのコミュニケーションが図れることです。いつもは表面的なお付き合いをしている方の人柄や本音を知ることで親密度が高まり、仕事のやりとりもスムーズになる効用があります。形式的なお付き合いから本音でお付き合いをするきっかけとなる場が「会社の飲み会」かもしれません。

会社や部署の仲間たちが集う飲み会はこのような目的で行われる場合が多いのではないでしょうか。
しかし、アルコールという魔物が入ると、楽しいはずのコミュニケーションがマイナス方向に作用する場合があります。いわゆる「荒れた忘年会」にならないように、幹事役が果たすべき役割は意外に大きいもの。いやいややらされている人も多いのではありませんか?

そんな皆様の参考にしていただくために、ここではあえて、幹事経験者に聞いたさまざまな失敗例をご紹介します。ぜひ参考にして忘年会を成功させてください。

盛り上がらない事例

証言1:人が来ない

「年末進行で忙しい時期なので、誰一人として開始時間に集まらない。ある年は、会場に幹事だけがポツンといて、その他の社員がバラバラと訪れては消えるという悲惨な状況だった」

人が来ないというのは、盛り上がる以前のお話です。しかし、みんなが来られるようにすればいいかというと、こんな証言もあります。

証言2:まだ年末じゃない

「年末はバタバタしてそれどころじゃない、ということで少しずつ時期が前倒しされていき、昨年は11月中旬に行われた。さすがにまだ気分が盛り上がらなかった」

このような場合、もう忘年会は諦めて、年明けの落ち着いたころに新年会として企画を変更した方がいいでしょう。

証言3:健康面で不安がある

「厳しい経営環境の中、ここ10年以上、採用を控えていた当社。平均年齢はかなり高齢化。特にうちの課は、大半が“おじいさん”といった感じ。多くが糖尿、痛風、高血圧その他の持病を抱えており、気が付けば参加者の過半数がウーロン茶で乾杯していた」

アルハラという言葉も定着してきた昨今、飲酒の強要をしてはいけませんが、健康面で飲めない人が多数を占める飲み会というのは寂しいかもしれません。参加者の健康状態を事前に把握してお店や料理を決めましょう。

証言4:準備したパーティーグッズが裏目に

「いわゆる“楽しいゲームやクイズ”がめじろ押し。しかし、司会の異常なハイテンションが空回り。激安量販店で買ってきたらしい、大量のパーティーグッズがかえってむなしさを感じさせていた」

新入社員に度胸をつけさせるために司会をやらせる場合によくある事例です。また、学生ノリし過ぎて直属の上司がヒヤヒヤしてしまう場面もあるかもしれません。

盛り上がり過ぎた事例

盛り上がらない以上に困ったことになるのが、ハメを外し過ぎた場合です。

証言5:店を壊す

「酒癖が悪い人が多く、騒ぎ過ぎて、店から『ほかのお客様の迷惑になりますので…』と注意された。さすがにみっともないということで翌年は会場をカラオケボックスのパーティールームにして外部の目をシャットアウト。ところが、人目がないことで悪ノリがさらにひどくなり、大暴れした社員がカラオケ機器を破壊して弁償するハメに」

個室の功罪ですね。セクハラに走ることもあるので、酒癖の悪い人には飲ませないように注意しましょう。といっても、注意すること自体がトラブル発生の原因になることがありますので、要注意です。

ちなみに、酒乱気味を自覚されていて「自分はアルコールを受け付けない体質」と称して飲まない努力をされていた方がいました。周囲もお酒を勧めないなどの気遣いが必要ですね。

証言6:飲み放題なのに高い

「安い飲み放題コースにしたところドリンクに日本酒がなかった。日本酒好きな参加者から文句が出て、部長の『せっかくの忘年会だから』の一言で日本酒の注文が解禁に。コース外の単品でのオーダーになったために、予算を大幅にオーバーし、支払いでもめた」

普段の飲み会でも、みんなウーロンハイなのに一人だけ大吟醸ナントカ仕込みなどを飲む人がいますよね。しかも吟醸と大吟醸の違いとかを語り始め……。そういうこだわりは一人の時にお願いしたいものです。

とにかく迷惑なケース

やや特殊なケースとしては以下のようなものがあります。

証言7:趣味を押し付ける

「社長が趣味の詩吟を披露する」
「部長が必ず三波春夫の俵星玄蕃をフルバージョンで歌う。『先生!』『おう、ソバ屋かあ!』のセリフをほかの部長と掛け合い」

この掛け合いを知っている方はいますか? 見ている若手社員にとってはつらい状況ではないかとお察しします。

証言8:センスが悪い

「よく知らない芸能人が来る」
「地味な会社なのに会場が怪しいクラブみたいなところ」
「ノベルティの文鎮や卓上カレンダーなどをお土産として大量に渡される」
「酒の席でまで“気づき”がどうこうとかいう話をくどくど続ける」

このように、幹事や経営者のセンスが問われることもあります。

これまで次から次へと失敗例を挙げましたが、これはあくまで参考とし、失敗を恐れず楽しい忘年会を企画してください。

  • * 証言はスタッフが知り合いからヒアリングして若干の脚色をしていますことをご了承ください。

アルハラを防ぐには

社内にポスターを掲示して注意喚起

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【 ポスター例 】

  • ハラハラしてませんか?
  • しない、させない、お酒の強要

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著者紹介

マネジメントリーダーWEB編集部

企業を活性化する総合マネジメント情報サイト「マネジメントリーダーWEB(http://www.mng-ldr.com/)」を企画・運用。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。