部長100人の本音! 売り上げが上がらない要因とは?

部長が頭を抱える売り上げ阻害要因とは?

部署の「ヒト・モノ・カネ」を預かる部長職。いわば会社内におけるミニマムな社長といってもよいでしょう。そんな部長自身が管理する部署の、売り上げの阻害要因は何でしょうか?

[2018年 5月 8日]

多くの部長は経営陣への不満あり?

20代~50代の部長・マネージャー職従事者に対し、売り上げの阻害要因としてまず経営側・現場側、どちらに不満があるかを尋ねました。

結果は44.3%の人が経営側に、30.4%の人が現場側に阻害要因を見いだしていました。部長職は現場に最も近い経営視点となるため、両方の意見に接する立場ですが、どちらかと言うと経営側への不満が勝った結果となりました。現場が近いだけに、現場だけではどうにもできない問題が見えているのでしょう。

アンケート調査の実施概要

部長・マネージャー職についている男女100名に売り上げを阻害する要因について、アンケート調査を実施しました。

調査期間
2018年3月28日~4月4日
調査方法
インターネット調査
対象
部長・マネージャー職に従事する男女
有効回答数
115名

経営側に対する不満とは?

それでは実際、経営側に対してどんな不満があるのでしょうか?

最も多く声が上がったのは「現場の声を吸い上げてくれない」というもので、56.9%の人が回答しています。次いで「意思決定に時間がかかる」、「具体的な方針がない」という声が続きます。現場の状況判断やスピード感と、経営層の間で乖離(かいり)があることが浮き彫りになった調査結果といえるでしょう。現場と経営層の中間ならではのいら立ち、分かります。厳しいプレッシャーの中、大変ですよね!

これらの不満に対して、さらに具体的に尋ねたところ、以下のような厳しい声が上げられました。

  • 新しい事業を実施するに当たり、すぐに売り上げにつながるかのように考えている。逆にすぐにもうからない新規事業をやる気がない。
  • 重要になればなるほど、決定に時間を要した結果、他社に後れを取ってしまう。
  • 経営マインドが全くない。目標未達や事業失敗でも責任を誰も取らない。

これらの意見からは上層部の「決められない」姿勢に対する不満が見えてきます。また、人員補充など、部署の体制整備に関する不満も見られました。やはり現場から最も近いだけに、現場感覚に敏感なのかもしれません。

とはいえ、部下側にも問題が…

しかし、部長職になると、現場感覚だけでは分からない問題も見えてきます。部下側に対してはどのように感じているのでしょうか?

最も多かった不満は「新規提案などの積極性がない」ことで、45.7%の人が答えています。次いで、「モチベーションが低い」、「報告が遅い」と続きます。これまで現場の第一線で活躍していたからこそ、積極性のなさにふがいなさを感じてしまうのでしょうか。積極的な意見を経営層に届けたい気持ちもあるかもしれませんね。

具体的な不満としては、以下のような声が上がっています。

  • 部下より自分の実績を優先させる、課の実績トータルが課長の実績という意識が低い。
  • 自分がやらなければいけないこと、部下にさせなければいけないことの境が分かってない。
  • 必要なことを自分で考えられない。

自身が経験しているだけに、課長という職責のあり方に対して厳しい見方があるようです。また、新しいアイデアや、やる気を求める意見が多く、現場に対して活力を求めている向きが見受けられます。そういう場合は、忙しい身ではありますが、自身が経験しているからこそ、その経験を部下に手ほどきしてみてはいかがでしょうか? きっと、信頼関係も深まりますよ。

データで上司・部下を動かす説得力を!

今回のアンケートでは、経営陣と現場との間で働く部長のジレンマも垣間見られました。現場での働きが長い分、現場感覚が強いように感じますが、冒頭で述べたように、部長はいわばミニマムな社長です。上司はいわば株主やスポンサーであり、統括するグループは自身が治める企業といえます。

そうした経営視点に立ったときに、必要になってくるのが明確なデータや、堅実な分析。データ分析ツールなどを取り入れて、分析したうえで部署としての明確な指針を算出してみてはいかがでしょうか? そうすれば、上司の説得も、部下のモチベーションも管理しやすくなるかもしれません。

大塚商会では、さまざまなデータ分析ツールの取り扱いやコンサルティングを行っています。ぜひご相談ください。