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Adobe Live 2015 レポート(4 / 5)

2020年に向けて日本のクリエイティブ市場はさらに活性化する

イベントの後半では、3部構成のブレイクアウトセッションが行われました。ブレイクアウトセッション3のレポートをお届けします。

セミナーレポート

4.ブレイクアウトセッション3:木谷友亮氏(株式会社カイブツ)

3番目のセッションに登壇したのは株式会社カイブツの木谷友亮氏です。デザインに留まらずイベントの企画やゲームのプロデュースなど、幅広い分野で活躍するクリエイターです。

木谷友亮氏

学生時代にPowerMac 8500と出会い、「これを使いこなせばオシャレに生きることができる!」と考えてデザイナーを志した木谷氏ですが、デザイン専門学校を経て就職した会社で配属されたのはコンビニエンスストアのポップを制作する部署だったそうです。毎日ポップばかりを作り続けた結果、ついたあだ名が「ポップン王子」。その当時は、デザイナーとしての自分なりの価値観が持てていなかったと同氏は振り返りました。

そこで2年目からは、デザイナーとして自分がどういう人間なのか考え、「わたしは◯◯である」と言えることを意識するようになったそうです。その最初の自覚は、「わたしはデザインの天才ではない」ということで、天才じゃないなら、人より優れたものはないかと考え、至った結論が「わたしは我慢強い」だったそうです。特に時間をかけて作業することが苦に感じないという同氏が、ならば人よりも時間をかけてみようと考えて制作したのが、香港やニューヨークに出向いて撮影した2,000枚の写真で作ったコラージュ作品で、この作品はデザインアワードを受賞しています。

2,000枚の写真で作ったコラージュ作品

次の自覚は、「わたしはなんでもやれる」ということ。転機となったのは、漫画家 井上雅彦氏による個人プロジェクトに参加したことだったそうです。1億冊販売達成に対してファンに感謝するためのプロジェクトでしたが、最終的に廃校になった高校の黒板を使って「最終回の10日後を描く」という、大きな話題を生んだイベントにつながりました。

スラムダンク「あれから10日後」のプロジェクトに参加

「雑用も含めていろんなことをやらなければいけなかったのですが、自分としてはデザイナーなのにこんなこともやっていいのか、という感覚でした。広告をやっているとクライアントのために作るという感覚が強くなってきますが、本当に考えなければならないのは、それを見るお客さんのこと。見る人のためにできることはデザインばかりじゃないんだと、視野が広がりました。それからは、デザインを作り始める前にまず企画をちゃんと考えるように意識しています。」(木谷氏)

そうして活動の場を広げていった同氏ですが、それでも一番好きな時間はデスクに向かってPhotoshopを使って作業しているときだそうです。つまり「Photoshopが大好きだ」という話なのですが、そのPhotoshopを駆使して手掛けた最近の作品が、ルーブル美術館でDries Van Notenが開催した展覧会で使われた花のコラージュ写真でした。10メートル四方の会場の壁・天井・床を、フラワーアーティストの東信氏の花のコラージュ写真で覆うというもので、接続部がピタリと合うように緻密に計算して完成させたそうです。最も、実際に会場に行ってみると大幅にズレていてショックを受けた、というオチがつきます。それでも大絶賛だったことから、木谷氏は「世界では、神は細部には宿ることはありません。神は全体に宿ります。」と語って会場を沸かせました。

展覧会場を花のコラージュ写真で覆い尽くす

そして最後に語られた自覚が、「わたしは応援がうまい」ということ。木谷氏が手掛けた最近のプロジェクトに、倉田光吾郎氏が完成させた鉄製巨大ロボット「KURATAS」があります。KURATASは2012年のワンダーフェスティバルでお披露目されて大きな話題を生みましたが、木谷氏はパーツの購入などをはじめとするさまざまな面から倉田氏の制作活動を応援し続けたそうです。

木谷氏のセッションはCreative Cloudとは直接関係はありませんでしたが、クリエイターにとっての心構えのようなものを示唆しているように感じました。肝心のCreative Cloudについては、非常に重要なアップデートとして「Illustratorに自動保存機能がついたこと」を取り上げました。

「喜ぶべきことなのですが、その前にアドビさんには、全世界のデザイナーにまず謝れと言いたいです。そしてなぜ10年間つけなかったのかを問いたいです。ですが、開発チームの方々には、なんとかつけてくださってありがとうという気持ちで一杯です。」(木谷氏)

木谷氏はこのように語って会場の笑いと共感を呼びました。

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