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デジタルフォト&デザインセミナー 2014

最新のCreative Cloudを使ったプロの技も公開

2014年7月4日、「デジタルフォト & デザインセミナー 2014」が東京・渋谷ヒカリエホールで開催されました。

開催情報

開催日

2014年7月4日:東京

セミナー内容

  • セッション1:「写真の基本はレンズにあり!キヤノンEFレンズの使いこなし」(凸版印刷 南雲暁彦氏)
  • セッション2:「Photoshop色調補正ゼミナール」(フォトグラファー 御園生大地氏)
  • セッション3:「広告ビジュアルのためのレタッチテクニック」(株式会社ライジン 吉川たけし氏・山田陽平氏)
  • セッション4:「『Creative Cloud』の新機能の紹介」(アドビシステムズ株式会社 栃谷宗央氏)

セミナーレポート

2014年7月4日、「デジタルフォト&デザインセミナー 2014」が東京・渋谷ヒカリエホールで開催されました。アドビシステムズ社と玄光社が開催するこのセミナーも今回で9回目となりました。今回は、デジタルフォトやデザインの最前線で活躍するフォトグラファー、レタッチャーなどトップクリエイターが登壇し、トップクリエイターのクオリティを向上させるアイデアやテクニックが紹介されました。

特に今回は、アドビから「Photoshop CC」の最新バージョンが6月19日に発表された直後のため、トップクリエイターが最新機能を使ってのデモンストレーションを行い、アドビセッションでは新しい機能が多数紹介されました。

写真の基本はレンズにあり!

セッション1は、凸版印刷に勤務するカメラマン南雲暁彦氏による「写真の基本はレンズにあり!キヤノンEFレンズの使いこなし」の講演でした。デジタルカメラ用レンズの進化がトップクリエイターにどんな影響を与えているのか、フォトグラファーだけではなく、デザイナー、レタッチャーなど作品作りに関わる人全てに、デジタルカメラの進化が、作品作りに大きな影響を与えていることを考えさせるセッションとなりました。

凸版印刷株式会社 映像企画部 チーフフォトグラファー 南雲暁彦氏

南雲氏は、キヤノン製デジタルカメラを中心に、カタログ、販売店の店頭に飾られるサンプルフォトを撮影しています。仕事の内容から、発売前のカメラ、レンズを評価し、そのパフォーマンスをフルに発揮させるために世界各地に飛んで、厳しい環境で撮影することも多いそうです。
「自分の仕事は、コマーシャルフォトグラファーというジャンルの仕事ですが、テストドライバーに近いです。」と自身で話されるように、発売前の製品を含め、デジタルカメラおよびレンズの性能をフルに活かすことを求められる仕事をされています。

現在は、Photoshopを使って撮影した写真を修整することは容易になっています。しかし、このセッションでは、あえて「写真の基本はレンズにあり」と良いレンズを見極めることの重要さがアピールされていました。

実際に南雲氏が撮影した写真をサンプルとして示し解説されました。「一見、ピントがあっているように見える写真でも、中心ではない部分を見るとピントが合ってなく、色にじみが起こっています。これらはよく見なければ分からないレベルではあるものの、商業写真としては使い物になりません。」

「ところが、最新レンズで撮影することで、こうした問題は少なくできます。キヤノンのレンズ補正アプリケーション、そしてPhotoshopを使うことで修整は可能ですが、建物のゆがみなどソフトによる補正では修整が難しいケースもあります。」

実際に撮影した写真をサンプルとして紹介しながら、あらためてソフトによる補正が可能な部分と、事前にきちんと考慮したうえで撮影を行うという基本を考えさせるセッションとなりました。

選択範囲を制する者は色選択を制す!

セッション2は「Back to Basic」をテーマに、フォトグラファーの御園生大地氏による「Photoshop色調補正ゼミナール」の講演でした。フォトグラファー、デザイナー、レタッチャーにとって必要なスキルである「Photoshop色調補正」の実践テクニックが紹介されました。

フォトグラファー 御園生大地氏

実は御園生氏による色調補正ゼミナールは、1年前にも開催されています。今回は、「選択範囲を制する者は色選択を制する」と格言を披露し、色を変える部分の選択範囲を上手に指定することで、作業が容易になる方法を教えてくれました。

画面全体ではなく、一部分の色を変更したい場合に使う「色域指定」が紹介されました。色域指定は、範囲指定の中にあるメニューで、「色域指定」を選択し、色を変えたい部分にマウスのカーソルを合わせることで、その部分の色だけを変えることができます。
また、色を変更してみたものの、それを元に戻したいといったケースも出てきます。そこで、選択範囲をしている中で、「レイヤーウィンドウ」の下にある「新規グループの作成」を選択します。すると登場するのは選択範囲を白黒化した「レイヤーマスク」が現れ、このレイヤーマスクでの命令は、その範囲内でのみ有効にすることができます。

境界を自然にぼかす「レイヤーマスクを手動で調整する方法」が紹介されました。また、「フィルター」から「ぼかし(ガウス)」をかけると、写真そのものではなく、レイヤー上にぼかしをかけることができるので、失敗してもやり直しが可能であることが説明されました。

毛のような境界が特に難しいものの色を変更する場合の「ブラシでぼかす方法」が紹介されました。
「細かく直すには毛を一本、一本描いていくという手もありますが、ブラシでぼかすことで一本ずつ毛を描くよりもはるかに迅速に作業できます。ペンタブレットがあれば、さらに細かい指定も可能になります。」と、Photoshopを上手に利用することで、より迅速に作業が行えることを披露しました。

実際の広告作成に使われる技が明らかに

セッション3は、レタッチセッションでした。「広告ビジュアルのためのレタッチテクニック」と題して、写真から3D、動画までプロフェッショナル用CGを作成するクリエイティブ集団、株式会社ライジンのエグゼクティブCGデザイナーである吉川たけし氏、シニアCGデザイナーである山田陽平氏のお二人に、実際の広告を使用して、広告ビジュアルのためにどんなレタッチテクニックが使われているのかが紹介していただきました。
実際の広告を使っていることもあって、ストリーミング中継されたほかのセッションと異なり、ストリーミングなし、写真撮影、ツイートも禁止しての講演となりました。

(左)ライジン エグゼクティブCGデザイナー 吉川たけし氏  (右)ライジン シニアCGデザイナー 山田陽平氏

吉川氏は有名広告を例に取りながら、背景の修正、本来はバラバラに撮影した人物を集合写真とするための修正を披露しました。「合成をする際のマスクの切り方としては、いろいろなやり方がありますが、これが万能というものはありません。その場面にあわせて適切なものを選択していくしかないのが現状です。」と説明しました。

合成した背景に影をつけるには、「ヒントになるのは、もともとの画像の影です。その影に近い影をつけていきます。」と、合成した背景や隣の人物がいることによる影についても元画像を参考にしながら影をつけていく技を披露しました。合成された、全く実在しない背景においても、元の影を参考にしながら効果を入れていくことで、リアルに見える画像に仕上がっていく様子が披露されました。

また、Photoshop CC 2014から搭載されるようになった「スマートオブジェクト」を使って、背景作成中に一つのパーツを複数ファイルで共有する方法も紹介されました。最先端のノウハウを使った作業が紹介されました。

山田氏は、流体シミュレーションに「Real Flow」、3D空間作りに「Maya」、合成と仕上げ作業に「Photoshop」を使って作った、自動車が流体化する画像の作成過程を紹介しました。流体化する自動車、背景、車が走るバースラインなどを合成し、走る自動車が流体化していきます。車が走っている様子を表現するために、Photoshopの「ぼかしツール」の中から、「スピンぼかし」を選択し、タイヤの中央部分にこの効果を利用することで、走る車に見える効果に仕上げました。

Creative Cloudの最新機能の紹介も

最後のセッションは、おなじみのアドビシステムズ株式会社のマーケティング本部 栃谷宗央氏による、6月19日にリリースされた「Creative Cloud」の新機能の紹介でした。

新しいCreative Cloudには14のデスクトップアプリケーションがそろいました。パフォーマンスの向上、生産性とワークフロー、新しい標準規格、そしてアドビマジックが含まれています。

今回の機能進化は、これまでにはなかった機能が提供されました。今回初めて、モバイルへの対応が行われ、作成した画像が即モバイルでも共有されるといった使い方もできます。また、これまでになかったペン、定規というハードウェアが提供されました。
強化された主な機能は、(1)ぼかしギャラリーのモーションエフェクト、(2)遠近法ワープ、(3)焦点領域、(4)「コンテンツ」に応じる機能の向上、(5)よりパワフルなスマートオブジェクトの5点です。 また、DMM.comとの連携により、3Dプリントの作成も可能となりました。

栃谷氏は、「今回紹介した最新機能は、Creative Cloudの限定機能としてのみ提供されています。今回のデモンストレーションを見て気になった方は、Creative Cloudを利用してください。特に、これまでになかったCreative Cloudフォトグラフィプランも用意され、フォトグラファーの方には利用しやすくなったと思います。」と来場者に呼びかけました。

アドビシステムズ株式会社 マーケティング本部 栃谷宗央氏

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