Clip #302 DiGITALARTISAN誕生

2017年8月4日公開分のアップルクリップの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

デジタルファブリケーションや3Dプリンターについて、いつもその未来を示唆してくれているAppleCLIP常連ゲストの原さんが、新会社を設立されました。世界的な潮流にもシンクロしたその会社の斬新なあり方などを、リスナーの皆さんにいち早くお伝えしたく、急きょ配信の予定を変更してお送りすることにしました。

原さんは、これまで自らの活動に足りないと感じていた研究開発を、より推し進められる環境を作りたいという思いで、長年務めたK's DESIGN LABの代表取締役を退任され、2017年8月にDiGINELとDiGITALARTISANを設立されました。

DiGINELは、デジタルファブリケーションや3Dプリンターについてのコンサルティング、リサーチとして研究を進める会社であり、一方、同時に立ち上げたDiGITALARTISANは、デジタルファブリケーションや3Dプリンターなどの職人が集うラボ(研究室)。その2社を両軸に据えて、ラボドリブンビジネスを展開しようと考えているそうです。

ラボドリブンビジネスとは、研究開発やマーケティングを軸にして展開するビジネススタイルです。原さんは、これまで積み上げてきたノウハウと、今回立ち上げた2社を基盤に、急伸するIoTやデジタルファブリケーションなどの情報収集や応用、研究開発に積極的に取り組み、多くの企業とのコラボレーションを推し進めて行こうと考えています。

収録当日は、タイで講演を終えて日本に戻っていらっしゃったということで、成長を続けるタイのベンチャービジネスなどについて、熱気を伴ってお話しいただきました。

アフターインターネット時代は、IoTが興隆してあらゆるものがインターネットにつながり、AIがそれらIoTギアのセンサーなどから収集したビッグデータを分析し、個別に、そしてビジネスや社会全体に対して、より快適な生活環境などを提案してくれるようになります。

これまでマスメディアを使って意図的に流行を作り出し、大量生産してモノを流通させてきた大量生産型消費社会は徐々に収束し、デジタルファブリケーションなどの進化によって、多様で複雑なニーズに応えたモノのニーズが高まっています。より快適で個別のニーズに応える、フラットでサスティナブルな社会構造へと時代は大きく変ぼうを遂げようとしているのです。

例えば足の形や体重のかかり方、行動パターンを解析してデザインされた靴が、個別にプリントアウトされたり、体重や消費カロリーや血液成分、味の好みなどに即した分量・素材・味付けのお料理ができたり。また、体重・体温・その日の疲れの度合いに合わせて、硬さや温度を変化させるベッド、精神的な抑揚を行動履歴やスケジュールから読み取り、趣味に合わせた音楽を配信するサービスなど、アフターインターネット時代にできることには枚挙に暇がありません。そんな新時代を効率的に迎えるためにも、ラボドリブンは必要な形態なのではないでしょうか。

詳しくは番組でお楽しみください。

  • *収録を終えて SatoRichman

ご相談はこちら

大塚商会では、新製品情報や新製品の導入や新しい技術に関するご相談なども、分かりやすくお答えします。

お気軽にご相談ください。

番組視聴はこちらから

次回予告

Clip #303 夏休み特番 お相撲見に行こう 前編

公開予定日:2017年 8月11日

GUEST PROFILE

原 雄司(はら ゆうじ)

株式会社DiGINEL/DiGITALARTISANのCEO

大手通信機メーカーの試作現場に就職。その後、格闘家を続けながら3DCAD/CAMメーカーに転職し、開発責任者、子会社社長などを経験。切削RPやデジタルシボD3、テクスチャーRなどを考案。ものづくりから、デザイン、アート、医療、 エンターテイメントまで、さまざまな分野での3Dデジタル活用を推進中。現在、慶應大学SFC研究所員、ファブ地球社会コンソーシアムのメンバーとしても、これからのデジタルファブリケーション社会についての研究などを行っている。2017年8月には、デジタルファブリケーションや3Dプリンターについてのコンサルティング会社DiGINEL、デジタルファブリケーションや3Dプリンターの職人が集うDiGITALARTISANを設立。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

バックナンバー

過去のバックナンバー一覧
AppleCLIP バックナンバー