Clip #308 AIの可能性を深読む 後編

2017年9月29日公開分のアップルクリップの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

前回に引き続き、今週も天才プログラマーでありAIのスペシャリストでもある清水亮(しみずりょう)さんをゲストにお迎えし、【AIの可能性を深読む】と題してお話を伺いました。

清水さんは、なんと6歳でプログラミングを始められたそうです。当時、小学生がプログラミングをしているというだけでも驚きだと思うんですが、コンピューター関係の仕事をされている父を持つ清水さんにとっては、何の違和感もなかったというのです。

そんなデジタルネイティブな清水さんが小学生の頃から研究しており、現在でも専門領域でもある人工知能についてお話をお聞きしました。
AI、機械学習、ディープラーニングと、どれも同じ人工知能のことかと思っていたら、学会では機械学習派とディープラーニング派の論争があるそうで、何がどう違うのか、時代はどこへ向かっているのか、などの興味深いお話も伺っていますので、ぜひお楽しみください。

ちなみに、番組中で出てくる「コンピューター」の語源の話。現在のように「機械」を指す以前は、英語圏では「総計する人」だとか「計算する人」という意味で使われていたそうです。その語源になったラテン語では、木の剪定(せんてい)を意味する「putare」に、「共になす」ことを意味する「com」を冠して「考える」ことや「判断する」こと、「計算する」ことなどの意味を持った言葉であったそうです。まさに、これからのコンピューターの役割をも指し示しているというところが、とても面白いですよね。

番組中に幾つか聞き慣れない単語が出てくると思いますので、解説しておきますね。

AI:人工知能(Artificial Intelligence)の略語。コンピューター上などにおいて人間の知能を実現させようという試み、あるいはそのための一連の研究や技術の結果得られるもの。

人工無能:人工無脳とは、主に「会話をする」ことに重点を置いたソフトウェアの呼び方。

セル・オートマトン:格子状のセルに単純な規則を与え、成長させる計算モデルを指す。数式によってさまざまな模様や形に発展していくもので、暗号学者のアラン・チューリングはシマウマのしま模様やヒョウのドット模様を生み出した化学反応を説明する微分方程式を提案した。

アラン・チューリング:映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』で取り上げられているが、イギリスの天才数学者で、第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号エニグマを解読し、世界初のコンピューターを開発したといわれている。また、番組内でRichmanが話しているように、青酸カリを塗ったりんごを食べて自殺したともいわれており、そのりんごをかじった様子をAppleのシンボルマークにしたという都市伝説もある。Appleのネーミングやシンボルマークは、スティーブ・ジョブズ氏が若い頃りんご農園で働いていたこと、「かじり取る=bite」と、「情報量の最小単位。bit」を掛けたものだといううわさもあるが、その真偽は明かされていない。

今度、アラン・チューリングの映画、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』をしっかり観てみようと思います。

  • *収録を終えて SatoRichman

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次回予告

Clip #309 iPhoneの完成と再発明

公開予定日:2017年10月 6日

GUEST PROFILE

清水 亮 (しみず りょう)

株式会社UEI 代表取締役社長兼CEO

6歳の頃からプログラミングを始め、16歳で3DCGライブラリを開発。21歳から米MicrosoftにてDirectXの開発に携わった後、株式会社ドワンゴで携帯電話事業を立ち上げる。その後は、米DWANGO North America Inc.のコンテント開発担当副社長を経て2003年に株式会社ユビキタスエンターテインメント(現UEI)を設立。2005年、独立法人情報処理推進機構(IPA)により、天才プログラマー/スーパークリエイターとして認定される。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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