Clip #348 AI時代の仕事図鑑 後編

2018年11月2日公開分のアップルクリップの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

今週も前回に引き続き、スティーブ・ジョブズの本をたくさん書かれている竹内一正(たけうちかずまさ)さんをお迎えし、【AI時代の仕事図鑑】と題してお話を伺ってまいります。

今回は、AIの基本についてを学びながら将来の予測などをしています。

これからの20年でAIはどのようにして私たちの生活に取り入れられるのか。また、時としてAIは人の仕事を奪ってしまうものなのか。大きな収入格差が生まれるといわれるこれからの社会は、どのように進んでいくのかなど、この2週の収録が少しでもヒントになれば幸いです。

今回、番組でご紹介したDARPA(ダーパ:Defense Advanced Research Projects Agency / アメリカ国防高等研究計画局)ですが、ここでは荒唐無稽に見えるようなことも含めてあらゆる科学技術の研究がされていて、核攻撃に遭っても通信インフラが途絶えないインターネットの基礎研究も行われていたそうです。もちろん、とても早い時代からロボットやAIの基礎研究が進んでいました。軍事技術に応用するための開発ですが、このDARPAはアメリカ国防省とのつながりは薄く、研究に関するある程度の独立性が保障されているという、基礎研究者や新しい技術開発にはとても好ましい環境のようです。

このDARPAでは、AIに三つの波があると分析していて、「第一の波」は、人間がAIに知識を細かく教え込む段階。「第二の波」は、学習データを使って統計的に判断するという、現在主流の機械学習で自動的に学ぶAI手法。そして「第三の波」は、同じく学習データを処理していても、その根底にある常識やルールを「理解」することが可能になるというものです。

DARPAは、この人工知能(AI)の各種研究プロジェクトに20億ドル(約2,228億円)を投入すると発表していて、既存や新規の研究活動に資金を提供する「AI Next」というプロジェクトから、「文脈適応(contextual adaptation)」を備える技術の実現を目指すそうです。つまり、与えられた膨大なデータの質に左右されてしまう現在の主流の機械学習から、同じデータを与えても常識を理解したうえでそのデータ解析を進め、より有益な答えを提示できる時代へのシフトを早めたいのだということですね。

そんなAIの進化と共に、GAFA(ガーファ)と呼ばれているGoogleやAmazon、Facebook、Appleを比較したお話などを、AIやロボティクスの進化とシンクロさせて見てみると、いろいろな未来の変化が感じられるのではないでしょうか。

また番組で一部ご紹介しました、竹内一正さんがAIの近未来を描かれた『物語でわかる AI時代の仕事図鑑』。この本は、今ある仕事の大部分がAIに置き換わるといわれる2030年を舞台にさまざまな職業の登場人物が繰り広げる物語です。一度にAIの時代が来るのではなく、既得権益者の猛烈な反対があったり、国家の存続や法律にまで関わる問題があったりなど、AI自体の進化が企業ニーズや経済、社会に符合するまでの擦り合わせの時間が必要だということも、この中に登場する6人の登場人物たちの葛藤をのぞき込むことで深読みでききます。
この竹内一正さんの著書を3名の方にお送りしますので、AppleCLIPのFacebookページに「『物語でわかる AI時代の仕事図鑑』希望」とメッセージをお送りください。

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  • *収録を終えて SatoRichman

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次回予告

Clip #349 Appleファン大喜び Special Eventを深読む

公開予定日:2018年11月9日

GUEST PROFILE

竹内 一正(たけうち かずまさ)

1957年岡山県生まれ。徳島大学工学部大学院修了、米国ノースウェスタン大学客員研究員。松下電器産業(現パナソニック)にエンジニアとして入社。VHS、PC用磁気記録メディアの新製品開発、海外ビジネスに従事。その後、アップルコンピュータ(現アップル)社にてプロダクトマーケティングに携わる。日本ゲートウェイ株式会社を経て株式会社メディアリングの代表取締役などを歴任。シリコンバレーのハイテク情勢に精通。現在、ビジネスコンサルタント事務所「オフィス・ケイ」代表。
主な著書に『スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツ』(PHP研究所)、『イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者』(朝日新聞出版)などがある。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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