Clip #370 Apple号はどこへ行く 前編

2019年5月10日公開分のアップルクリップの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

今週はスティーブ・ジョブズ師の本をたくさん書かれていて、最近ティム・クック氏をテーマに本を書かれた竹内一正(たけうちかずまさ)さんをお迎えし、【Apple号はどこへ行く】と題してお話を伺いました。

スティーブ・ジョブズ師はAppleを創業し、大々的に売り出したMacintosh(マッキントッシュ)で時代の寵児(ちょうじ)となるのですが、若くて暴走しがちなスティーブ・ジョブズ師はその取り扱いの難しさから1985年にAppleの役員会を追われることとなります。

彼はその後、NeXT Computerを立ち上げるもマシンは売れず、七転八倒した11年を過ごします。そして奇跡的にも、1996年に絶体絶命ともいえるほどの業績不振に陥っていたAppleに、OS「NeXTSTEP」と共に買収されて戻ってくるのです。そのスティーブ・ジョブズ師の下で、翌年の1997年から事務方を務めたのがティム・クック氏でした。

温厚でコツコツタイプのティム・クック氏は、気性が荒く芸術肌のスティーブ・ジョブズ師とは真逆といってもよい性格でした。そんな彼が、それまで赤字続きでいつ倒産してもおかしくないといわれたAppleの財務状況を抜本的に改善し、スティーブ・ジョブズ師が開発するiPhoneの経済的な支えを作ったのです。

そして病床のスティーブ・ジョブズ師が次のCEOとしてティム・クック氏を指名した際には、世界中の投資家やメディア、往年のAppleファンまでもが、Appleの将来に強い危機感を覚えたものでした。

しかしそんな心配をよそに、ティム・クック船長が率いるApple号は、順風満帆に成長を続けてついには世界初の1兆ドル(約112兆円)企業となり、巨大な内部保留金を持ち、本社ビルも完成させるなど快進撃を続けました。今では労働環境や自然環境、プライバシー問題などで、世界の企業を大きくリードしているのです。

その実績は一体どこから生まれたのか。ティム・クック氏の功績はどこにあるのか。これからのAppleはどうなるのか。など、2週にわたりひもといてまいります。

これからのAppleをもっと知りたい方、これからの企業を考えなければならない方、古い体質を変革できない経営者の方には刺激になるかと思います。
深読みしたい方は、ぜひこの本をお手元に。

後半もお楽しみに。

  • *収録を終えて SatoRichman

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次回予告

Clip #370 Apple号はどこへ行く 後編

公開予定日:2019年 5月17日

GUEST PROFILE

竹内 一正(たけうち かずまさ)

著者/経営コンサルタント

1957年岡山県生まれ。徳島大学工学部大学院修了、米国ノースウェスタン大学客員研究員。松下電器産業(現パナソニック)にエンジニアとして入社。VHS、PC用磁気記録メディアの新製品開発、海外ビジネスに従事。その後、アップルコンピュータ社にてプロダクトマーケティングに携わる。日本ゲートウェイ株式会社を経てメディアリングTC株式会社の代表取締役などを歴任。シリコンバレーのハイテク情勢に精通。現在、ビジネスコンサルタント事務所「オフィス・ケイ」代表。
主な著書に『スティーブ・ジョブズ vs ビル・ゲイツ』(PHP研究所)、『イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者』(朝日新聞出版)などがある。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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