「MANGA都市TOKYO」で散財
2020年11月6日公開分のiPhone Business Networkの番組サマリーをお届けします。
番組サマリー
今回のiBNは、久しぶりに赤坂のスタジオに戻って収録しました。
依然として東京のコロナ罹患(りかん)者数は減りませんが、換気や消毒をしてソーシャル・ディスタンシングで安全に配慮して経済が回っていくと良いですね。
ということで、久しぶりに「MANGA都市TOKYO」という国立新美術館で開催された大きなイベントに行ってきました。
この展示会場は、今ではすっかりおなじみの事前予約制(日時指定券)で混雑しないように工夫されていて安心ですし、来場者の方々もマスクをしてソーシャルディスタンスを維持していました。コロナ禍でも安全に配慮することが定着していますよね。
「MANGA都市TOKYO」の展示室内には、1/1000の縮尺で再現された、幅17メートル、長さ約22メートルの巨大な東京のジオラマが広がっています。「シン・ゴジラ」や「AKIRA」、「パトレーバー」や「人狼」、「帝都物語」など、東京に関わるいろいろなコミックやアニメ、映画やゲームなどのサブカルチャーがスクリーンに映し出され、それぞれの物語に連動した場所がマッピングされるんですよ。
例えば、「シン・ゴジラ」だと東京湾から上陸したゴジラが国会議事堂に向かう動線を光で明滅させるなどの展示がされているんです。
この巨大ジオラマと照明・画像・映像の演出が見事ですごく感動しました。プレイステーションのゲームでも車が走っている場所が光で表現されるなど、映像とジオラマのコラボは時間を忘れてずっと見ていたくなります。そして、それぞれの作品に触れた当時の思い出もよみがえってきました。
「AKIRA」は1982年に連載をスタートしたコミックスなんですが、2020年の東京オリンピック開催を目指して都市の再開発に絡むストーリーで、「そっか! AKIRAの時代にもう自分がいるんだ」とちょっと感激。ここのジオラマを見ていると、東京は何度も何度も壊滅的に壊されちゃったんだなあと思いました。モスラの幼虫が、東京タワーを二つに折ってしまうシーンも懐かしい思い出です。
本展のテーマには、「東京って何?」みたいなものを感じたのですが、関東大震災の絵が出てきたりしたし、僕が見ていないアニメ作品も結構ありました。それだけ東京って奥が深いんですね。東京をテーマにしたさまざまなコンテンツが時代背景などを考慮して展示されていて、イベントを企画する仕事をしている僕には凄く勉強になりました。今まで見たものとはちょっと違った展示なのです。
実は「MANGA都市TOKYO」の会場に入ってすぐ列を避けるように、スタッフさんに案内されたのがミュージアムショップ。この充実したグッズ販売コーナーで、すっかり散財してしまいました。おかげで、その日の予算が底を突いて行動が急に貧弱になっちゃったんですけどね。
この「MANGA都市TOKYO」では、今までにない体験ができました。
南町田にできたスヌーピーミュージアムでも、オープニングで360度のプロジェクションマッピングを見ることが出来たり、多くのイベントが新しい切り口で展示を再開していますので、ぜひ新しい展覧会やいろいろなイベントを見て体感していただければと思います。
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