Apple IDのフィッシングが急増中

2021年6月11日公開分のiPhone Business Networkの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

突然深夜に次女が騒がしいので聞いてみたら、Apple IDが分からなくなって困っているのだとか。

状況を詳しく聞いてみると、「佐川急便からお届け物のメールが届いて、Apple IDとパスワードを入れちゃった」と言うんですよね。
佐川急便名をかたるフィッシングメールですね。

「お荷物のお届けに上がりましたが、宛先不明の為、持ち帰りました」という、佐川急便を名乗るショートメールでApple IDでのログインを求められて入力。わずか30分で30万円もの買い物をさせられたという人もいるそうなんです。

それから深夜にAppleに電話サポートを予約して、翌朝にいろいろと対応してもらったんですよ。

すぐにクレジットカードをとめたので被害もなく、まずは一安心。しかし、iPhoneをリセットして新しいApple IDを作り直すことになりました。これって、凄くショックですよね。

これまで使っていたApple IDを使用停止にするので、購入したアプリとか育てたゲームキャラとか全て使えなくなるんですね。それに、アクティベーションキーの解除に最大30日かかってしまうらしいんですよ。

まずiPhoneを購入した店舗での購入証明書を発行してもらい、そのスクリーンショットをAppleのサポートに送って、それから最大で30日後にアクティベーションキーが届くそうです。

MacBookも当然Apple IDにひもづいていますからそれもリセットなので悲しい限りです。写真データは別のクラウドサービスに保管していたので、思い出がなくならなかったのは唯一の救いでした。

11:15から13:59分まで、およそ3時間も同じご担当の方に徹底的にご対応いただいたんです。電話口からワンちゃんがキャンキャンと鳴く声がするんです。
きっとサポートの方もコロナで在宅勤務をされていたんだと思いますが、ちょっとほっこりしました。

iBNをお聞きのみなさんや古くからのAppleユーザーは、Apple IDは特に厳格なものだとご存知だと思います。でも、iPhoneから始めた人たちはApple IDって会員登録みたいな気軽なものだと勘違いしていて、Apple IDの重要性を知らない方が多いんです。

最近、Apple IDの情報を盗み出すフィッシングメールが急増しているらしく、注意が必要です。そもそもApple以外からApple IDを聞いてくることはありませんので、みなさんも十分にお気をつけください。参考までに、詐欺メールの見分け方と対処法の記事をリンクしますね。

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