学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校 入学広報部部長 上木原 孝伸

2016年10月21日公開分のTeacher's CLIPの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

「N高等学校」とは

カドカワが創るネットの高校として2016年4月に開校となった「N高等学校」では、ネット上でのレポート提出と年5日間程度のスクーリングへの参加により高校卒業資格を取得することができます。

これまで、通信制高校はどちらかというと消極的なイメージを持たれることが一般的でした。でも私たちは、「通信制高校の仕組みを活用することで、未来の学校を創ることができるのではないか?」と考え、各業界のプロを講師に招き、場所や時間を問わずにクリエイティブ職に直結する学習や大学受験の指導を受けることができるプログラムを展開しています。

4月には生徒たちに未来の学校を体験してもらいたいという想いから、VR(仮想現実)を使った入学式を行いました。遠く離れた場所にいても本校のある沖縄で入学式に参加をしているような感覚を味わうことができます。もしかすると、10年後にはそれが当たり前になっているかもしれません。このように、現在は非現実的なことが未来では日常的になっているかもしれないという観点を持つことが、これからの世界で非常に大切になってくるということを生徒たちに感じてもらえたらと私たちは思っています。

ネットとリアルの融合から生まれる生徒間のコミュニケーション

沖縄スクーリングでのワークショップの様子

N高等学校では、Slackという世界的に利用者数が増えているオフィスコミュニケーションツールを利用し、クラス内や部活で生徒同士がコミュニケーションをとっています。それによって、スクーリングの際も初対面という感じはなく、リアルでもすぐに友達になり仲を深めることができるようです。つまり、今の子どもたちの中には、ネット上で知り合い、リアルで交流を深めるというやり方が合っている子たちも多いのです。

新たに「通学コース」を設置

生徒や保護者の方から、実際に通うことができる場所を作ってほしいという声が多く寄せられ、新たに「通学コース」を設けることになりました。カドカワとドワンゴの協力のもと、想像力を育む豊富なカリキュラムが、双方向ネット授業により、全国どこでも全員が一番前の席で受けられるようになります。授業は一流の講師が行い、各校舎にいる先生は生徒の一人一人と向き合うことに全ての時間を注ぐことができます。ネットを活用し、子どもたちの夢の実現のために全力で邁進できる高校にしていきたいと考えています。

ネットやICTが教育にもたらす可能性

自分自身、17年間教壇に立ってきて、授業をやりながら生徒や保護者の方の想いを全て受けとめることには限界があるということに気がつきました。先生たちが子どもたちと向き合うことに邁進できる環境作りには、ICTの力が必要だと考えています。

また、現在AIが発達してきて、これまで以上に人間しか持っていない能力が求められるようになります。私はむしろITに強くなってこそ、人にしかできないことが何かを見極める力をつけることができると思っています。N高は、ネットの高校として、これからの社会で生き抜く力を育むことのできる学校を今後も目指していきたいです。

番組視聴はこちらから

GUEST PROFILE

上木原 孝伸(かみきはら たかのぶ)

学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校 入学広報部部長

大手教育企業で17年教壇に立ち、小・中学生の指導に携わる。株式会社ドワンゴ教育事業本部に移籍後、2016年4月に開校したネットの学校N高等学校の入学広報部部長に就任。ニコニコ動画のシステムを利用したネット双方向授業などN高の魅力を伝えるため全国で説明会や講演を行っている。

N高等学校

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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