デジタルハリウッド大学講師 小松 学史

2016年12月23日公開分のTeacher's CLIPの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

大学での授業と普段の仕事のつながり

普段は、制作会社でフロントエンドエンジニアとして、Webサイトの見た目の表現や仕組みを作り、制作物の仕様決めなどをしています。Webサイトの裏側の仕組みとデータのやり取りの仕方を考えたり、コンテンツにとって効果的な表現やパフォーマンスを考えながら実装したり、何をするにしても一緒に働く人とコミュニケーションを取りながら進めています。また、デジタルハリウッド大学では、Webサイト制作実践演習という、Webサイト制作において必要なスキルや知識を演習を通して学ぶ授業を担当しています。

学生たちに「自主性」や「実感」を得てもらうために

デジタルハリウッド大学の授業では、Webサイトという「伝えるメディア」を扱っているので、教壇に立つ上でも生徒たちに対して「伝える」ことを大事にしながら授業を行なっています。大学に入ってからWebサイト制作を始める学生も多いので、一つ一つの事柄において段階を踏みながら、使う言葉にも意識をし、学生たちが理解しやすい内容になるように心掛けています。

ゼミでの指導風景(デジタルハリウッド大学)

ここ数年では、生徒たちが授業内で理解を深めるだけでなく、「自主性」や「実感」を得られる方法がないか試行錯誤をしています。その方法の一つとして、大学の授業を通して勉強をした後に、アルバイトやインターンシップに行くことを学生に勧めています。Webサイト制作は責任が伴う仕事なので、自ら行動を起こして、責任感を持つことが求められるような場所で学んでほしいと思っています。

Webサイト制作業界で仕事をするために必要なこととは……

スマートフォンやタブレットの普及が進み、子どもたちにとってWebの世界がより身近なものとなり、将来的にWeb業界で働きたいと思う人も増えてくるかもしれません。そのときに、Webの仕組みを作りたい人は、模倣をすることで、何かに気づいたり驚いたり、常に自分の知らなかったことに感動する体質であると、より良い学びにつながると思います。

また、Webサイトのコンテンツを作り出したい人は、同人誌のようなものを作ることを通して、自分が制作したものの先にいる人を想像する力をつけると良いかもしれません。ストーリーを作る練習をすることで、「誰に? 何を? どう感じとってもらいたいか?」という流れを考えられるようになり、Webサイト制作において大切な、コンテンツを通したコミュニケーションが自然とできるようになります。

インターネットを通じた「知の集約」

常に新しい情報が現れては消えるWebコンテンツだからこそ、教育現場により良い影響を与えられる可能性を持っていると考えています。インターネットは、以前よりもオープンなものになったことで「知の集約」が起きやすくなりました。そこで、先生たちの新しく得た情報や教育現場での挑戦を、インターネットを通じて発信したり、コミュニケーションを取ることによって、それぞれに培ってきた教えをこれまで以上に広げることができると感じています。

番組視聴はこちらから

GUEST PROFILE

小松 学史(こまつ まなぶ)

デジタルハリウッド大学講師。大学卒業後セキュリティ機器メーカーに数年所属した後、デジタルコンテンツ制作業界へ。フリーランスでWebサイトのインタラクティブコンテンツを主に制作しつつ、2000年からデジタルハリウッドなどで講師を担当。現在はネオス株式会社にてフロントエンドエンジニアとして働く傍らデジタルハリウッド大学で、制作の指導を行っている。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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