ICT CONNECT 21 事務局次長 寺西 隆行

2017年2月17日公開分のTeacher's CLIPの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

ICT CONNECT 21とは

ICT CONNECT 21は、「教育の情報化」を推進することで、教育機会の格差を少しでも小さくしたり、新しい社会に適応できる学びを普及したりする団体です。
(ICT<Information and Communication Technology>=情報通信技術)

一言に「教育の情報化」といってもさまざまな課題があります。そこで、複数にまたがる省庁を調整し、関係する団体・企業の特長を集約し生かそうとすることで、学習者一人一人に教育の情報化の恩恵が届くように取り組んでいます。

学習指導要領の重要性

最近はメールマガジンやニュースリリースで「次期学習指導要領」に関する情報の発信を多く取り扱っています。

角川アスキー総合研究所主催の講演会にて、「次期学習指導要領」について講演する寺西氏

児童・生徒は教科書にしか触れず、教師は教科書会社の発行する教師用指導書のみを頼りにして授業を進めていくことも多いと聞きます。しかし、今自分たちが使っている教科書がどのような考え方からできたのか、またその考え方がどのような理念からできているのか、生徒も教師も知ることが大事なのではないかと考え、2020年に「次期学習指導要領」が開始される前から理解を進めてほしいという想いから、「次期学習指導要領」の「答申」も含めて、現在情報発信に力を入れています。

次期学習指導要領において大切なポイント

次期学習指導要領で一番大切にしていることは「社会に開かれた教育課程」という理念です。

子どもたち一人一人が学ぶべきこととその学び方の見通しを立て、教育を通して学んだことを社会に生かしてもらうために、社会の成員全員が教育の当事者になってほしいという想いが込められています。また、これまでの学習指導要領に記載されていた、各教科の学習内容に加えて、「この内容を学んだら、どのような資質・能力が身に付くのか」についても言及されています。

さらに、「アクティブラーニング」や「主体的・対話的で深い学び」などのメディアでも多く取り上げられている言葉を使いながら、学習内容を身に付けるための「学び方」に関しても載せられています。

小学校の段階で「プログラミング教育」が必修化されることが、「教育の情報化」の領域では大きな変化です。主に理数系の各教科を通し「プログラミング的思考」を培うことで、論理的に物事を考えることができ、問題解決力を身に付けた、これからの社会に生き抜くことのできる人材の育成をしよう、という考え方から導入が決まりました。

「ICTリテラシー」を日本全体に広めるために

ICT CONNECT 21としても、私個人としても、「ICTリテラシー」を少しずつ社会に広めていくことが重要だと考えています。

1990年以降、急速にICTは広まりましたが、まだ日本全体が十分にその恩恵を受けているとはいえませんし、また、個々人の中の「部分」にとどまっているようにもみえます。そこで、「教育の情報化」に関わっているたくさんの方々の活動を周知し、日本全体としてICTリテラシーを底上げする活動の力になれればと思っています。

その意味合いで、ICT CONNECT 21 が後援するイベントを最後に二つ紹介させていただきます。

2017年2月25日(土)13時から、日本国内の教育実践者が集うイベント「Edmodo Con Japan」が開催されます。詳しくはこちらをご覧ください。

【Z会】2月25日開催の「Edmodo Con Japan」で講演者との意見交換会ができるパブリックビューイングを実施!(株式会社Z会のニュースリリース)

また、3月18日(土)には、「プログラミング教育」が一堂に会するイベント「第2回 G7 PROGRAMMING LEARNING SUMMIT 2017」が行われます。詳しくはこちらをご覧ください。

G7 Programming Learning Summit

番組視聴はこちらから

GUEST PROFILE

寺西 隆行(てらにし たかゆき)

ICT CONNECT 21(みらいのまなび共創会議) 事務局次長
1997年、株式会社増進会出版社(現:Z会)に入社。数学の教材編集に携わりつつ、メールマガジンを企画・配信。その後、Web担当として、携帯サイトやSNSを次々と開発。第1・2回日経ネットマーケティング イノベーション・アワード 優秀賞を連続受賞。Z会東大個別指導教室プレアデスの立ち上げなどを経て、2016年より現職に就く。

ICT CONNECT 21 | みらいのまなび共創会議

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  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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