容器の一貫生産体制を確立するために生産管理システムの早期構築を実現し、生産計画などのスムーズな運用を実現

「生産管理システムの導入は初めてでしたが、大塚商会さんの手厚いサポートによって、生産計画などの一連の業務がスムーズに行える環境が整いました」

株式会社9Times 導入事例

製造業1~100名ERP・基幹業務・業務管理データ分析・活用営業・業務プロセス効率化業務データの活用

和歌山県橋本市にある株式会社9Timesは、プラスチック製化粧品容器の一貫生産工場として2017年3月に設立され、翌年3月に操業を開始した。デザイン性に優れた付加価値の高い製品を短納期で供給できる体制を実現していることが大きな特長だ。その業務基盤を支えているのが、大塚商会から導入した生産管理システムである。これにより、生産計画をはじめ、発注業務や在庫・原価管理の一連の業務がスムーズに行えるようになり、蓄積されたデータを分析して有効活用できる業務基盤を構築した。

2019年5月取材

株式会社9Times

導入先の概要

業種
製造業
事業内容
プラスチック製化粧品容器の製造
従業員数
42名(2019年5月現在)
ホームページ
http://www.9times.co.jp/

導入の狙い

  • プラスチック容器の一貫生産体制を確立したい
  • 生産計画や発注業務などの効率アップを図りたい

解決策

生産管理システムの新規導入と早期運用をご支援

導入したメリット

  • 手厚いサポートで新規導入の不安が解消された
  • データを分析して活用できる業務基盤が整った
  • 生産計画などの一連の業務が効率化された
  • 工場長 冨永 修氏

    「大塚商会からサーバーやPCも導入し、生産管理システムのデータを社内で共有できる環境が整いました。今後は蓄積されたデータを分析して有効活用していきたいです」

  • 業務課 中谷 嘉那氏

    「大塚商会さんは訪問指導のために足しげく通ってくださり、導入後も分からないことがあると、リモートサポートで丁寧に教えてくれるのでとても頼りになります」

導入製品情報

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導入事例詳細

プラスチック製化粧品容器の一貫生産体制を確立

株式会社9Times(以下、9Times)の親会社である三洋化学工業株式会社(以下、三洋化学)は、大阪で40年以上の歴史を持つプラスチック容器メーカーだ。もともと、三洋化学はプラスチック容器の射出成型の専門会社で、容器の印刷などの後工程は外部の協力会社に委託している。そうした中、2000年以降に参入した化粧品業界では、多品種小ロットのプラスチック容器を短期間で納品することが求められるようになった。しかし、後工程を外部に委託していると、先方のスケジュールや輸送時間などを考慮しなければならないので、受注から納品までのリードタイムがどうしても長くなってしまう。

そこで、化粧品用のプラスチック容器を社内で一部の一貫生産することで短納期化を図る取り組みに着手。そのための新工場として設立されたのが、9Timesだ。工場長を含めた3名の出向社員が中心となって体制づくりを開始し、これまで外注していた容器の印刷やパッキンのアセンブリーなどを内製化するために、協力会社に顧問として技術協力してもらい、各工程の技術指導を受けることで一貫生産体制を確立した。
「化粧品業界は、高級感のあるデザイン性を重視した付加価値の高いものが要求されます。そうしたニーズに短納期で柔軟に対応できることが当社の強みです」と工場長の冨永 修氏は語る。

ちなみに、社名の9Timesは、近くにある九度山を英語表記にしたもの。九度山は、高野山の開祖である空海が母に会うために月9回訪れたことから名付けられ、戦国武将の真田幸村が幽閉された地でもある。その歴史にあやかり、9Timesの事務所やホームページは、戦国時代を連想させる奇抜なデザインが施されており、遊び心にあふれている。

デザイン性に優れた付加価値の高いプラスチック製化粧品容器を短納期で供給できる体制を実現している

手探りの状態で生産管理システムの導入に着手

新会社の設立にあわせて『生産革新Ryu-jin』を導入し、生産計画をはじめ、材料の発注や在庫管理、原価管理など一連の製造業務の効率化に役立てている

9Timesを設立するに当たっては、多品種少量生産の計画や材料の発注、在庫管理、原価管理などの効率化を図るために、生産管理システムの導入が必要不可欠だった。しかし、親会社の三洋化学は販売管理システムをカスタマイズして運用していたので、生産管理システムの導入は今回が初めてだった。そのため、導入当初は手探りの状態だったという。
「ITベンダー数社に生産管理システムの提案を依頼していたときに、タイミングよく大塚商会さんからプレゼンテーションに参加したいと申し出があったのです。そこで、大塚商会さんを含めた数社のシステムを比較検討し、最終的に導入実績や信頼性、サポート面などを総合的に評価して、大塚商会さんの『生産革新 Ryu-jin』を導入することに決めたのです」(冨永氏)

特に、大塚商会はPCやコピー機などのIT機器をはじめ、LED照明やオフィス用品など新会社の運営に必要なものを全て取りそろえていることが大きな魅力だったという。
「IT投資をするたびに複数の業者に声をかけていたら時間や手間が余分にかかってしまいます。その点、大塚商会さんに相談すれば、窓口を一本化できるメリットがあります」(冨永氏)

手厚いサポートで新規構築の不安を払拭

『生産革新 Ryu-jin』は2017年秋に導入し、新工場の操業開始に合わせて2018年4月に本稼働させる計画を立てた。ところが、工場長の冨永氏は経理出身で販売管理には詳しいが、生産管理業務にこれまで携わったことがなかった。また、現地採用で生産管理を担当することになった業務課の中谷 嘉那氏も、生産管理システムを活用した経験は一度もなかった。しかし、大塚商会の手厚いサポートによって、そうした不安はすぐに払拭(ふっしょく)されたという。
「導入時の訪問サポートに加えて、何か分からないことがあると、リモートサポートでこちらの画面を操作しながら教えてくれるので、すごく分かりやすいです。おかげで、システムを本稼働させる準備をスムーズに進めることができました」(中谷氏)

製品ごとに異なる工程マスターを整備

生産管理システムを新規に立ち上げるに当たり、最も苦労したことは、製品ごとに異なる工程マスターを登録する作業だった。約50種類ある製品マスターは、親会社が販売管理システムで利用していたものを、システムに取り込むことで入力作業の手間を軽減する工夫を行っている。しかし、工程マスターは、それぞれの製品が完成するまでにどのような工程を経るかを随時確認しながら登録作業を進めていく必要があった。
「最も製造工程が多いのは、プラスチック容器のキャップです。成型、印刷(天面転写、側面転写、オビマキ転写、刻印転写)、パッキンセットのアセンブリー、全数検査、と7工程もあります。当初は各工程の具体的な作業内容を登録していきました。しかし、実際には、全行程の一貫生産案件だけでなく、成型のみ、印刷のみ、全数検査のみといった各工程単位の受注案件もあります。その場合は、親会社の製品番号と区別する必要があるので、大塚商会さんに相談しながら、運用ルールを決めて独自の番号を付与することで対処しました」(冨永氏)

現場の製造担当者による実績入力の周知徹底を図る

各工程の実績データを現場の製造担当者がその場で入力できるように、『生産革新 Ryu-jin』を利用できるPC環境も整備した。具体的には、成型、印刷、アセンブリー、全数検査の各工程用に1台ずつ設置。そのうえで、事務所に2台、品質管理部門にも4台設置し、データを社内のネットワークで共有できる体制を整えている。
「大変だったのは、PC操作に不慣れな現場の製造担当者に実績データの入力を周知徹底することでした。しかし、何度も丁寧に説明することで徐々に入力業務が定着し、生産管理システムを運用する土台が出来上がったのです」(中谷氏)

生産計画や発注業務などの効率化を実現

社内にサーバーを設置して『生産革新 Ryu-jin』を運用。実績データを分析して収益予測などに有効活用していく考えだ

生産管理システムは、一気に稼働させると製造担当者の負担が大きくなるので、トレーニングを兼ねて全数検査のみの案件から段階的に運用を開始。現在は、全ての受注案件で『生産革新 Ryu-jin』を有効活用している。その結果、材料の発注業務や在庫管理が正確かつ効率的に行えるようになり、生産計画も立てやすくなったという。
「受注製品は、3,000~5,000個の小ロットのものから、15万個といった大ロットのものまであるので、事前に需要予測を行って生産計画を立てるのは難しいのが実情です。しかし、本稼働から1年が経過し、生産管理業務の流れは社内に浸透してきたので、現場に任せても業務が滞ることなくスムーズに作業が行えるようになりました」(冨永氏)

ただし現状は、成型機や印刷機の数が少ないので、そのうちの1台でも故障すると生産計画を組み直さなければならないため、製造設備を増強することが今後の課題だという。

今後は実績データを分析して有効活用していく

その一方で、『生産革新 Ryu-jin』では原価管理も行っている。
「製品ごとに1時間当たりの労務費や加工賃が異なるので、それらを正確に算出するためには実績データをある程度蓄積し精査する必要があります。しかし、数年後にそれが実現されれば、利益率の向上につながるので、その効果は非常に大きいです」(冨永氏)

現状は実績データを蓄積している段階だが、今後は蓄積されたデータをさまざまな視点から分析して有効活用していく考えだ。
「月ごとの収支や損益を予測し、その情報を社内で共有して活用していきたいです。例えば、今月は数字があまり良くないので、もっと受注を増やそうといったメッセージを伝えることで、社員のモチベーションを高めていくことが当面の目標です」(冨永氏)

大塚商会担当者からのコメント

「新たなビジネスモデルの構築を総合的にご支援します」

株式会社9Times様は、『生産革新 Ryu-jin』を導入することで、プラスチック容器の一貫生産体制を確立されました。今後もお客様のビジネスモデルの構築を総合的にご支援します。

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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