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パネルシアター教材を手がける保育図書専門出版社が、請求・資金繰り業務の効率化を実現

アド・グリーン企画出版株式会社 導入事例

2017年12月取材

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策

アド・グリーン企画出版株式会社は、パネルシアターという一種の人形劇に必要な素材をキット化し、普及に努めたことで知られる保育実技書の専門出版社だ。パネルシアター関連商品はこれまで注文品として書店に卸してきたが、大手出版社が市場に参入したことで、長期委託販売などへの対応が避けられないものになった。こうした状況を受け、出版業に対応した販売管理パッケージによって業務に対応してきた同社は、2012年に『SMILE BS Quick出版』システムに刷新。それは業界特性ゆえに煩雑な入金予測と、請求書発行業務の大幅な省力化につながっている。

アド・グリーン企画出版株式会社

導入先の概要

業種
出版
事業内容
保育図書の企画、出版、販売。パネルシアターの教材、教具、図書の販売
従業員数
4名(2017年12月現在)
ホームページ
http://www.ado-green.co.jp/

お客様の声をご紹介

代表取締役社長 鈴木 環氏

「電話によるサポートだけでなく、リモートアクセスを使いデスクトップ画面を共有して操作法を説明してくれるなど、サポート体制が充実していることも大塚商会の魅力です。私はどちらかというとITは苦手な方ですが、おかげでスムーズに移行することができました」

大塚商会担当者からのコメント

「ネット通販の強化もしっかりとサポートします」

導入後の操作法に関するサポートで高い評価を頂けたことはとても光栄です。アド・グリーン企画出版様が今後の課題として掲げるネット通販の強化という面でも、今後一層積極的に提案を行っていきたいと考えています。

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アド・グリーン企画出版株式会社 導入事例(PDF:3,421KB)

導入事例詳細

パネルシアターのパイオニアとして普及を牽引

毎日の保育が楽しくなる保育図書・教材を開発し、幼稚園・保育園などに提供

アド・グリーン企画出版株式会社(以下、アド・グリーン企画出版)は、幼稚園・保育園で使われる保育実技書などを扱う専門出版社だ。創業は1991年で、近年はパネルシアター教材の企画・制作でその名を知る人も多い。
パネルシアターとは、パネル布を貼ったボードとPペーパーという特殊な不織布に描いた絵人形を使ってストーリーを展開する一種の人形劇。毛羽立ちが多いパネル布にPペーパーで作成した絵人形を貼ったり外したりしながら自由にストーリーを展開できる。
今から40年ほど前に古宇田 亮順氏によって考案されたパネルシアターは、準備が簡単であると共に、多様な動きによって子どもたちの興味・関心を引くことができることから、近年幼児教育の現場になくてはならないものになっている。
早くからその可能性に着目し、幼稚園の夏休みを利用したサマースクールなどを通してパネルシアターの普及に積極的に取り組んできたのが、アド・グリーン企画出版の創業者である井上 浩志氏だった。

普及活動の一方で井上氏は、Pペーパーやパネル布と絵人形の下絵、脚本・作り方・色塗りの見本を載せた指導書をセットにして自社で販売。これまでになかったパネルシアター制作に必要な材料をキット化した商品は、パネルシアターを手作りしたいという幼稚園・保育園の先生や幼児教育を学ぶ学生の大きな支持を受け、その普及に大きく貢献した。井上氏の娘で同社代表取締役の鈴木 環氏はこう説明する。
「下絵を用意し、それをPペーパーの下に敷くことで、絵柄を簡単に写し取ることができるようにしたことが、当社が開発したキットの第一の特長です。それにより、絵に自信がない人でも簡単に絵人形が描き起こせると共に、ポスターカラーやアクリル絵の具で彩色することで印刷物では表現できない鮮やかな彩色を可能にしています。それがパネルシアターの作り方を学びたいという先生方や学生に広く受け入れられることにつながったと考えています」

パネルシアターを手作りしたいという幼稚園・保育園の先生や幼児教育を学ぶ学生の大きな支持を受け、その普及に大きく貢献した

現在、同社はパネルシアターキットだけでなく、手作りのために必要な無地のPペーパーやパネル布、パネルシアターの本、名作童話をモチーフにした完成品なども販売。パネルシアター関連商品の売り上げは、総売上の約7割に達しているという。
その一方でパネルシアターの市場は現在、大手出版社の参入が相次ぎ、競争が激化しているのが現状だ。こうした中、同社は、幼児教育の現場に限らず、高齢者施設等でも活用できる新たな商品の開発に努めることで、今後もパネルシアターという児童文化を積極的に牽引していく考えだ。
「大手出版社の参入によって競争は激しくなっていますが、当社は小さい会社だからこそ可能なフットワークの良さを生かし、顧客の拡大に取り組んでいきたいと考えています。例えば、書店経由でパネルシアター商品を注文した場合、手元に届くまでに2、3週間必要になることが珍しくありませんが、当社の通販サイトであれば即日発送も可能です。『今すぐ欲しい』という声をはじめとする、さまざまなニーズにきめ細かく応えていきたいと考えています」

長期委託・常備品などへの対応に出版業専用パッケージを導入

アド・グリーン企画出版の経営を支えてきたパネルシアター関連商品は当初、一般書籍とは異なり、書店による買い取りを前提にした注文品として取次に納品していた。しかし大手出版社の参入により競争が激しくなることで、注文品だけに頼ったビジネスモデルの継続は難しくなった。それに伴い大きな課題になったのが、長期委託、常備など出版業特有の商慣習への対応だった。
書籍を書店に長期委託として預ける場合、取次に納品した時点でいったん売り上げを計上する。委託期間が過ぎ、売れ残った本が戻ってきた段階で売り上げから返本分を差し引き、取次店への請求額が確定する。一般的な販売管理パッケージシステムでは、長期間に及ぶこうした取引の管理は難しい。
「長期委託の委託期間は4カ月、6カ月など書店によりさまざまで、それとは別に1年間の常備委託もあります。当社の場合、さらにフェアを前提とする1カ月の委託もあるなど委託期間は多様です。取次を介した取引にはさまざまな区分があり複雑です。こうした取引は手作業だけではとても管理できるものではなく、一般的な販売管理システムによる対応も難しいため、どうしても出版業を前提とした専用システムが必要になります」と鈴木氏は語る。
同社は当初、大手書店が開発した販売管理システムを使い一連の業務を管理してきたが、ベンダーが事業から撤退することになった関係で、システムのリプレースが必要になった。これを受け、同社が新システムとして選択したのが、出版業向け販売管理『SMILE BS Quick出版』だった。
「以前から面倒を見てもらっている会計事務所から紹介されたことが導入の理由ですが、取次のトーハンさんと共同開発したという『SMILE BS Quick出版』の名は以前から知っていました。また基幹業務システムの場合、途中でサポートが受けられなくなってしまうのでは困ります。大塚商会さんであればそうした心配はなく、安心して使い続けられると判断したことも選定の大きな理由でした」

出版業に対応した機能により煩雑な委託先書店の管理を省力化

出版業向け販売管理システム『Quick出版BS』で請求書発行の大幅な効率化を実現した

出版社の販売管理に専用システムが必要になる理由はもう一つある。それは長期委託の管理には委託先書店の把握が不可欠になる点だ。「A書店にNカ月書籍を委託し、X月に返本される」という情報が管理できていなければ、返本を加味した精算が困難になることがその理由である。しかし一般的な販売管理パッケージでは、直接の取引先である取次の先にある書店を把握するのは難しい。
「長期委託の場合、委託先書店は出版社も把握しています。取次からの返本は長期委託、常備委託を問わず、一括で行われることもあり、どの書店から何冊戻ってきたかまで正確に把握するのは難しいのが実情です。しかし、請求業務を正確に行うには、どの書店にどういう条件で書籍を委託しているかを把握しておくことが必要になります」
こうした課題に対応するため、アド・グリーン企画出版が『SMILE BS Quick出版』を導入したのは2012年のこと。流通段階での手違いもあり請求額と取次の支払額の誤差を完全にゼロにするのは難しいものの、煩雑な入金予測を手間をかけずに行うという課題は達成できたという。
「例えば常備品の場合、書店に1年間商品を委託し、売れるとそのつど商品を補充していきます。しかし長期間の委託品の管理は書店側でも手に余る部分があるらしく、注文品が常備品として返却されるなどの手違いは珍しくはありません。それは、出版という仕事に携わる以上、どこかで折り合いをつけなければならない課題なのでしょう。当社の場合、『SMILE BS Quick出版』に表示される「入金予定額」により、資金繰りに必要な入金見通しは十分に得られています」
なお、新システムへの移行は、電話による対応やサポートセンターがデスクトップ画面を共有して使い方を説明するリモートアクセスなどのサポートを活用し、スムーズに行われた。

「分からないことがあると、そのつどサポートセンターに電話し、一つ一つ確認していくことでスムーズな移行が実現しています。リモートアクセスによる説明もとても分かりやすくて助かりました」と鈴木氏は振り返る。

大手取次向けの消費税処理対応で請求書の自動発行が可能に

アド・グリーン企画出版が、『SMILE BS Quick出版』の導入効果として挙げるもう一つの効果は、請求業務の効率化である。
注文品と「延勘」(注文品として仕入れ、支払いを繰り延べするもの)長期委託や常備品といった区分に応じた請求書が毎月発行できるようになったことに加え、大手取次であるトーハン独自の消費税処理に対応した請求書が自動で作成できるようになったことも鈴木氏は高く評価する。
「入力さえちゃんと行っていれば、消費税の処理まで含め、正しい請求金額が自動計算できるようになったことにはとても助けられています。出版業界の方はよくご存じと思いますが、取次各社の中でトーハンさんだけが、消費税を前倒しで支払うというルールを採用しています。トーハンさんと共同開発したという『SMILE BS Quick出版』は、こうした特殊な消費税処理にも自動で対応するため、業務は大幅に効率化できていますね」
現在アド・グリーン企画出版が積極的に取り組んでいるのは、Web販売チャネルの強化だ。幼稚園や保育園の先生、幼児教育や保育を学ぶ学生などが個人で保育実技書を購入する場合、近年はネット通販を利用するケースが増えている。また同社が運営する通販サイトでは、ボランティアとして保育に取り組む方の注文も少なくないという。
こうしたニーズにフットワークよく対応し、パネルシアター教材の先行ランナーとしての強みを生かしていこうと考える同社は、大塚商会のサポート力に大きな期待を寄せている。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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