電材卸商社が業務プロセスの標準化に取り組み、基幹業務パッケージで業務管理の一元化を実現。リアルタイムな在庫の可視化で生産性が向上

株式会社アマミ 導入事例

2018年5月取材

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理営業・業務プロセス効率化

株式会社アマミは、大阪・堺に本社を置き、関西全域を商圏として事業を展開する電設資材の総合卸商社だ。週末に作業を行うことも多い電気工事事業者のニーズに対応し、土曜も営業するなどの小回りが利いたサービスをその強みとしている。受発注データのひも付けがなく、システムと業務が乖離(かいり)する状態が続いていた同社は、扱いやすい基幹業務システムへの移行を機に、その見直しに着手。入力の二度手間の解消や、在庫状況の可視化という成果を上げた。

株式会社アマミ

導入先の概要

業種
電設資材の総合卸
事業内容
電設、空調の資材、機器、電機、住設、家電などの総合卸商社
従業員数
56名(2018年5月現在)
ホームページ
http://www.amami.vc/

お客様の声をご紹介

内務業務管理 室長 辻 真美子氏

「『SMILE BS 2nd 販売』が備える自由帳票機能によって、これまで手作業で集計するほかなかった帳票が一発で出力できるようになりました。おかげで業務はかなり効率化できています」

大塚商会担当者からのコメント

「サポート体制の一層の充実に取り組んでいきます」

在庫がない商品の場合も受注翌日には納品する株式会社アマミ様の業務はスピードが命。その業務に空白を生まないためにも、今後のサポートにはさらに力を入れたいと考えています。

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導入事例詳細

電設資材の総合商社として、小回りの利くサービスを提供

2000年の創業以来、電設、空調の資材、機器、電機、住設、家電などの総合卸商社として事業を展開してきた

株式会社アマミ(以下、アマミ)は、電設資材の総合卸商社だ。細かなスイッチ類から制御機器まで電気に関する資材は数多い。「電材」と呼ばれることも多い電設資材は、その総称である。一つの建物を建てるのに数百~数千点必要になるといわれる電設資材や空調装置、家電製品などを、顧客である電気工事事業者に迅速かつ正確に届けることが総合卸商社であるアマミの役割だ。
2000年に設立し、一般家屋やオフィスビルからEV充電設備をはじめとする社会インフラまで、幅広く対応する同社の第一の強みは、小回りが利くサービスを提供する点にある。週末に工事を行うことも多い電気工事事業者のニーズに応え、土曜日も営業することはその一例だ。大阪・堺に本社を構え、東大阪、大阪日本橋、豊中、神戸、東京などに営業所を展開。各営業所が4,000アイテム前後の在庫を持つことで、大阪を中心とした関西全域の顧客への迅速な電設資材供給を実現している。

2018年5月現在の従業員数は56名で、その多くは営業担当。顧客の要望にフットワークよく対応する中で培われてきた顧客との信頼関係は同社の大きな財産になっている。
電設資材卸商社の業績は、その性格上、建設業界の景気に大きく左右される。社会的な動きに伴い、需要の中身が大きく変化することも特色の一つだ。東日本大震災後の電力供給不足から、太陽光発電や省エネ効果が高いヒートポンプを利用して給湯を行うエコキュート、LED照明機器などの需要が拡大したのはその一例である。

さらに近年は、建物の断熱性能の大幅向上と再生可能エネルギーの導入によって年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指すZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が大きな注目を集めている。こうした省エネをキーワードにした商品の提案に積極的に取り組んでいることも同社の特長だ。また、防犯カメラをはじめとする防犯機器の需要も高まっているという。
電力小売り自由化後、新電力の販売代理店として主に法人顧客のエネルギー活用最適化にも取り組む同社は、電気と電材に関する価値あるサービスの提供を通し、新たな挑戦を続けていく考えだ。

扱いやすさを第一に考え、基幹業務システムを選定

取引がある電設資材メーカーは約200社で、その多くが毎年新製品を投入することもあり、同社の商品アイテム総数は4~5万点に及ぶ

電設資材の総合卸商社であるアマミが取り扱う商品は驚くほど多い。取引がある電設資材メーカーは約200社で、その多くが毎年新製品を投入することもあり、同社の商品アイテム総数は4~5万点に及ぶという。
顧客数は1,400~1,500社ほどで、在庫を持たない商品についても、その大部分は受注の翌日には納品する。業務は以前からシステムによって管理してきたが、そこには幾つかの課題があった。

まず挙げられるのが、営業担当が独自にExcelで発注書を発行するなど、業務データの一元管理ができていない点だ。受注はシステムに入力しておらず、売上処理の段階で初めてシステムへデータ入力を行っていた。そのため、受発注データがひも付けされておらず、システム上で消込作業は行われていない状態だった。
また、毎月の締め作業の際には、システムの運用を一時的にストップする必要もあったという。さらに月次の営業資料作成には、一度CSVファイルで吐き出したデータをExcelなどで加工する必要が生じることも課題の一つだった。
保守面においても、外注先の担当SE以外による対応が困難になり、システムに不都合が生じた際にサポート窓口に問い合わせても、満足な回答が得られるまで丸1日以上かかることも少なくなかったという。

サーバーのリース満了を機に、同社がシステムの見直しに向けた検討を開始したのは、2016年のことだ。IT全般の管理を担う内務業務管理室 室長の辻 真美子氏はこう当時を振り返る。
「新システム選定に当たりまず重視したのは、扱いやすいシステムという点でした。当社の場合、パート従業員もシステムへの入力を行うことがあり、ユーザーのITリテラシーの水準はさまざまです。システムによる一元管理を図るうえでも、扱いやすさが重要なポイントになると考えました。また、業界特有の商慣習へのベンダーのシステム対応力も重視したポイントの一つでした」

主要取引先である大手電設資材メーカーの関連会社が提供するシステムを含め、5社の提案を比較検討したうえで同社が選定したのは、大塚商会が提案した『SMILE BS 2nd Edition 販売』だった。扱いやすさとベンダーの対応力に加え、より拡張性の高い実績データの利用が可能になる自由帳票機能の存在も選定した理由だ。

数万点の商品マスター移行とあわせて、業務手順も見直す

受注、発注、売り上げ、請求という業務の流れをシステムで一元的に管理し、リアルタイムの在庫確認ができるようになった

アマミの基幹業務システムのリプレースにおいて、まず課題になったのは電材業界特有の商慣習への対応だった。
「注文を受け、売り上げを計上し、納品することが当社の業務の基本的な流れになります。しかし3,000個、5,000個といった大量の商品を受注した場合、売り上げは一括して計上する一方、納品は時期を分けて分納することも珍しくありません。こうした取引に対応するにはカスタマイズが不可欠になります。大塚商会のSEさんがこうしたニーズにも柔軟に対応してくれたおかげで、移行はとてもスムーズに進みました」と辻氏は語る。

また、登録可能な文字数の関係で、商品マスターの登録商品名を短くする必要が生じたことも、移行の課題の一つだった。取扱商品が4~5万点に及ぶだけに、その作業には大きな労力が必要になる。同社は登録商品名の修正に関するルールを定めたうえで、実作業を大塚商会に一任することでスムーズな移行を実現している。
さらに同社は、新システムへの移行に先立ち、パート社員も含めた全従業員を対象とした新システムの操作に関する研修も入念に行っている。研修は拠点ごとに大塚商会から講師を招いて実施し、当日参加できなかった従業員には、後日本社で行った研修に参加してもらったという。また、自由帳票機能の活用をはじめとする機能面の要望の吸い上げも研修を利用して行っている。
並行して同社は、課題であったシステムによる一元管理の実現に向け、業務手順を全面的に見直し、その標準化にも取り組んだ。こうした入念な準備を経て、2017年2月に『SMILE BS 2nd 販売』は本稼働した。

システムによる一元管理で、リアルタイムの在庫管理を実現

『SMILE』導入とあわせてNEC製のサーバーExpress5800を導入。さまざまな環境基準(グリーン購入法、省エネ法等)に対応している

同社にとって、受注、発注、売上請求という業務の流れがシステムで一元的に管理できるようになったことが導入の最大の効果であったことは間違いない。
これまで営業担当が個別にExcelで作成していた発注書は、受注時点で『SMILE BS 2nd 販売』へ入力することで二重入力の手間が削減された。また、受発注同時処理機能によって、受注番号にひも付いた発注管理が可能になり、確実な発注の消込を実現している。

データ入力がリアルタイムで行われるようになったことによる、在庫の可視化も重要なポイントである。各拠点で在庫を持つ同社の場合、在庫を融通し合うことが短納期の実現につながるが、これまで各拠点の在庫状況は電話で確認するほかないのが実情だった。システムによる管理一元化により、ロケーション別在庫状況が画面上でリアルタイム確認できるようになったことは、より迅速な納品にもつながっている。
さらに、会社の概況を即座に把握するための概況報告書機能では、ドリルダウンによる伝票レベルで詳細取引状況を可視化できる点も評価が高い。
「経営層が経営概況から問題を発見した際、その原因を伝票レベルまでさかのぼって調べるのは大変な手間がかかります。そのため従来は、原因を追及するのは大きな問題に限られていましたが、新システムではドリルダウンによって赤字受注などの問題を伝票レベルで簡単にチェックすることができるようになりました。これは経営層が特に評価している部分でもあります」と辻氏は語る。

出力形式や出力項目、抽出条件を指定することで、さまざまな角度から分析・集計できる自由帳票機能の活用も注目ポイントの一つ。
これまで同社では、予算実績対比などの帳票は、CSVファイルで取り出したデータをExcelで加工して作成していたが、その作業には大きな労力が費やされてきた。しかし、自由帳票機能を活用して作成した帳票を登録しておくことで、必要に応じて即座に求める帳票が出力できるようになっている。
「経営層が求める集計表の作成はこれまで私が行っていましたが、その作業だけで丸一日費やされるのが実情でした。また営業所では、実績目標の対比表を毎月所長が作成していましたが、それにも一日以上の時間が費やされていました。自由帳票機能によって、こうした手間が不要になったことは、業務の省力化という観点で大きな意味を持つと感じています」と辻氏は語る。

『SMILE BS 2nd 販売』に合わせ、同社は『SMILE BS 2nd 会計』も導入している。その連携により、販売管理・会計システムの二重入力の問題も解消できたことも効果が大きい。また大塚商会のサポートセンターの迅速な対応も辻氏が高く評価する点の一つだ。
今後の課題として辻氏が挙げるのは、4~5万点に及ぶ商品マスターの管理・運用の効率化だ。『SMILE』の場合、検索時に現在取り扱いのない商品を非表示に設定することが可能だが、受注が多かった商品の場合、担当者が商品名やコードを手入力することも多く、それがトラブルにもつながっているという。
こうした課題解決に向け、同社は現在、バーコード管理の導入を検討している。さらに、ECサイト構築と『SMILE』の連携も検討している。アマミはこれらの課題を着実に乗り越え、新たな成長を図っていく考えだ。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 販売』

    売上売掛から仕入買掛、在庫管理までの全般をカバー。マスターや伝票に独自項目を追加したり、各種実績の集計・オリジナル帳票の作成・データ分析など多角的に行えます。

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 会計』

    高度な分析機能と数多くの管理機能をラインアップし、財務会計から管理会計までを幅広くサポート。スピーディーで正確な伝票処理、柔軟なデータの分析と有効活用を実現します。

  • NEC製サーバー『Express 5800』

    NECのExpress 5800シリーズを中心に小規模・オフィス向け1wayサーバー、中規模・部門向け2wayサーバー、大規模・ハイパフォーマンス向け4wayサーバー、無停止型ftサーバー、さらにブレード収納ユニットSIGMABLADEと、幅広いラインアップをご用意しました。

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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