大学初年次教育の一環として開催したセミナーで新入学生がスマホやネットに潜むリスクを学び、情報リテラシー形成に必要な基礎知識を習得

「動画やクイズも交えた“楽しいセミナー”で、情報ツール利用時のリスクを分かりやすく解説。学生の情報リテラシーを高める有意義な導入教育となりました」

学校法人芦屋学園 芦屋大学 導入事例

学校1~100名学校・自治体セキュリティモバイル・タブレット活用社員育成・人材開発経営基盤強化・リスク対策

教育のICT化を積極的に推進している兵庫県芦屋市の学校法人芦屋学園 芦屋大学は、企業向けに情報セキュリティ教育を提供している大塚商会の協力の下、新入学生を対象とするセミナー『学生向けスマートフォンセキュリティ教育』を開催した。学生にとって最も身近な情報機器であるスマホにテーマを絞り、動画やスライド資料を活用しながらその危険性を指摘。受講した学生たちは情報ツール利用時のルールやセキュリティ対策の重要性を認識し、大学側としても的確な情報リテラシーを身に付けるための導入教育として、大きな効果を認められる結果となった。

学校法人芦屋学園 芦屋大学

導入先の概要

業種
教育
事業内容
大学(臨床教育学部、経営教育学部)、短期大学(幼児教育学科)、大学院(教育学研究科)の運営
職員数
62名(2019年5月現在)
ホームページ
https://www.ashiya-u.ac.jp/

導入の狙い

  • 身近な情報ツールであるスマホ利用に伴うリスクを理解させたい
  • ITリテラシーを高めていくための導入教育としたい
  • 学生が分かりやすく、退屈しないセミナーを開きたい

解決策

大塚商会が大学生向けにアレンジしたセミナーを二百数十名対象に開催

導入したメリット

  • 多くの学生がスマホやネット利用のリスクを実感した
  • リスク予防の具体的な対策を知ることができた
  • 情報セキュリティの重要性を理解できた
  • 学生が興味を持って受講するセミナー開催のヒントが得られた
  • 芦屋大学 大学事務長 教学支援部 部長 新谷 隆之 氏

    「大塚商会さんが講義内容を学生向けに分かりやすく構成してくださったおかげで、今後さまざまな学生向けセミナーを企画するうえでも参考にできそうです」

  • 芦屋大学 経営教育学部 教授 電気研究室 齋藤 治 氏

    「企業向けのセミナーを多数開催している外部の講師を招き、情報セキュリティの不備が招くトラブルについてリアルな話をしてもらうことで学生が刺激を受け、より真摯(しんし)な姿勢で受講してくれることも期待されました」

  • 株式会社大塚商会 営業本部 トータルソリューショングループ TSM課 専任課長 大山 慶太

    「学生様が自分自身の身近な問題として捉えられるよう、誰もが日常的に使っているスマートフォンの情報セキュリティに焦点を絞った内容をご提案させていただきました」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
学校向けソリューション学生向けスマートフォンセキュリティ教育

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学校法人芦屋学園 芦屋大学 導入事例(PDF:3,323KB)

導入事例詳細

“バイトテロ”を防止するには若者のITリテラシー向上が不可欠

セミナーは「大学生活入門」の一貫として、1年生二百数十名を対象に開講された

インタビュアー

「学生向けスマートフォンセキュリティ教育」の実施に至った背景をお聞かせください。

新谷 氏

私は教学支援部長として、カリキュラムの整備や学生の学修状況全般を管理しています。以前、IT機器を導入している大塚商会さんに、教職員向けの情報セキュリティセミナーを開催していただき、大変貴重な学びを得ることができました。スマホやネットが普及し、若者のモラル欠如による“バイトテロ”のような事故や事件が多発する今、学生に情報リテラシー教育を施すことは大学の責務だと思います。そこで大塚商会さんにご相談し、新入学生向けのカリキュラム「大学生活入門」の一貫として、講座を開いてもらうことを企画しました。

齋藤 氏

経営教育学部 教授の私の専門は、電気電子工学領域です。初年次教育を運用する教員グループのリーダーも務めており、新入学生向けの科目「大学生活入門」と「キャリア基礎」なども担当しています。本学にはコンピューターを専門とする教員もいますが、情報リテラシーに関する最新の知識を学生に正しく与えるには、実社会におけるセキュリティのトレンドを熟知しているIT関連企業のサポートを受けることが適切だと思いました。

外部講師のリアルな言葉で、学生に問題意識を抱かせたい

インタビュアー

外部講師によるセミナーの開催は、学生様にどんな効果を与えると思われましたか?

新谷 氏

自身が受けた教職員向け情報セキュリティセミナーは非常に分かりやすく、また退屈を感じることもありませんでした。ぜひ学生にもそのようなセミナーを受けてもらいたいと思い、講義の内容も講師も、大塚商会さんに一任することを決めました。

齋藤 氏

企業向けのセミナーを多数開催している外部の講師を招き、情報セキュリティの不備が招くトラブルについてリアルな話をしてもらうことで学生が刺激を受け、より真摯(しんし)な姿勢で受講してくれることも期待されました。

大山

私は大塚商会のトータルソリューショングループで、さまざまな営業支援を行っています。当社は多様な業種の企業様を対象に情報セキュリティ教育を行っていますが、学校様で実施したのは今回が初めてです。社会人向けの情報セキュリティ教育は内容がやや堅苦しい面があるので、学生様が自分自身の身近な問題として捉えられるよう、誰もが日常的に使っているスマートフォンの情報セキュリティに焦点を絞った内容をご提案させていただきました。

情報機器やネット利用に伴うリスクを、豊富な資料を示しながら説明

身近な問題として捉えてもらうため「興味を持続させるセミナー」に

インタビュアー

学生様に関心を持って受講していただくため、セミナーの内容にどのような工夫を施されましたか?

大山

まずは飲食店のスタッフ等が悪ふざけをする“バイトテロ”などに関する動画を見ていただき、そのような行為が引き起こす社会的な影響について説明しました。新入学生の皆さんは少し前まで高校生でしたが、間もなく成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることもあり、大学生になると社会的な責任を帯びるのだということを自覚してほしかったからです。
続いて、個人情報の流出が招く被害やSNSに関連するトラブルなど、スマホの利用に伴う具体的なリスクを解説し、スマホユーザーが社会的ルールを順守するとともに、自らの身を守ることの大切さを指摘しました。リスクを軽減するために、自身のスマホに具体的にどのようなセキュリティ対策を施すべきかについても説明しました。

新谷 氏

視覚資料が多数スライドに映され、情報セキュリティについて積極的に考えてもらうためにクイズ形式で解説された部分もあるなど、全体を通して「学生が飽きないセミナー」にしていただけたことに満足しています。

情報リテラシーをさらに高める段階的な学習の実施を検討

インタビュアー

受講された学生の皆さんの反応はいかがでしたか?

新谷 氏

セミナー終了後にGoogle Appsで行ったアンケートの回答を読むと、情報セキュリティが自分たちにとって非常に重要なテーマだと感じていることがうかがえました。

齋藤 氏

回答には「怖い」というキーワードが多数見られました。これは日常的に使うスマホに、どれだけ多くのリスクが潜んでいるかを理解した証しです。

新谷 氏

生まれた時から情報ツールが身近にある世代には、IT機器やネットに対する恐怖心が希薄です。そのような学生たちが危機意識を抱いてくれたことに、このセミナーを開催した大きな意義があります。また、「怖い」という回答と共に、「楽しかった」という声も多数上がりました。リスクを自覚してもらうという狙いからは離れた感想ではありますが、多くの学生が興味深く受講したことを意味します。これは大塚商会さんが講義内容を学生向けに分かりやすく構成してくださったおかげで、今後さまざまな学生向けセミナーを企画するうえでも参考にできそうです。

大山

選択肢を選んで回答するだけではなく、「スマホって便利だけど、その分怖いことがいっぱいだなと感じました」「今後セキュリティの対策を心掛けます」など、感想を文章にしてくださった学生さんも多数おられ、しっかりセミナーに耳を傾け、情報セキュリティに対する意識を高めてもらえたことをとてもうれしく思います。

インタビュアー

今回の成果を踏まえ、情報セキュリティ教育を今後どのように深めていきたいですか?

新谷 氏

学生を社会に送り出す大学としては、社会人として求められる情報リテラシーをしっかり身に付けさせる必要があります。今回は初年次教育の中で、スマホをテーマとする導入教育を行いましたが、今後はさまざまな情報機器の活用シーンに応じたセキュリティ学習を、学年を追って段階的に実施することを検討するつもりです。

齋藤 氏

授業でも私生活でも情報機器の利用は不可欠なので、さらに有効活用してもらうためにも、多様なツールのメリットとデメリットをしっかり学習させることが重要だと私も思います。

大山

ITベンダーである当社には、情報ツールやネット上のリスクを分析して可視化するノウハウが蓄積されています。それを活用して、大学はもちろん中学校や高校など、さまざまな学校様に的確な情報セキュリティ教育をご提供していきたいと考えています。

セミナー終了後、QRコードでアンケートフォームを読み込んだ学生が回答や感想を書き込んだ

212件のアンケート分析と101件の感想

大塚商会担当者からのコメント

「豊富な経験を生かして学校様のセキュリティ教育をご支援いたします」

学校法人芦屋学園 芦屋大学の学生様に、情報セキュリティの重要性をしっかりと認識していただくことができました。今後もさまざまな学校様の、情報ツールの活用レベルに応じた多様な教育ニーズにお応えしてまいります。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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