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女性用ウィッグメーカーが、最新鋭のカラーPOD機でコスト削減。枠にとらわれないユニークな販促物づくりが実現

株式会社ハイネット 導入事例

2017年12月取材

卸売・小売業、飲食店101~1,000名複合機・コピー機活用営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

女性用かつら(ウィッグ)の老舗メーカーである株式会社ハイネット。加齢や病気による薄毛をカバーする製品のほか、20~30代女性がおしゃれとして着用するファッションウィッグのブランドも展開するなど、幅広い顧客層向けに多彩な製品を提供している。2016年10月にアデランスグループに加入した同社は、新たな市場開拓に挑む一方、販促費用を抑えるため、大塚商会を通じて最新鋭のカラーPOD機を導入。ほぼ全て外注していた販促物の制作・印刷の内製化を高め、コストを削減しただけでなく、従来の枠にとらわれないユニークな販促物づくりまで実現した。

株式会社ハイネット

導入先の概要

業種
ウィッグおよびヘアー小物製造・販売
事業内容
ヘアウィッグの企画・製造・販売、婦人服の企画・製造・販売
従業員数
416名(2017年8月現在)
ホームページ
http://www.hi-net-web.com/

お客様の声をご紹介

営業企画推進部 次長 高橋 章氏

「いろいろな要望にすぐに応えてくださるフットワークの軽さも大塚商会さんの魅力だと思います。これからも万全のサポートを期待しています」

大塚商会担当者からのコメント

「スタッフの方々にデザインの学習機会を提供します」

株式会社ハイネット様からは、販促物の内製化をさらに推し進めるため、スタッフの方々にデザインソフトやPOD機の使い方をもっと学んでもらいたいというご要望をいただいております。当社といたしましても、講習会の開催などによって積極的にサポートさせていただきます。

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導入事例詳細

女性用レディメイドウィッグで半世紀以上の歴史

品質が良く、デザインも洗練されたウィッグを提供し続けてきた伝統を土台に、新たな風も採り入れながら成長を目指していく

株式会社ハイネット(以下、ハイネット)は、レディメイド(既製品)の女性用かつら(ウィッグ)やヘアー小物などを製造・販売するメーカーである。創業は1960年。女性用レディメイドウィッグのメーカーとしては日本で最も歴史が古く、アデランス、アートネイチャーと並ぶ国内3大メーカーの一つだ。
その製品バリエーションは、ナチュラルやエアリー、ロング、ストレートといったスタイル別から、フルウィッグ、ハーフウィッグ、ハイピースといったサイズ別まで幅広く、レディメイドながら、さまざまなヘアスタイルにマッチしたウィッグを提供している。
「インターネット通販などで販売されているレディメイドウィッグと比べると価格が高めですが、そのぶん、素材や品質の良さには徹底的にこだわっています」と語るのは、同社 営業企画推進部 次長の高橋 章氏である。
またハイネットは、加齢や病気などによる薄毛をカバーするためのウィッグだけでなく、おしゃれとして身に着けたい人のためのウィッグも数多く取りそろえている。
主に40代以上を対象とするメインブランドの「ハイネット」のほか、ファッションに敏感な20~30代の女性向けに「NAVANA WIG」と呼ばれるブランドも展開。ハイネットは全国の百貨店・商業施設を中心に80店舗以上を展開しているが、「NAVANA WIG」は東京・渋谷の109や新宿アルタ、池袋パルコなど、若者に人気の商業施設に店舗を構えている。
どちらのブランドにも共通するのは、インターネット通販のようにただ商品を売るだけでなく、店舗スタッフが顧客の悩みや好みを詳しく聞き、適した商品を提案している点である。
品質やデザインの良さだけでなく、きめ細かなアドバイスによって顧客が満足する商品を提供できるのが、50年以上の歴史を持つ老舗メーカーならではの強みだ。
また、ハイネットは2016年10月、総合毛髪関連事業を展開するアデランスグループの一員となった。半世紀以上にわたって培ってきた同社の女性用レディメイドウィッグの商品力・販売力と、総合毛髪関連事業を通じて、より多くの人々に夢と感動を提供し、心豊かな暮らしに貢献することを最大の使命とするアデランスグループの力を融合させることによって、さらなる成長への道を切り開こうとしている。アデランスグループから出向し、現在はハイネットの営業企画に携わる高橋氏は、「グループの総合力を生かし、今後は年4回ペースで新ブランド、新商品を生み出していきたいと考えています」と語る。

価格が安いネット通販商品との競争など、業界を取り巻く環境は厳しさを増しているが、品質が良く、デザインも洗練されたウィッグを提供し続けてきた伝統を土台に、新たな風も採り入れながら成長を目指していく考えだ。

販促物の内製化によって外注コストを抑える

ハイネットは2017年6月、大塚商会を通じて、最新鋭のカラーPOD(プリントオンデマンド)機『RICOH Pro C5200S』、名刺カッター『PROSCUT PCM-15』、モリサワ製のバリアブルソフト『モリサワMVP Standard Edition』、Adobe製のデザインソフト『Adobe Creative Cloud』などを一括導入した。その理由について、高橋氏は「販促物の制作・印刷をなるべく内製化したいというのが大きな狙いでした」と説明する。
アデランスグループからハイネットに出向した高橋氏は、手始めに経理を見ることになった。そこで、「売上高に比べて販促費用があまりにも大きすぎることに気づき、どうにか削減できないかと考えたのです」(高橋氏)

販促物の内製化を進めるために導入したカラーPOD機『RICOH Pro C5200S』

名刺カッター『PROSCUT PCM-15』

高橋氏が入るまで、ハイネットでは、全国の店舗に置くカタログやチラシといった販促物の制作・印刷のほぼ全てを外注していた。
「店舗の多くは広告表現のルールが厳しい百貨店に入っているため、基本的に当社の印刷物はそうしたルールへの対応に慣れている外部の制作会社や印刷会社に頼んでいました。しかし、印刷部数が多いカタログやチラシだけでなく、店舗ごとのちょっとしたチラシやPOPといった小ロットの印刷物まで外注していたので、コストがかさんでしまっていたのです」(高橋氏)
外注せざるを得ない印刷物はやむを得ないが、外部に頼むと割高になる小ロットの印刷物は少しでも内製化できないか。そう考えた高橋氏は、パソコンやサーバーなどの導入でハイネットと長年取引がある大塚商会に相談した。
「ちょうど本社オフィスの移転を予定しており、それに伴って社内に置く複合機などの見直しを検討していたのですが、これを機に販促物を内製化するための設備やソフトを導入してはどうかという提案を大塚商会さんから受け、まとめて導入することにしたのです」と高橋氏は振り返る。
導入後、高橋氏は率先して販促物の内製化に取り組み始め、Adobe製デザインソフトの入門書を購入しデザインを独学で勉強。実際に販促物を作ってみることにしたのだ。
「最初に作ったのは、お客様に配るメンバーズカードでした。カードの内側にスタンプ欄を設けたのですが、水をはじく両面キャストコート紙を印刷用紙に選んだので、スタンプのインクが染み込まずにはじけてしまって。あわてて外面はキャストコート、スタンプを押す中面は水をはじかない上質紙に変更しました」(高橋氏)
そうした試行錯誤を繰り返しながら、高橋氏は少しずつソフトの使い方やデザインの仕方、紙の選び方などに慣れ、次々と販促物を作っていった。
その様子を周囲のスタッフたちが見て、「できるものは自分たちで作ろう」という雰囲気が形成されていったという。実は、そうした雰囲気を作ることこそが、高橋氏がPOD機などを導入した大きな狙いであった。
「スタッフたちも、売り上げに比べて販促費用がかかり過ぎているということは何となく実感していたはずです。しかし、どうすればそれを減らせるのかという具体的な方策が、なかなか思い浮かばなかった。自分たちで工夫を凝らせば、費用を抑える方法はいくらでもあるのだということを知ってほしかったのです」と高橋氏は説明する。

従来の枠にとらわれない販促物づくりも実現

高橋氏が進めた内製化の取り組みは、着実に実を結んでいる。まず、POPのような小ロットの印刷物については、できるだけ自分たちでデザインして、POD機で出力するという取り組みが当たり前になった。小ロットの印刷物は、外注するとコストが割高になるだけでなく、納品までの時間もかかる。その点、POD機なら1部からでも低コストで出力できるし、時間もかからない。
しかも「ウィッグの写真は髪の隙間や、光に当たった部分の色の違いなど、繊細なディテールが求められますが、POD機ならそうした細かい部分も、外注する印刷物と同じように美しく表現できます」と、高橋氏は印刷クオリティの高さについても評価する。
また、カラー複合機などで出力すると、印刷面の周囲に幅広の余白ができてしまうが、POD機で印刷すれば余白は小さくなるし、名刺カッターで紙の縁を断裁すれば、余白を完全になくすこともできる。「いまでは全てのスタッフが名刺カッターの使い方を覚え、名刺については完全に内製化できました。次はこれを応用して、余白のない印刷はがきづくりにもチャレンジしてもらおうと思っています」と高橋氏は語る。

バリアブルプリントソフト『モリサワMVP』を活用し、ハガキなどの宛名印刷に活用している

ちなみに同社では、はがきの宛名印刷にモリサワのバリアブルソフト『モリサワMVP Standard Edition』を活用している。バリアブルとは、個別のデータを自動的に指定の所へ差し込み印刷をする方法だ。こうしたソフトを積極的に採り入れたことも、同社の販促物の内製化推進に一役買っているようである。
また高橋氏は、「内製化を進めたことによって、従来の印刷の枠にとらわれない販促物が作れるようになったことも、大きな成果だと思います」と語る。
例えば同社では、ホワイトホルダー(PET素材のクリアホルダー)にウィッグを着けたモデルの写真を刷り込んだノベルティを制作している。これは大塚商会のマテリアルカタログに、紙だけでなくクリアホルダーなどが掲載されており、面白そうなので使ってみたとのことだ。
「マテリアルカタログの中からいろいろな紙や素材が選べるだけでなく、『Adobe Creative Cloud』には、さまざまなデザインのパターンが用意されているので、それを組み合わせれば、我々のような素人でも面白い販促物が作れます。おかげでスタッフたちも、工夫を凝らしながらモノを創り上げていくことの面白さを少しずつ実感しているようです」(高橋氏)

また『RICOH Pro C5200S』は、POPなどの小さな印刷物だけでなく、看板やバナーといった長尺印刷にも対応している。「百貨店での催事用に特別な看板を作ったところ『ここまでやってくれる出展者は、今までありませんでした』と百貨店の方々から非常に喜ばれました。スタッフにとっても励みになったと思いますし、こうした成功体験を積み重ねることによって、より積極的に創意工夫を凝らす風土が社内に根付いてくれるのではないかと期待しています」と高橋氏は語る。

講習会などを通じてスタッフのレベルアップを目指す

用紙対応力を生かした販促物作成によって、社内の販促物の30%を内製化するのが目標だ

高橋氏は今後の目標として、「社内の全ての販促物の30%を内製化し、その費用を現在の1/10程度まで抑えたいと考えています」と語る。
先ほども述べたように、表現ルールの厳しい百貨店向けの販促物を内製化するのは難しく、ロットの多い印刷物については、むしろ外注した方が安上がりである。そのため、全ての印刷物を内製化するというのは現実的ではないが、「創意工夫によってコストを抑えられるものは、自分たちで作っていこうとする風土を定着させたいですね」と高橋氏は語る。

今後は、スタッフたちにデザインワークやPOD機の使い方などをもっと学んでもらい、積極的に使ってもらうことが必要だ。
高橋氏は「大塚商会さんはソリューションを提供するだけでなく、デザインソフトの使い方に関する講習会なども開いてくださるので、とても助かっています。そうした機会を通じてスタッフたちのレベルアップを図り、内製化をさらに進めていきたいですね」と抱負を語った。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • カラーPOD機『RICOH Pro C5200S』

    高度なプロダクションニーズを満たす色再現性や凹凸紙への対応など、絶え間ない革新を進めながら、企業内業務に必要なオフィス機能もご用意しています。

  • デザインソフト『Adobe Creative Cloud』

    Creative Suite(クリエイティブ スイート)の全てのアプリケーションと、快適な制作環境を支援するサービスを合わせた、お支払い方法を選べる年間ご契約サービスです。

その他の導入システム

  • 名刺カッター『PROSCUT PCM-15』
  • バリアブルソフト『モリサワMVP Standard Edition』
  • マテリアルカタログ

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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