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ファブレス機能を持つ電子部品商社が組立業に対応した生産管理パッケージを導入。部品在庫管理の大幅省力化を実現

日川電機株式会社 導入事例

2017年11月取材

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理ITインフラの保守・管理サービス&サポート(たよれーる)営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

日川電機株式会社は、産業用機器に特化した電子部品商社だ。幅広い在庫を持ち10個、100個という少量の注文にいち早く応えることで、日本のエレクトロニクス産業を下支えしてきた。一方でファブレス企業としての一面も備え、30以上のパートナー企業と協業し、最終製品の製造まで行ってきた。メーカーとしての実績が積み上がる中、浮上したのはものづくりに対応した部品在庫の効率的な管理という課題だった。同社はファブレス企業にも対応する生産管理パッケージを導入することでこの問題を解決している。

日川電機株式会社

導入先の概要

業種
電子部品商社
事業内容
電子部品電子機器総合商社・電子部品組立
従業員数
23名(2017年11月現在)
ホームページ
http://www.hikawadenki.co.jp/

お客様の声をご紹介

代表取締役社長 山崎 恭永氏

「以前はどこに問い合わせればいいのか悩むこともしばしばだっただけに、大塚商会の担当者に連絡すれば全てが解決するという状況は、とても助かっていますし、非常に心強いですね」

大塚商会担当者からのコメント

「ご期待に応えられるパートナーとして、しっかりとサポートします」

日川電機株式会社様は長年にわたり大塚商会をご支持いただき、オフィスのさまざまなITソリューションをご活用いただいています。これからもご期待に応えられるパートナーとして、しっかりとサポートします。

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導入事例詳細

ものづくりまで手がける電子部品専門商社

電子部品から完成品まで、お客様の立場で企画提案できる電子部品専門商社としてエレクトロニクス産業を下支えする

日川電機株式会社(以下、日川電機)は、産業用機器に特化した電子部品専門商社だ。一回の注文個数が1万個を超えることも珍しくない民生用機器の電子部品とは違い、産業用機器の注文は10個、100個という小口の注文が中心になる。1975年に創業した同社は、多様な仕入れルートを確保するとともに自社で豊富な在庫を持つことで、短納期をはじめとする産業用機械メーカーのニーズにきめ細かく応えている。同社の顧客には、鉄道会社の車内アナウンスシステムを手がける企業など、我々の身近な場所で活躍する産業用機器を製造する企業も数多いという。
創業者は現代表取締役社長の山崎 恭永氏の父、俊彦氏で、恭永氏は3代目にあたる。創業以来、エレクトロニクス関連企業との強い信頼関係を築いてきた同社だが、業界全体を見渡すと、ネット通販の伸長による変革の時代を迎えようとしている。かつては価格やサービスといった部分で既存商社に太刀打ちできなかったネット通販だが、今日では価格も下がり、なおかつアフターサービスまで手がけるネット通販も登場しているという。
こうした中、俊彦氏が経営の第一線を退いた2005年前後から同社が取り組んでいるのが、商社の枠を越えた、ファブレスによるものづくりの試みだ。山崎氏はこう当時を振り返る。
「当社の2代目社長である兄と共に父から経営を引き継いだ際に、まず考えたのは、これまでのようにものを売っていくだけでは今後経営は難しくなるだろうという点でした。お客様が真に求めるものを追求する中、浮かびあがったのは、最終製品の企画開発から設計、組立までを一手に引き受けるという新たなビジネスモデルでした」

山崎氏の見込みどおり、ものづくりを一から請け負う新サービスは多くの顧客から高く評価された。ハード・ソフト設計から、プリント基板の設計・製造、その実装・組立・検査、ハーネス加工、筐体(きょうたい)の設計・製造、樹脂加工・金属加工からPSEをはじめとする認証の取得まで一元的に手がける同社の実績は、ビジネスホテルなどで目にするテレビボードに組み込まれたLANケーブル接続用タップや、鉄道会社の線路保守作業員が携行する危険回避のための無線システムなど数多い。協業するパートナー企業は現在、約30社。商社の顧客として取引する中でしっかりとした信頼関係を培ってきた企業が多いことがその強みだ。全国に広がるパートナー企業の中には、東証一部上場企業も含まれているという。
電子部品専門商社として、全国で開かれる展示会を通し、魅力的な新製品の発掘に努める一方、近年は、年5回ほど展示会に出展し、情報の発信と新規顧客の獲得に努めている。また顧客のニーズに合致する商品であれば、電子部品にとどまらず積極的にプロモーションを行うこともその特長だ。同社が販売代理店を務める、近赤外線光を使った熱可塑性樹脂による実モデル成型装置はその一例である。
「我々が最も重視しているのは顧客への提案力です。情報収集するチームが各地の展示会・見本市を回り、面白いと思った製品は積極的に商談を進めています」
同社はこうした日々の取り組みを通し、電子部品から完成品まで、常に顧客の立場から企画提案できる企業を目指している。

課題になったものづくりに対応した部品在庫管理

製品を仕入れ、それを販売する商社の業務では、在庫管理は一点一点個別に行うことが一般的だ。しかしものづくりでは、こうした在庫管理方法はあまり効率的ではない。例えば100個の部品で構成する完成品の場合、こうした管理方法では注文があるたびに、100個の部品を一つ一つ洗い出して、在庫を確認する必要が生じるからだ。
ファブレス企業としてものづくりに取り組みはじめた日川電機が直面したのは、このような非効率的な在庫管理に関する課題だった。同社は、情報システム担当者がExcelマクロで作成したプログラムで部品在庫管理を行ったが、多くの手間を必要としていたという。
「当初は既存の販売管理システムで対応していたのですが、このやり方では、100個の部品一つ一つに発注票を発行するなど、在庫管理に大きな手間が必要です。そこでExcelのマクロによる対応へと移行したのですが、それでも2、3年で限界を感じるようになりました」
こうした状況の中、山崎氏が相談したのは、オフコン時代から20年以上にわたって取引を続けてきた大塚商会だった。同社が提案されたのは、ファブレス企業にも対応する機能を備える、組立業向け製販一気通貫型の生産管理システム『生産革新 Fu-jin』だった。
製品構成が決まっている標準品の見込み・受注生産に対応し、構成部品の発注・在庫管理や製造・進捗、出荷・売り上げ、請求・入金・支払いなどをトータルに管理する同製品を提案された同社は、大塚商会の実践フェアで実機に触れ、さらに社内デモンストレーションを実施し、各機能を一つ一つ検証したうえで導入を決断した。

パッケージ導入で課題だった在庫確認、発注の自動化を実現

日川電機が『生産革新 Fu-jin』を導入したのは2014年4月のこと。現在、東京・西日暮里の本社に20台、主に物流倉庫機能を担う山梨営業所に6台の端末を配置。サーバーは本社に設置し、山梨営業所とVPN回線で結んでいる。

製品別に必要な電子部品を登録することで、完成品の受注台数に応じて『生産革新 Fu-jin』が部品の所要量を自動計算し、在庫品によって対応可能な部品と手配が必要な部品を判別し、発注手配まで自動で行う環境が実現

製造業の現場でも定評ある『生産革新 Fu-jin』の導入効果は劇的だった。これまで注文のつど、部品在庫を確認してきた同社だが、製品別に必要な電子部品を登録することで、完成品の受注台数に応じて『生産革新 Fu-jin』が部品の所要量を自動計算。在庫品によって対応可能な部品と手配が必要な部品を判別し、発注手配まで自動で行う環境が実現している。
「これまで手作業で行ってきた在庫確認に加え、発注手配まで自動化できたわけですから、その手間は全く違います。業務の省力化には相当貢献していると思いますね」と山崎氏は大きくうなずく。

また導入にあたっては、同社独自の現品票による出庫管理に対応するため『生産革新 Fu-jin』のカスタマイズも行っている。同社が製品に添付して納品する現品票は、ミシン目で3分割でき、1枚は営業担当の手元に残り、残る2枚は製造工程へと回る。出庫準備を終えた段階で1枚が営業担当の手元に戻り、納品手続きを行うことがその基本的な流れになる。小口の注文が前提になる産業用機器のファブレスメーカーならではの工夫といえるが、現在はペーパーレス化も含め、その見直しを進めている段階だという。

少数精鋭企業を目指しITによる業務効率化を推進

『生産革新 Fu-jin』の最大の効果が、業務の効率化、省力化にあることは間違いない。日川電機は『生産革新 Fu-jin』導入以前から、少数精鋭企業を目指し、ITによる業務効率化を積極的に推進してきた企業という一面を備えている。一人一台のPC導入、一人一アカウントの導入を同業他社に先駆けて行ってきたことはその一例だ。年々、着実に売り上げが伸長する一方で、従業員数に大きな変化がないことは効果の表れであるといえるだろう。
「当社の場合、売り上げは確実に伸長しているのですが、過去数十年間、従業員数はあまり変わりがありません。それでも問題なく回っているのは、やはり『生産革新 Fu-jin』をはじめとしたITの効果が大きいはずです。現時点では、まだまだ余裕があると感じています」
働き方改革が言われ、多くの企業で人手不足が表面化する中、従業員が余裕を持って働く同社の事例は極めて興味深いものだ。ITによって業務を効率化、省力化する同社の取り組みは大塚商会をパートナーとして行われている。

PCだけでなく複合機からネットワーク、サーバー、ビジネスフォンまで、ビジネスに必要なあらゆる機器、インフラを大塚商会から導入している

「既に触れたとおり、大塚商会さんとはオフコン時代以来20年以上のお付き合いがあります。現在は、PCだけでなく複合機からネットワーク、ビジネスフォンまで、ビジネスに必要なあらゆる機器、インフラを大塚商会さんにお任せしています。その理由は、長年の取引による信頼関係はもちろんですが、それだけでなく、あらゆる課題にワンストップで対応してくれる点を高く評価しています。例えばネットワークに障害が発生したとき、原因が回線にあるのか、それともハードウェアやソフトウェアにあるのか、調査したうえで対応するベンダーに相談することが一般的です。しかし大塚商会さんであれば、担当者に一声かけるだけで原因の切り分けからお願いでき、全てが解決します。このメリットは大きいと思いますね」
日川電機は電子部品専門商社として、仕入れ先との信頼関係を培うことの大切さを強く意識してきたという。最安値を提示する取引先より、常にベストプライスを提示してくれる取引先を大切にした方が、長い目で見た場合メリットは大きいという考えがその背後にはある。
「父からは、相見積りを取るよりも信頼できる一社との取引を大切にしなさいと常に諭されてきました。それもあり私自身、今も取引先を選ぶ際には人間的な信頼関係を大切にしています。同世代の経営者仲間からは『お前は甘い』と言われることはしばしばですが、会社が安定的に運営できている以上、これまでは、その考え方に間違いはなかったと考えています。そういう意味では、大塚商会さんも当社の期待に確実に応えてくれる信頼できるパートナーの一社であると日ごろから感じています」

日川電機は今後も少数精鋭企業を目指し、ITによる業務の効率化を積極的に推進していく考えだ。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • 生産管理システム『生産革新 Fu-jin』

    販売管理と一体化された組立業向け製販一気通貫型の生産管理システムです。製品構成が決まっている標準品の見込・受注生産に対応し、構成部品の発注・在庫管理や製造・進捗、出荷・売上、請求・入金・支払などをトータルに管理。自社工場を持たないファブレス企業にも対応できます。

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 販売』

    売上売掛から仕入買掛、在庫管理までの全般をカバー。マスターや伝票に独自項目を追加したり、各種実績の集計・オリジナル帳票の作成・データ分析など多角的に行えます。

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 人事給与』(自由帳票オプション)

    人事管理から定型の給与計算業務までをフルサポート。自由項目を利用した独自の人事情報や、履歴の管理、人事異動の判断材料などを収集することができます。

  • らくらくマイナンバー

    マイナンバーを紙で管理する場合、使用記録の手間や紛失・漏えいなどのセキュリティリスクが懸念されます。大塚商会では、マイナンバーを自社内で安全に保管・管理することをご提案します。

その他の導入システム

  • LED照明
  • ビジネス電話
  • 複合機など

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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