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高品質な皮革小物の専門店が、手書きの帳簿から販売管理システムへ移行。検索機能を活用し商品管理精度が向上

株式会社大谷商店 導入事例

2018年5月取材

製造業1~100名ERP・基幹業務・業務管理営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策

株式会社大谷商店(革匠 谷中)は、東京・下町の風情が残る『谷根千』地域で、50年以上の長きにわたり、高品質な皮革小物の企画・製造・販売を行っている専門店だ。卸問屋や百貨店への販売が中心だが、最近ではネット販売にも力を入れている。そうした中、業務効率を高めるために、以前から基幹業務システムとしてSMILEシリーズを活用していたが、今回、その最新バージョンである『SMILE V 販売』へ移行。これにより、検索機能の強化や帳票出力業務の自動化などが実現されたことで、さらなる業務改善を図ることに成功している。

株式会社大谷商店

導入先の概要

業種
皮革小物製造業
事業内容
財布などの高品質な皮革製品の企画・製造・販売
従業員数
6名(2018年5月現在)
ホームページ
http://www.kawasyo-yanaka-tokyo.com/

お客様の声をご紹介

代表取締役 山口 幸子氏

「今後は基幹業務のさらなる効率化に加えて、ネット販売やSNSの活用にも力を入れていきます。しかし、そのためには、個人的にITスキルをもっと高める必要があるので、大塚商会さんにぜひご協力していただきたいです」

大塚商会担当者からのコメント

「ITを活用した業務効率化をサポートします」

最新版の『SMILE V 販売』をご導入いただき、検索機能や帳票出力の自動化によって商品管理の精度が向上されました。これからもITの力で業務改善をサポートします。

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導入事例詳細

皮の素材や製法にこだわった、皮革小物を百貨店などに納入

皮の素材や製法にこだわった高品質な皮革小物を企画・製造・販売し、高級志向の百貨店などのニーズに応えている

株式会社大谷商店は1962年の創業以来、皮革製品の製造・企画・販売に従事している。その特長は、皮の素材や製法などに徹底してこだわった高品質の商品を一貫して提供し続けていることである。以前は、日本の職人が中心となって皮製品を製造していたが、現在は全体の8割ほどを中国の協力工場に製造を委託している。しかし、それによって品質が損なわれることは決してない。その工場は日本人が経営しており、品質管理には万全を期しているという。
「皮の選別やデザインなどの企画は、当社で全て行っているので品質には自信があります。特に柔らかい皮を使用した手触りの良い商品を提供していることが大きな強みです。決して目立ちはしないけれど、何年たっても飽きの来ない商品づくりを常に心掛けています」と代表取締役の山口 幸子氏は語る。

具体的には、上質な牛革を丁寧に編み込んだメッシュシリーズ(二つ折り財布・長財布)、鹿革を漆でガラ付けした印伝シリーズ(中ベラ付二つ折り財布・Lファスナー財布・長財布)、一番人気のオーストリッチ型押シリーズ(二つ折り財布・オープン長財布・三方ファスナー長財布)、こだわりの手法で作り上げた牛革製ラム調シリーズ(二つ折り財布・長財布・名刺入れ)など、豊富なバリエーションがある。
「バブル経済の崩壊などで国内景気が低迷していたときは、安価な皮革製品に需要が流れる傾向がありましたが、今はお客様の目が肥えたこともあり、良いものを長く使いたいという人たちが増えています。実際に5年、10年と大切に使い続けてくださるお客様が多いのは、売る側にとってはすごくうれしいことです」と山口氏は語る。

当初は、卸問屋に商品を納入していたが、その後、百貨店に直接納入するケースが増え、商品の売上比率は卸問屋が約50%、百貨店が約40%という比率になった。さらに数年前から近隣住民の要望を受けて本社内で小売りも行うようになり、現在はネット販売にも注力。楽天、Amazon、Yahoo!に「革匠 谷中」という屋号で出店し、徐々に売り上げを伸ばしつつある。
その一方で、地域の町おこしにも積極的に参加している。人と人を結びつける切手のように、地域の人や訪れる人と幸せなつながりを築きたいという思いと、近くに郵便局があることから、本社のある通りを「谷中キッテ通り」と命名し、集客数を増やす取り組みを始めている。
「もともと谷中・根津・千駄木地域は、東京・下町の風情が残る『谷根千』と呼ばれる人気スポットで、近年は海外のガイドブックにも紹介されて外国人も大勢訪れるようなりました。その追い風を受けて、Facebookなどを活用して『谷中キッテ通り』の認知度を高め、国内外の多くの人たちに気軽に立ち寄っていただけるようにすることが狙いです」と山口氏は語る。

業務効率を高めるために、販売管理のシステム化に着手

商品の数や種類が増えるにつれて在庫状況を正確に把握できないといった課題に直面するようになった

同社は、従業員数6名の少数精鋭の小さな会社だが、高級志向の皮革製品を求める百貨店や大手通販サイトの要望に応える形で、販売チャネルを徐々に広げながら売り上げを着実に伸ばしている。特に商品の在庫をあらかじめストックしておいて、注文を受けたらすぐに商品を出荷できる体制を整えていることが、得意先から信頼されている強みの一つになっている。
ところが、山口氏が父親の後を継いで代表取締役に就任する以前は、在庫管理は紙ベースの帳簿を作成して行っていた。その結果、商品の数や種類が増えるにつれて在庫状況を正確に把握できないといった課題に直面するようになった。
「当社では、お客様に事前に商品を預けておいて、その商品が売れた段階で売り上げを計上する委託販売なども行っています。そのため、在庫管理が非常に複雑で、手書きで伝票を作成していたときは、正確な在庫数を把握することが難しかったのです」と山口氏は語る。

そのうえ、納品書や請求書などの帳簿の作成は全て経理担当者が手書きで行っていたので、月次の売り上げなどの集計作業に多くの時間と手間がかかっていたという。
そうした中、長年勤めていた経理担当者が退職することになり、山口氏が事務処理を引き継ぐことになった。それを機に事務処理のIT化に着手。伝票の手書き作成から基幹業務システムの運用に切り替えることで、業務効率を高める取り組みを進めていった。
しかし、具体的にどのようなシステムを導入して運用すればいいのかよく分からなかったという。そこで、以前からコピー機の導入で取引実績のあった大塚商会に相談し、2004年にSMILEシリーズの販売管理システムを導入するに至った。
「私を含め、社内にはPCに詳しい人が誰もいなかったので、基幹業務システムを初めて導入する際には少なからず不安もありました。しかし、大塚商会さんは、こちらがどのように説明したらいいのか分からないような質問内容についても、その趣旨をすぐにくみ取ってくださり、的確なアドバイスやサポートをしてくれるので本当に助かりました」と山口氏は語る。

集計作業の時間を短縮し、在庫管理の精度が向上

実際にSMILEシリーズの販売管理システムを運用する際には、事前に商品マスターの登録作業を行う必要があった。しかし、同社の商品点数は約200~300点とそれほど多くないので、特に問題が生じることなく短期間でスムーズに運んだという。
「商品の種類ごとに商品コードを割り当ててマスター登録したので、以前に比べて商品管理が格段にやりやすくなりました」と山口氏は語る。

ただし、取引先の指定伝票を使って納品書や請求書を作成するケースが多いので、当初は、従来の手書きによる伝票作成と販売管理システムを併用する業務形態を採った。その分、事務作業は若干増えるが、むしろ請求金額などをチェックする際に効果的だという。
「手書きで伝票を作成すると、請求金額などの数字が頭に入りやすいメリットがあります。その反面、計算ミスなどが生じるデメリットもあります。しかし、PC上で販売管理システムのデータと照合すれば、伝票に間違いがあればすぐに分かるので、あえて両方使っていた感じです」と山口氏は語る。

その後、手書きによる伝票作成から販売管理システムの運用に徐々に切り替えながら、月次の集計作業の時間短縮や集計ミスの軽減、在庫管理の精度向上などを実現。事業規模が拡大しても事務員を増やすことなく、山口氏一人で事務処理を効率的に行えるようになった。
しかし、同社のIT化による業務改善の取り組みは、現在も継続中だ。2018年にSMILEシリーズの最新バージョンである『SMILE V 販売』へ移行し、急ピッチで進展しつつある。

『SMILE V 販売』で検索機能などが強化されたことで、以前よりも商品管理がやりやすくなり、業務効率の大幅な向上を実現している

『SMILE V 販売』へ移行し、高度な検索機能などを有効活用

大塚商会から複合機も導入し、さまざまな出力業務を1台に集約。『たのめーる』を利用した調達業務の効率化も行っている

『SMILE V 販売』は、各種マスターやデータの移行作業が完了し、まだ運用を始めたばかりなので本格的な活用はこれからの段階だが、操作画面が大きくなって日々の業務がやりやすくなったと好印象を得ている。

とりわけ『SMILE V 販売』の新機能に対する期待は大きいという。その一つが、商品名の入力欄が増えた商品名拡張機能だ。
「以前は、伝票に記載できる商品名の文字数が限られていたのですが、『SMILE V 販売』では、商品名を登録できる文字数が増えたので、より詳細な商品管理が行いやすくなります。例えば、使用した皮の種類やデザイン、色・サイズなどの情報を商品名に追記しておけば、商品名を見るだけで、その商品の特長が瞬時に把握できます。そのため、お客様から商品の問い合わせなどがあったときに迅速に対応できるのです」と山口氏は語る。

検索機能が強化されたことも大きなメリットだ。具体的には、あいまい検索機能によって、検索条件と完全に一致しなくても、それに近い情報をすばやく抽出できる。さらに、インクリメンタルサーチ機能によって、検索したい単語を全て入力しなくても、その単語が含まれている複数の候補を即座に表示。その中から該当するものを絞り込むことで商品名などが正確に分からないときでも検索作業がスムーズに行えるようになる。
「現在、百貨店様からはいろいろな種類の皮革製品を求められているので、今後、商品の種類が確実に増えてきます。しかし、以前よりも商品検索などがスピーディーに行えるようになったので、業務効率の向上につながります」と山口氏は語る。

このほか、『SMILE V 販売』に実装された業務予定機能により、帳票印刷の自動化も可能になった。例えば、毎回月初に出力している売上実績表の印刷を事前にスケジュール登録しておけば、指定にされた日に自動的に印刷されるので非常に便利になる。特に同社のように一人で事務作業を行っているところでは、作業時間を大幅に短縮できるので非常に便利だという。
今後は、こうした新機能を使いこなしながら、業務効率をより一層高めていく。それにより、データ分析などに費やす時間を増やすことが可能になる。
その一方で、大塚商会のWeb調達・購買業務支援サービス『たのめーる』も有効活用しており、コピー用紙などの消耗品調達業務の効率化やコスト削減も実現している。

さらに現在は、『谷中キッテ通り』の認知度を高めるためにSNSの活用も積極的に推進し、Facebookの自社サイトを開設。そこで同社の皮革製品の魅力をアピールし、店頭販売やネット販売の売り上げアップにつなげていくことが今後の大きな課題の一つだ。
「毎月1回、『谷中キッテ通り』の会合があるので、その場でFacebookの使い方などを教わっているのですが、いかんせんPCの操作には疎い方なので、まだ分からないことだらけです。その意味では、SNSの効果的な活用方法やネット販売との連携方法などについても、大塚商会さんに引き続きサポートしていただけると非常にありがたいです」と山口氏は語る。

このように同社では、『SMILE V 販売』による業務効率の向上にとどままらず、町おこしの一環としてSNSの有効活用にも目を向けている。今後のビジネス展開に大いに注目したい。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • 基幹業務システム『SMILE V 販売』

    売上・売掛から仕入・買掛、在庫管理までの全般をカバー。マスターや伝票に独自項目の追加や、各種実績の集計・オリジナル帳票の作成・多角的なデータ分析などが行えます。

  • Web調達・購買業務支援サービス『たのめーる』

    たのめーるはオフィス用品だけではなく、生活用品や家電、介護用品まで幅広く商品をそろえた大塚商会が提供する法人・個人向け通販サービスです。

  • PC

    主要メーカーを網羅したラインアップから選べるだけでなく、目的に合わせて最適なソリューションや回線、サービス、さらに導入後のサポートまで、まとめて大塚商会にお任せいただけます。

  • 複合機

    お客様のご予算・ご要望に合わせて特定のメーカーに偏ることなく最適な複合機・コピー機・プリンターをご紹介します。リースやレンタル、ソフトウェアなどについても、ご相談ください。

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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