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簡単操作の電子黒板から導入し、段階的にICT化を推進。双方向教育の授業に活用

香蘭女学校 中等科・高等科 導入事例

2017年11月取材

学校1~100名学校・自治体モバイル・タブレット活用サービス&サポート(たよれーる)社員育成・人材開発営業・業務プロセス効率化ネットワーク環境の構築・改善

香蘭女学校 中等科・高等科は、英国国教会の宣教師たちが明治時代に創立し、来年130周年を迎える伝統あるミッションスクールだ。「祈り」や「奉仕の心」といったキリスト教の精神を育みつつ、日本人ならではの感性や伝統文化も重視する“和魂洋才”教育によって、女性が生来持つ"よさ"を備えながら自立した人材の育成を目指している。電子黒板の導入からICT化に着手することを決めた同校は、全普通教室に電子黒板機能付きプロジェクターを設置。その後、校内無線LAN環境の構築。全教員・生徒タブレットを持たせるなど、段階的にICT化を推進した。

香蘭女学校 中等科・高等科

導入先の概要

業種
教育
事業内容
中学校・高等学校の運営
教職員数
100名(2017年4月1日現在)
ホームページ
http://www.koran.ed.jp/

お客様の声をご紹介

校長 鈴木 弘氏

「大塚商会さんは、さまざまな分野のICTソリューションで豊富な実績をお持ちです。その経験をもとに、これからも自主学習の場の提供を推し進めたいという、我々のニーズに合うソリューションを積極的に提案していただきたいですね」

ICTセンターセンター長 甲斐 雅也氏

「教員と生徒のそれぞれがタブレット端末を所持したことで、授業の仕方に変化が生まれました。全ての生徒に漏れなく目が届くようになったのは、非常に大きな成果だと感じています」

教務部長 船越 日出映氏

「授業だけでなく、部活動や自主学習でも生徒がタブレットを活用する生徒が増えています。ICTの活用は社会人になっても求められるスキルなので、ぜひ当校で学ぶ間にしっかり身に付けてもらいたいですね」

大塚商会担当者からのコメント

「ICT環境のさらなる充実に向けてお手伝いします」

香蘭女学校 中等科・高等科様からは、電子黒板機能付き超短焦点プロジェクター、無線LAN環境、タブレット端末に続いて、今後もICT環境の充実を図りたいというご要望をいただいております。ご期待に応えられる提案をこれからも積極的に行ってまいります。

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導入事例詳細

創立130周年を迎える中高一貫ミッションスクール

良識と伝統の価値を重んじるミッションスクールでありながら、日本古来の豊かな教養と品性を養う独自の女子教育を実践

東京都品川区旗の台にある香蘭女学校 中等科・高等科(以下、香蘭女学校)は、中高一貫教育を行うミッションスクールだ。
1888(明治21)年、英国国教会から派遣された宣教師エドワード・ビカステスらが、日本女性固有の徳性をキリスト教倫理によってさらに昇華させることを目的に設立。2018年に130周年を迎える、伝統ある女学校である。
同校の特徴は、2000年の歴史を持つ聖書の「愛」の教えと、1200年の伝統を持つ日本の「礼」の教えを両輪とし、しなやかな感性と品位ある女性になるための教養と情操を教育していることだ。例えば、キリスト教の伝統に基づく「祈り」や「奉仕の精神」を身に付ける一方で、茶道や華道といった日本の伝統に触れて「礼」の大切さも学ぶ。ミッションスクールでありながら、校内には本格的な茶室や美しい築山もあるところは、同校の教育理念である“和魂洋才”を象徴しているといえよう。

都会の中とは思えないほど豊かな緑に囲まれた校内の自然環境は、ここで6年間を過ごす生徒たちが勉学に励み、心を育むのにこのうえない環境だ。関係校である立教大学をはじめ有名国公立大学や私立大学に多数の卒業生を送り出している進学校でもある。
「祈り」の大切さを日常的に学ぶ機会となっているのが、創立以来守られている毎朝の礼拝だ。全校生徒が一堂に会し「新しい一日が付け加えられたこと」への感謝を捧げる。中・高全ての生徒が集まることで、学年やクラスの壁を越えた生徒同士の絆が生まれ、それは「思いやり」や「慈しみ」といった心の教育にも結び付いている。
また「奉仕の精神」は、1920年に同校が日本で初めて創設し、現在も続いているガールスカウト団による奉仕活動や、1905年から行っているバザーなどによって継承されている。
「これらの活動は生徒同士の結び付きを深め、その関係は卒業後も長く続きます。卒業生による全国の校友会では今もそれぞれ熱心な活動があり、毎年当校が開催するバザーには手作りの品などが数多く送られてきます」と語るのは、同校校長の鈴木 弘氏だ。
「英国国教会が創立した学校ならではの質の高い英語教育、自己啓発のためのSE(Self Enrichment)学習など、ユニークなカリキュラムがいくつもありますが、これらを通じて学力という目に見える力だけでなく、女性らしさや自立心といった、目に見えない人間力を養ってほしいと願っています。社会に出た後も、学校や後輩たちとのつながりを持ちながら生き生きと活躍する卒業生たちのように、思いやりと輝きを兼ね備えた人間に育ってほしいのです」と鈴木氏は語る。

ICT化への入り口として電子黒板を導入

同校は2012年以降、教育現場のICT化に段階的に取り組んでいる。最初に導入したのは、同年9月から使い始めた電子黒板機能付き超短焦点プロジェクターだ。ICTの導入および運用支援などを担当するICTセンター センター長の甲斐 雅也氏(社会科担当教師)は、電子黒板導入の経緯について次のように説明する。
「当時はデジタル教材やデジタル機器などといわれていましたが、他校においていわゆるICT化が進み始め、本校も遅れを取らないようにと当時の校長から『まずは電子黒板を設置しよう』と言われたのがきっかけでした」
これを受けて展示会や研究会に足を運び、ベンダー3社による公開コンペを実施した。
「さまざまなタイプの電子黒板がありましたが、ベンダーには『ボタンが三つ以上あるものは厳しい』と伝えるほど、簡単なものがよいと言いました。教員の2/3以上が女性で、ほとんどがICTになじみがありません。そのため、とにかく簡単に使えることが普及の第一歩だと考えたのです。さらに、すぐには使いこなせないことも考慮し、電子黒板も使えるが、これまで通りのスタイルでも授業を行える環境にしたいと希望しました」と語るのは、甲斐氏とともに同校のICT委員である教務部長の船越 日出映氏(化学担当教師)。
導入にあたっては、特別教室から開始していこうという案も出ていたが、普通教室にこそ電子黒板を入れないと全教職員が使うようにはならないと判断し、1学年4クラス、中高合わせて24教室に同じ電子黒板を導入することを決定。また、当初校長からは、大きくしっかりした電子黒板を検討するように言われていたが、大きいものは高かったため、予算的に高すぎないことも条件だった。これらを踏まえ、「簡単・便利」「安価」「どの教室でも同じ環境で使える」の3点に焦点を絞り、検討を進めた。
「選定にあたってはICT委員が良いと思うものを選ぶのではなく、実際に使う教員が選ぶべきだと思ったので、コンペは実機の公開コンペに教員が参加する形で行いました」(甲斐氏)
そして同校が最終的に選んだのは、大塚商会が提案したエプソンの電子黒板機能付き超短焦点プロジェクター『EB-485WT』だった。

電子黒板でスクリーンに投影しても十分板書スペースも確保でき、これまでの授業スタイルを大きく変えることなく電子黒板の利用を開始することができた

「本校のICT化の入り口は電子黒板でしたが、数年後には全ての教員と生徒がタブレット端末を所持し、双方向の授業を行えるようにするというゴールイメージを描いていました。そのためにはまず、全教室全授業で電子黒板がスタンダードに活用されるための導入が必須で、この条件を全て満たしていたのが大塚商会さんの提案でした」(船越氏)
既存の黒板にパソコンなどの画面を投影する電子黒板機能付き超短焦点プロジェクターなら、投影しなければいままでどおりの黒板として使える。同校はさらに、プロジェクターとともに書画カメラも設置することにした。

「書画カメラは紙の教材を黒板に拡大表示できるので、パソコンを使わない教員も使う機会があるはずだと思いました。この見込みが当たり、どの先生もすんなり使用を開始してくれました」と船越氏は振り返る。

効率的で便利で効果の高い授業が実現

カメラの下に拡大表示したいものを置いてオートフォーカスボタンを押すだけの簡単操作で活用度が一気に広まった書画カメラ

使うにつれて、電子黒板機能付き超短焦点プロジェクターは「思った以上に便利に使える」という認識が教員たちの間で広がった。例えば、英語の授業で外国映画のワンシーンを見せたい、あるいは社会の授業で昨日のニュースの一部を見せたいときなど、教室のプロジェクターを使ってすぐに見せることができる。
「以前はわざわざ視聴覚教室に移動して授業を行っていました。数分の映像を見せたいだけなのに、最後まで視聴覚教室で授業を行うことになる効率の悪さに加え、二室しかない視聴覚教室は予約の取り合いにもなっていました」(甲斐氏)
教室予約の煩わしさや移動の手間がなくなったことは、ICT活用のメリットを教員たちに強く実感させたようだ。

効率面はもちろん、これまでの環境ではできなかった効果的な授業が実践できるようになったことも教員の間では評判だ。例えば数学の授業では、黒板上で図形を平行移動させたり補助線を引いたりする説明があるが、教科書に載っている図を手書きできれいに描くのは案外難しい。電子黒板なら、教科書に載っている図形をそのまま投影し、そこから線を引いて図を平行移動させることができる。先生にとっては作図の手間が省けるうえ、正確できれいな図で説明できるので生徒への伝達がスムーズになる。国語科や社会科などでは教科書の本文を板書する手間が省け、その分指導に専念できるようになった。

社会に通用するICTスキルを身に付けさせたい

クラス全員がゆったりとPCのスキルを学ぶことができる情報処理室も整っている

このように電子黒板の活用が浸透してきたことを受け、次に同校は、教員と生徒による双方向の授業の実現に向けて、翌2013年に校内有線LANを構築。さらに2015年には校内に無線LANを配備し、いつでもどこでもパソコンやタブレット端末が利用できるよう段階的に環境を整えた。そして、生徒へタブレットを導入する前に、教員全員にアップルのタブレット端末『iPad』を配布。2016年秋からは、中学1年、高校1年にも『iPad』を持たせ、活用を開始した。
その導入と活用がスムーズだったため、2017年春には、1年後に卒業を控える高校3年生を除き全学年に所持させ、来年2018年には全学年の生徒が『iPad』を持つ予定となっている。
教員と生徒の双方が『iPad』を教室に持ち込み、画面に表示される同じ教材を見ながら授業を行えるようになったことで、授業のスタイルにも変化が出てきた。
「生徒のタブレットが先生のタブレットと双方向につながるので、1人ひとりの回答を手元でチェックできるのでありがたいです。授業内で発表したり発言したりする機会がなかった生徒の理解度をつかみやすくなりました。今は個別に課題を出したりすることもできます」(甲斐氏)。

授業のみならず、放課後も積極的にタブレットを生徒たちに活用してもらうため、申請をすれば部活動の試合のスコアを記録するアプリやメトロノームとして使えるアプリなどのダウンロードを許可している。また、放課後や長期休みなどに空き教室を利用した自主学習も推奨しており、現在タブレットを持っていない生徒には貸し出しも行っている。生徒用の『iPad』には、電子辞書『Brain+』を標準搭載した。
「せっかくタブレットを持つのなら、電子辞書もひとまとめにしてほしいと保護者からも意見がありました。また、本校の英語科は辞書指導にも注力しているため全生徒に同じ辞書を使わせているのですが、『Brain+』は英語科が希望する辞書が入っていたうえ、ネイティブの発音で読み上げてくれる機能があって希望にぴったり合いました。さらには、あわせて使える辞書数が多く、いくつかの問題集も含まれていたことが決め手となりました」(甲斐氏)
タブレットの活用は、無駄の削減や業務の効率化にもひと役買っている。教職員による会議は、今では完全にペーパーレス化しているという。
「ICTの活用は、今の時代を生きる生徒たちには卒業後も社会人として必要不可欠なスキルが盛り込まれていると言えます。本校で学ぶ6年間に、基本的なことはしっかり身に付けてもらいたいと思っています。そのためには、校内のICT環境をさらに充実させていきたい。大塚商会さんには、今後も教育ICTに有益な提案を期待しています」と船越氏は期待を語った。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • iPad

    ビジネスシーンを変えるだけでなく、ビジネスの流れ、スピードも大きく変えていきます。洗練されたデザインを持つiPadの存在は、美しさ以上に、その機能性の高さからビジネスに大きな効果をもたらすでしょう。

  • たよれーる デバイスマネジメントサービス

    タブレットやスマートフォンのモバイルデバイスを利用するシーンが増えています。単純な端末のロック・ワイプからアプリ配信を含めた端末制限など、運用・管理ツールが必要となっています。

  • SKYSEA Client View

    操作ログを取得し、資産管理機能を備え情報漏えい対策とIT運用管理を支援します。標準機能としてUSBメモリーなどの「外部デバイス管理」機能を装備しています。

その他の導入システム

  • 電子黒板機能付きプロジェクター エプソン「EB-485WT」
  • 電子辞書「Brain+」
  • ネットワーク一式(有線/無線)
  • ロイロノート スクール

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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香蘭女学校 中等科・高等科 導入事例(PDF:1,304KB)

  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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