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SMILE販売へのサブシステム連携で、商品管理、輸入業務、倉庫管理を効率化。物流コンサルティングによって社員意識も改革

小杉善株式会社 導入事例

2017年11月取材

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理営業・業務プロセス効率化

小杉善株式会社は、創業100年以上の歴史を誇るタオル専門商社だ。綿本来の優れた吸水性を特長とする泉州産タオルのほか、同社が企画・デザインし、海外で委託生産したタオルなどを全国の小売業者に直接卸している。商品管理における入力作業の合理化や、属人化していた棚卸し業務の標準化などを求めていた同社は、以前から使用していた『SMILE BS 販売』にカスタマイズを施し、倉庫管理、輸入業務管理、商品情報管理データベースなどのサブシステムと連携。物流コンサルタントのアドバイスに基づきながら、物流業務の革新と同時に社員の意識変革も推し進めている。

小杉善株式会社

導入先の概要

業種
卸売
事業内容
タオル専門商社
従業員数
35名(2017年11月現在、パート含む)
ホームページ
http://kosugizen.com/

お客様の声をご紹介

代表取締役 小杉 啓生氏

「大塚商会さんの物流コンサルティングのおかげで、業務改革だけでなく、社員の意識改革まで進んだことを非常にありがたく感じています」

課長 井上 隆司氏

「商品バーコードITシステムと現場の棚番管理による業務環境の両者がそろっていないと業務改善は進みません。今は倉庫管理の自動化、省力化を実現するための情報基盤が整備されてきたところです」

大塚商会担当者からのコメント

「第三者の視点で有益なアドバイスを提供します」

小杉善株式会社様からは、当社による物流コンサルティングが「業務改革だけでなく、社員の意識改革にも結び付いた」というお喜びの言葉をいただいております。今後も第三者の視点で有益なアドバイスを提供いたします。

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小杉善株式会社 導入事例(PDF:1,276KB)

導入事例詳細

100年以上の歴史を誇るタオルの専門商社

創業100年以上の歴史を誇るタオル専門商社。泉州産やオリジナルデザインのタオルなどを全国の小売業者に直接卸している

小杉善株式会社(以下、小杉善)は、大阪府箕面市に本社を置き、全国の小売業者にタオルを卸す専門商社だ。創業は1911(明治44)年。古くから日本を代表する衣料問屋街として知られる大阪・船場で産声を上げ、100年以上にわたって商売を続けてきた。
「以前は二次卸向けの販売が中心でしたが、現在は大部分の商品を小売業者向けに直接卸しています。営業拠点は大阪本社のみですが、卸先は全国に広がっています」と語るのは、同社の4代目で、2005年に代表取締役に就任した小杉 啓生氏である。
創業から100年を超える歴史の間には、「時代の変化と共に、タオルのニーズや好みも大きく移り変わってきました」と小杉氏は語る。
「かつては企業のノベルティ、お中元、お歳暮といった季節の贈答品や、慶弔の返礼品といったニーズが多かったのですが、自分で使うために購入する実需の割合が大きくなっています。そのため、自分好みのデザインや、使い心地の良さが求められる傾向がますます強まっています」(小杉氏)
小杉善は、国産では特に品質の高い泉州産や今治産のタオルを取り扱っているが、日常使いのニーズが高まっていることを反映してか、綿本来の優れた吸水性を特長とする泉州産タオルの販売割合が高いという。
国産の良さにこだわる小杉善では、今でも泉州をはじめとする産地からタオルを仕入れているが、「それでも中国、ベトナムなどの工場に委託生産した外国産が全体の65%を占めるようになっています。業界全体の海外比率8割に比べて低いとはいえ、価格競争の波にあらがうことはできません」と小杉氏は語る。

しかし、たとえ価格が安い外国産であっても、顧客が求める品質やデザインの良い品を提供するのが、一世紀以上にわたってタオルを扱い続けていた小杉善のこだわりである。
「市場調査から商品の企画・デザイン、委託先における生産管理、品質管理、アフターフォローなど、バリューチェーンの全てを一気通貫で管理することによって、質の高いタオルをお客様にお届けしています」と小杉氏。
同社はこの一貫体制を実現するため、一人の営業担当者が1商品につき営業、企画、仕入れを担当しており、それぞれに関して権限を与えられている。
「個別の商品ごとに、一人の担当者がバリューチェーンの全てを見るので、求められる数量や品質を維持できるだけでなく、お客様からの急な注文にもスピーディーに対応できるようになります。これが当社の強みであり、全国のお客様から選んでいただける大きな理由であると自負しています」と小杉氏は語る。

手作業の効率化と属人的な業務の標準化を目指す

小杉善は、顧客からのタオルの注文に迅速かつ適切に対応できるように、早くから販売業務のシステム化を進めてきた。数十年前にオフコンでのシステム構築を依頼したのが、同社と大塚商会との出会いであった。その後も大塚商会との取引は続き、現在は基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 販売/会計/人事給与』を活用している。

作業の省力化によって社員の労力を削減することが、システム連携を進める大きな狙いだった

小杉氏は『SMILE BS 販売』の優れた機能には満足していたが、「業務効率化やサービス向上のためには、もっとできることがあるはずだ」と常々考えていた。特に棚卸しをはじめとする手作業の合理化や、属人化している業務の標準化などは、同社にとって喫緊の課題であった。なぜなら、「当社では営業担当者が商品の仕入れから在庫管理まで担当するため、棚卸しなども物流担当と共同で行わなければなりません。そうした業務に時間を取られすぎると、本来注力すべき営業や企画の仕事に時間を割けなくなります。会社全体の営業力を底上げするためには、無駄な“作業”を洗い出して、減らしていくことが不可欠だと考えたのです」(小杉氏)
そこで小杉氏は、非効率な作業部分を専用のシステムで補い、コアとなる「SMILE BS 販売」と連携させることで改善を進めていった。
まず、海外での委託生産の増加で増えた輸入業務は、輸入業務管理システムの『TOSS-SP』を新たに導入し、『SMILE BS 販売』と連携。商品情報管理データベース『eBASE』と連携する商品マスター登録といった機能もカスタマイズした。大口取引先の検品業務には、入出庫在庫管理システムの『ORBIS-VI 倉庫管理』と連携している。
さらに、第三者の視点から同社が抱えている物流の課題を抽出し、解決策を提案してもらうため大塚商会に物流コンサルティングを依頼。倉庫内のロケーション管理やバーコードによる棚卸業務を施し業務の効率を上げている。

バーコードと棚番管理による現場改善で棚卸しの時間が大幅に短縮

小杉氏が実感している大きな効果の一つが、棚卸しの合理化である。
従来、合理化を妨げていた原因の一つは、在庫管理の効率の悪さにあった。小杉善の倉庫は縦長の構造をしており、商品在庫は倉庫ビルの階ごとに大ざっぱに分類して置かれていた。しかしこれでは、一部の階は商品でいっぱいになるが、別の階には空きスペースがあるという無駄が生じる。また、新アイテム追加時には、空きスペースを確保するための労力もかなりあった。
そこで、物流コンサルタントである平野氏のアドバイスのもと、まず不動在庫と稼動在庫を切り分け、倉庫内の整理を行った。また、棚卸しのための簡単な棚番を倉庫の各階の各列に振ったのである。
さらに、在庫商品の6割にバーコードが付いていたことから、その延長線上でバーコードによる在庫管理ができないかということでSMILEのカスタマイズに踏み切った。
「従来は手読み、手書き、手集計で棚卸しを行っていたので、処理に時間がかかり、計算ミスも目立っていましたが、こと集計に関しては格段に効率が良くなりました。一人当たり3日前後かかっていた棚卸し作業の時間は大幅に短縮されそうです」(小杉氏)
また、棚番管理によって「何が、どこにあるのか」が明確化したことも、棚卸しの大幅な時間短縮に結び付いた。
「それまでは各営業担当者だけが商品のある場所を把握していたのですが、担当者以外でも実在庫の所在がスピーディーに確認できるようになりました。また、棚番管理により商品をフレキシブルに管理できる可能性が見えてきました。現在は棚卸しのためだけの棚番ですが、いずれ実現したい高度な商品管理の下地ができたと思っています」(小杉氏)

バーコード処理による棚卸しへの対応や、商品情報管理データベース『eBASE』と連携する商品マスター登録といった機能をカスタマイズによって追加した

同社の在庫管理はまだ改善の途上にある。営業課のほか、商品課やシステム運用担当などの課長を兼務する井上 隆司氏は、倉庫の現状が旧態依然としており倉庫がシステムに追い付いていないこと、棚卸しには手書きとハンディターミナルがまだ混在していること、それらにより倉庫業務にはまだ改善の余地があることなどを指摘したうえで、次のように将来を見据えている。
「例えば現在、わが社では『ORBIS-VI 倉庫管理』を出庫数量、品目に間違いを出さないためだけに使っていますが、これでは非常にもったいないです。全体的な仕組みがきちんとできあがって初めてこうした物流専門のシステムも生きてくると思います。現在行っている業務に支障を来さないようにしながら、将来のことも考えてできるところから少しずつ改善しているというのが現在の当社の状況です」(井上氏)
一方、『SMILE BS 販売』の商品マスターを『eBASE』と連携させたのは、一部の大口顧客が『eBASE』による商品管理情報の共有を求めていることに対応するものであった。
「入力項目が異なるため、かつては商品管理も担当する営業担当者が、『SMILE BS』と『eBASE』それぞれに同じ商品のマスターを登録していました。しかし、それでは二重入力の手間がかかりますし、入力ミスによる情報の食い違いも避けられません。そこで『SMILE BS』の入力項目を増やし、そのまま『eBASE』の商品マスターに流用できるようにカスタマイズしてもらったのです」と小杉氏は説明する。
輸入業務管理システムの『TOSS-SP』を導入したのも、商品原価を正確かつ迅速に把握するためである。同社では海外での委託生産の増加と共に、営業担当者が輸入関連の契約や経費計算、為替計算などに費やす時間も増えていた。かつては紙の帳面や表計算ソフトで手処理していたこれらの業務も、一気に合理化された。「『SMILE BS』と『TOSS-SP』を連携させたことで、まだ完全ではないですが輸入品も国産品と同じように商品管理できるようになりました」と小杉氏は説明する。

業務改革だけでなく社員の意識改革も進む

さらに同社は今後、出庫のみならず、仕入れ品の入庫についても『ORBIS-VI 倉庫管理』を活用して効率よく管理することを目指している。
井上氏は、「棚卸しのバーコード処理が実現し、大塚商会さんの物流コンサルティングによって倉庫の棚番管理も導入できたおかげで、既に『ORBIS-VI 倉庫管理』を使って入庫処理を効率化するための土台は出来上がりつつあります。今のところバーコードが付いているのは一部の商品だけですが、目下、全商品の入庫や棚卸しをバーコード処理できるように、大塚商会さんのアドバイスを仰ぎながら体制づくりを進めているところです」と語る。
このほか同社は、大塚商会の『どこでもコネクト』も利用している。これにより、外出先の営業担当者が手持ちのノートPCでいつでも本社の『SMILE BS』にアクセスできる環境を整えた。
これらのシステム導入は全て、一人何役もこなす営業担当者の省力化と、属人化の解消という課題を解決する目的で一貫している。最終的には、商品への習熟度に関わらずどの部署の誰でも、商品管理業務が簡単にできるようになり、それにより営業が省力化されていくだろう。本来の業務に注力し、少人数の社員で、多様化するニーズに対応しながらビジネスを拡大していくという小杉氏の明確なビジョンが、ブレることなく具現化されようとしているのが印象的だ。
小杉氏は、「業務改革が大きく前進したのもさることながら、物流コンサルティングでは第三者の視点から大塚商会さんの貴重な意見が得られ、社員の意識改革が進んだことに大変満足しています。大塚商会さんには、これからも力強いご支援をお願いしたいですね」と語った。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 販売』

    売上売掛から仕入買掛、在庫管理までの全般をカバー。マスターや伝票に独自項目を追加したり、各種実績の集計・オリジナル帳票の作成・データ分析など多角的に行えます。

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 会計』

    高度な分析機能と数多くの管理機能をラインアップし、財務会計から管理会計までを幅広くサポート。スピーディーで正確な伝票処理、柔軟なデータの分析と有効活用を実現します。

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 人事給与』

    人事管理から定型の給与計算業務までをフルサポート。自由項目を利用した独自の人事情報や、履歴の管理、人事異動の判断材料などを収集することができます。

  • 入出庫在庫管理システム『ORBIS-VI 倉庫管理』

    倉庫の在庫管理(WMS)に求められる柔軟性や細やかさ、品質管理を実現した入出庫在庫管理システムパッケージです。

  • 輸入業務管理システム『TOSS-SP』

    輸出業務においては、INVOICEを初めとする輸出ドキュメント作成業務の効率化、輸入業務においては仕入予定管理および原価管理の厳密化を実現します。さらに外貨ベースでの債権・債務管理にも対応しています。

  • 商品情報管理データベース『eBASE』

    仕入先からの詳細な原材料情報の収集、自社の商品情報管理、顧客への詳細な商品情報提供機能をもつ、食の安心安全情報管理システムです。小売様・コンビニ様・外食様・中食様・サービス事業者様・メーカー様などの豊富な導入実績があり、約70,000ユーザー、約16,000事業者でご利用いただいています。

その他の導入システム

  • 物流コンサルティング

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  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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