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3次元CADと3Dプリンタの活用で新製品の開発プロセスを効率化し、高品質・低コストの製造体制を構築

株式会社壽屋 導入事例

2013年12月取材

株式会社壽屋は精巧なフィギュアやプラモデルを企画・製造・販売し、多くのファンに愛される玩具メーカーだ。同社は、設計や試作に3次元CADと3Dプリンタを導入。商品のクオリティはそのままに、開発プロセスの合理化に成功した。

業種 製造業 従業員数 101~1,000名
キーワード [3Dスキャナ][3D-CAD][ラピッドプロトタイピング][ポリゴンモデラー]

導入前の課題

  • 設計プロセスの合理化による製造コスト削減
  • 新製品開発期間の短縮
  • 3Dデータの立体造形による新製品開発のデザイン検証

解決策

○ 3Dデータの活用による手戻り削減、業務の効率化

システム導入:

導入による効果

  • 新製品の開発期間を短縮
  • 金型製造に要する手間とコスト低減
  • 3Dデータ活用による商品プロモーション力のアップ

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株式会社壽屋
株式会社壽屋 概要
業種
玩具メーカー
事業内容
玩具類の企画・製造・販売
従業員数
180名(2013年9月現在)
ホームページ
http://www.kotobukiya.co.jp/

オリジナル商品である『YSX-24 バーゼラルド』なども3Dデータから生み出されている

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背景
精密なフィギュア・プラモデルの製造と斬新な企画力で独自の地位を確立

株式会社壽屋は精密なフィギュアやプラモデルに定評がある玩具メーカーだ。アート性の高いフィギュアコレクションは北米、ヨーロッパ、オセアニア、アジア各地で販売されるなど、「KOTOBUKIYA」ブランドは世界に知られる存在となっている。また、国内に数えるほどしかないプラモデルを手がけるメーカーであることもその特色の一つ。プラモデルをコンスタントにリリースし続ける同社にとって、「ユーザの求めるタイミングで、ユーザの心を満たす精緻な商品をどう製造するか」という問題は、大きな経営課題となっていた。

経緯
3次元CADの導入で手戻りを削減し、開発期間を短縮化

その解決のために同社が決断したのは、3Dデータの積極活用だった。2010年に3次元CAD『PTC Creo』を導入し、プラモデル設計への3Dデータの活用を開始。もともと同社では、“手原型師”と呼ばれるスタッフがプラモデルの試作(原型)を粘土やプラスチックの板で作り、それを製造工場でリバースエンジニアリングをかけ金型を製作していた。だが、スキャンデータによる細部表現には限界がある。そのため金型に修正を加えることも多かった。だが、3次元CADを使い、金型を製作する前に3Dデータをチェックする体制を整えたことで、手戻りの削減を実現。商品リリースに要する期間を大幅に短縮することに成功した。

3次元CAD『PTC Creo』による設計はプラモデルを中心に、会社全体に浸透している

ポイント
プラモデル製作に求められる精度をキーに3Dプリンタを選定

2011年には、3Dプリンタ『ProJetHD 3000』を導入。金型製作の前段階で3Dデータを立体物として出力し、目と手で仕上がりを確認できる体制を整えた。その結果、金型の修正回数はさらに減ることとなった。『ProJetHD 3000』を選定する決め手になったのは、0.05ミリ径の違いまで再現できる出力精度だった。多い場合は1,000ものパーツからなるプラモデルの細部を検証するには、このレベルの精度が求められるのだ。また使用できる樹脂は耐久性に富み、劣化が生じにくいこともポイントの一つだった。

左は、3Dプリンタ『ProJet HD3000』。通常のオフィスでも設置可能だ。右は出力したプラモデルのパーツと、組み立て後の完成品だ

導入効果と今後の展開
3Dデータのさらなる有効活用を多角的に模索する

3Dデータの積極活用によって、手原型師の不足や手戻りの発生による製品化の遅れという課題は解消に向かいつつある。「ハイクオリティなプラモデルをファンのためにコンスタントにリリースする」という使命を達成した同社は現在、フィギュアの原型製作に3Dデジタルツールを採り入れる取り組みを開始している。3Dデータでも問題なくクオリティを保てる部分は3次元CADで、それ以外の細部は従来通り、原型師が手で加工するという独自の製作スタイルの確立がその背後にある。今後同社は、3Dプリンタの増設も含め、そのいっそうの活用に努めていく考えだ。

お客様の声をご紹介

企画営業2部 企画営業2課 主任 芦沢 勝氏

「ハイクオリティな商品をご提供するために、もはや3次元CADや3Dプリンタは欠くことができません。3Dデータの活用にはまだ多くの可能性があるはずですから、これからもさらに業務効率化を進めていきたいですね」

戦略開発部 プロモーション課 雉鳥 早希氏

「お客様のニーズを満たす高品質の商品をリリースし続けるのが玩具メーカーの使命です。よりよい開発・製造環境が構築できるよう、今後も大塚商会さんのサポートに期待しています」

企画営業2部 企画営業2課 千葉 翔平氏

「3次元CADは大学時代に扱っていましたが、実際の開発現場ではまだまだ技術的な未熟さを感じているので、さらなるスキルアップに励むつもりです」

企画営業2部 企画営業2課 田村 充伸氏

「製造や開発現場における3Dデータ化が急速に進んでいることを肌で感じています。まだ若手なので、3次元CADの技術者として早く一人前になりたいと思っています」

企画営業2部 企画営業3課 土屋 知美氏

「画像処理ソフトを使い、主に“美少女フィギュア”の製作を担当しています。原型師との分業による、独特のものづくりのプロセスを楽しく感じています」

企画営業2部 企画営業3課 八木 祥穂里氏

「3Dスキャナで取り込んだデータをデバイスモデラーで加工するのが主業務です。ソフトウェアの操作には高度な技術を要しますが、それだけに大きなやりがいが感じられます」

大塚商会担当者からのコメント

「今後も3Dプリンタの最新情報をご提供していきます」

3Dプリンタは機種ごとに出力方式や精度や速度、用いるサポート材が異なります。導入効果を確かなものにするには、適切な機種選定が重要です。株式会社壽屋様には、これからも最新の製品情報をいち早く提供していきます。

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2013年12月取材

(注)本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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