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鋼材卸業向け販売管理システムを業務内容に合わせてカスタマイズ与信機能などの強化で営業力を大幅アップ

株式会社前堀 導入事例

2018年1月取材

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理セキュリティ営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策機密漏えい・外部侵入対策

北海道の鋼材卸売企業、株式会社前堀は道内に4拠点を構え、自社配送によるジャストインタイムの商材供給を行っている。同社は販売・会計データを管理するため、2002年より『SMILE』シリーズを活用。以降のバージョンアップにも機敏に対応、2017年には販売管理システムと会計システムを最新版に切り替えた。販売管理システムの与信管理機能の強化など、独自のカスタマイズで業務内容にマッチしたシステム構築をしているのが同社の特長だ。また、このシステム更新を機に万全のセキュリティ対策も講じ、安全な業務環境も実現した。

株式会社前堀

導入先の概要

業種
鋼材卸売業
事業内容
一般鋼材(棒鋼・型鋼・鋼板)販売
従業員数
35名(2018年1月現在)

お客様の声をご紹介

代表取締役社長 佐藤 優氏

「十数年活用している『SMILE』シリーズは、当社の業務管理や経営管理に不可欠なツールです。あらゆるITソリューションを提供してくれる大塚商会さんには絶大な信頼感を寄せていますので、今後も当社の業務効率化をサポートしてください」

取締役 総務 経理 統括部長 庄司 和幸氏

「今回のシステム更新に際しても、大塚商会さんは当社のカスタマイズの要望にしっかり対応してくれました。最新のセキュリティ対策により、安全・安心な業務環境が整備されたことにも満足しています」

大塚商会担当者からのコメント

「豊富なITソリューションで多様な業務課題を解決します」

株式会社前堀様の業務内容に即したカスタマイズにより、ご満足のいくシステムが構築できたと自負しています。今後も当社のITソリューションによるさらなる業務効率化を全力でお手伝いします。

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導入事例詳細

北海道の発展を支えてきた鋼材卸売りの老舗

取り扱う鋼材は銑鉄から各種線材まで多種多様。ストックする各拠点の倉庫にはLED照明が採用され、電力コストが低減されている

株式会社前堀は、銑鉄、鉄鋼一次・二次製品、カラートタン、各種線材などを扱う鋼材卸売企業だ。北海道開発の拠点として栄えていた小樽市で1888年に創業し2018年に130周年を迎えた同社は、北海道の発展を縁の下で支えてきた存在だ。現在、小樽市の本社と営業所のほか、札幌支店、旭川支店、室蘭営業所と四つの拠点を構え、道内全域の鋼材ニーズに応えている。
「近年の道内の鋼材需要は年間100~110万tで、ピーク期と比べほぼ半減しています。厳しい経営環境で鋼材卸売業者が次第に淘汰(とうた)される中、当社は各拠点が地域のお客様に密着したきめ細かなサービスを提供することで、売り上げは若干のプラス傾向を保っています」と語るのは、代表取締役社長の佐藤 優氏。
同社の大きな特色として、四つの拠点全ての倉庫に在庫を持ち、自社便によるジャストインタイムの配送体制を敷いていることが挙げられる。かつては一般的だった鋼材卸売業者による自社配送も、現在そうしたサービスを提供する会社は少なくなっているそうだ。
「過去の売り上げデータから毎年の各時期の需要を見通して商材をストックしています。もちろん在庫管理の負担はありますが、当社は創業以来、一貫してお客様本位のサービスに徹してきました」(佐藤氏)

主な売り先である鉄工所や鋼材二次加工業者は後継者不足などによる廃業が相次いでいるが、持ち前の営業力で新規顧客開拓に努め、その得意先は600~700社にも及ぶ。
鋼材需要は、建設業界の動きと密接に連動する。公共事業投資は年々減少しているものの、札幌駅北口周辺の再開発など、民間による大きな建設事業が計画されているのは明るい話題といえよう。
訪日外国人の急増による建設需要も伸びており、新千歳空港の国際線旅客ターミナルビルの拡張や、同空港内の海外富裕層向けホテル建設などが計画されているほか、人気のリゾート地、ニセコ町・倶知安町エリアの観光投資も盛んだ。

札幌市は2026年の冬季オリンピック・パラリンピック招致に名乗りを上げ、北海道新幹線の2030年までの札幌延伸も決定している。また、EUとの経済連携協定発効による関税撤廃・引き下げで影響を被るとされる酪農業の体質強化に向け、道東を中心とする酪農関連施設の整備が行われるとの予測もある。
「そうした市場の動向をしっかりキャッチしながら、お客様の鋼材需要を確実に満たすつもりです」と佐藤氏は同社の使命を語る。

システムに独自のカスタマイズを施して販売・会計業務を効率化

日々の販売データ管理だけではなく、経営層による経営分析や、営業担当者の売り上げ目標管理にも活用されている

同社は販売や会計データを管理する基幹業務システムとして、『SMILE』シリーズを長年愛用している。ITの導入に積極的な同社は1980年代からオフコンを利用してきたが、そのシステムには売上伝票の発行など事務処理的な機能しか備わっていないことに不都合を感じるようになった。仕入れや売り上げなどのデータを蓄積してリアルタイムに把握できるようにし、経営分析やより効果的な営業活動に生かしたいと考えた同社は、クライアントサーバー方式の基幹業務システムへのリプレースを検討。そのとき仕入れ先の大手商社から紹介されたのが、大塚商会だった。
「当社の課題を相談したところ、『SMILE BS 会計』と鋼材卸業向けシステム『PowerSteel』の導入を勧められ、実機を体験的に操作したところ、豊富な機能性と使い勝手の良さに魅力を感じました」と語るのは、取締役総務 経理 統括部長の庄司 和幸氏。
『PowerSteel』はパイプや丸棒、平鋼など鋼種形状に合わせた計算や在庫管理を可能にするシステムだ。当時、鋼材卸売業に特化したパッケージを扱うベンダーはほとんどなかったこともあり、この二つのシステムを利用することを決めたという。
こうして2002年に導入された『PowerSteel』は2012年に『SMILE BS PowerSteel』へ、さらに2017年には『SMILE BS2 PowerSteel』へとバージョンアップされ、同年、『SMILE BS 会計』も『SMILE BS 2nd 会計』に刷新された。

同社のシステム活用において特徴的なのは、大塚商会に依頼して代々の『PowerSteel』シリーズに独自のカスタマイズを施してきたことである。
その一つが、売上伝票上の出荷日と請求日を別々に入力できる機能を搭載したことだ。自社配送を行う同社は、出荷の前日に商品をトラックに積み込むことが少なくない。そのため、出庫日が月末の締め日に当たった場合、売上伝票に記載される納品日が1日前になってしまい、顧客への請求が1カ月前倒しで行われる可能性があった。
「そのようなトラブルを避けるために、締め日にかかる納品については出庫伝票を仮発行し、後日請求伝票を発行するというルールを決めていましたが、うっかりその処理を忘れて請求漏れとなるケースがしばしばありました」(庄司氏)
この不都合は、出荷日と請求日を個別に入力できるようにしたことで見事に解消された。
もう一つが、商品の原価と単価を部門別に登録できるようにしたことである。同社は道内4拠点の倉庫に商品をストックしているが、鋼材を商社から仕入れる際の運賃が拠点ごとに異なるため、それを反映して異なる商品単価を設定している。
「運賃の地域差に加え、販売数量によっても単価を変更するケースがあるので、部門別に原価と単価を登録することは、同社にとって不可欠な機能でした」(庄司氏)

そしてもう一つが、『PowerSteel』にもともと備わっている与信管理機能を強化し、与信額が指定された枠をオーバーした顧客について、売り上げデータの入力ができなくなる仕組みを付与したことだ。その結果、与信を大幅に上回る注文を営業担当者の裁量で受け付けることができなくなり、不良債権を抱え込むリスクを未然に防ぐことが可能になった。
「当社は手形による取引が全体の6割ほどに上ることから、販売管理システムと会計システムの一部を連携させて、入金処理データや手形データもシステム上で確実に管理できる仕組みも構築しています。これらのカスタマイズは、もちろん最新の『SMILE BS 2 PowerSteel』にも引き継がれています」
佐藤氏はそう語り、システムを更新するたびに複雑なカスタマイズの要望にしっかり応え続ける大塚商会の対応力を高く評価する。

万全のセキュリティ対策で安全・安心な業務環境を構築

得意先への与信をシステムで管理する事例は少なく、このことは業界内の会合などでもしばしば話題になるほどだという。
「与信枠を超えたからといって、直ちに販売をストップするわけではありません。システムが発するアラートは、営業担当者がお客様との問題のない取引条件を検討することを促してくれます。そのことで、営業担当者が日ごろからお客様の与信状況を小まめにチェックするようになりました。このように顧客管理の意識が高まったことも大きな成果です」と庄司氏。
システム内の帳票を閲覧すれば顧客状況が一目で把握できるようになったことで、代金の回収管理体制も大幅に強化された。
と同時にこの販売管理システムは、営業担当者の売り上げ目標管理にも役立っている。
「システムに蓄積された売り上げデータを見れば、前年の同時期に何が売れたかが一目瞭然なので、売り上げ予測を立ててお客様にアプローチすることが可能です。また、毎月の売り上げ目標に対する達成率も分かるので、個々の社員が自らの目標を管理しやすくなりました」(佐藤氏)

『Essentials α サーバー冗長パック』の導入で、データバックアップ体制にも万全の対策が施された

セキュリティにも高い意識を持つ同社は、2017年に販売管理システムと会計システムを最新バージョンに切り替えた際に、万全の対策も施した。
「営業活動にとってはインターネットの活用が不可欠なので、サイバー攻撃やウイルス感染対策として、大塚商会さんの勧めで『SubGate』と『Cloud Edge』を導入。二重チェックの防御態勢により、安全にネットに接続できるようになりました。あわせて大塚商会さんオリジナルの『Essentials α サーバー冗長パック』も利用しています。当社はこれまで本格的なバックアップシステムを持っていませんでしたが、レプリケーション(複製)機能により、サーバー障害時などに業務が継続できる体制が整えられたことは、日々営業するうえでの大きな安心感につながっています」(庄司氏)

さらなるIT活用を通じて営業力・販売力を強化する

同社はほかに、複合機を活用してミルシート(鋼材の材質を証明する書類)を電子化。また、全拠点の倉庫の水銀灯をLED照明に切り替え、電気代を約20%削減した。
「基幹業務システムにとどまらず、あらゆるITソリューションを提供してくださる大塚商会さんは、業務効率化やコスト縮減を進めるうえで本当に心強い存在です」と佐藤氏。
そんな同社の今後の課題は、11名の全営業社員にタブレットPCを支給し、営業効率を一層高めることだという。
「タブレットPCを利用しているのは現状では数名の社員のみですが、今後は全員に携行させて出先からシステムにアクセスできるようにしたいですね。私は販売管理システムと会計システムのデータを随時閲覧し、お客様ごとの売り上げ状況などを把握して経営管理に役立てていますが、そうした姿勢を全社員に浸透させたいと考えています」(佐藤氏)
さまざまな業務効率も向上させるため、同社は引き続き効果的なIT活用を推進する意向だ。
「『SMILE』シリーズの導入を通じ、大塚商会さんには長年にわたって当社の業務改善をサポートしていただいてきましたが、これからも最先端のIT機器に関する情報提供をお願いします」
両氏は大塚商会に対する熱い期待をそのように語った。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • 鋼材卸業向けシステム『PowerSteel』

    鋼板・鋼管・形鋼・棒鋼・線材・特殊鋼などの鋼材を取り扱う、鉄鋼および非鉄金属の流通業・加工卸業向けの販売管理システムです。鉄鋼業界特有の商習慣に対応した機能を搭載し、取り扱う商品や業務の形態に合わせて柔軟に運用いただけます。

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 会計』

    高度な分析機能と数多くの管理機能をラインアップし、財務会計から管理会計までを幅広くサポート。スピーディーで正確な伝票処理、柔軟なデータの分析と有効活用を実現します。

  • データバックアップ『Essentials α サーバー冗長パック』

    大塚商会オリジナルの「Essentials α サーバー冗長パック」は、複製(レプリケーション)機能を標準搭載とすることで、サーバー障害時には複製先に切り替えるだけで業務が継続できる冗長構成を適正な価格で導入できます。

  • セキュリティ『SubGate』

    SubGate(サブゲート)は、L2(レイヤー2)スイッチ機能搭載のセキュリティアプライアンスです。標的型攻撃などの脅威を検知し遮断することで、ウイルスの拡散を防止します。

  • セキュリティアプライアンス『Cloud Edge』

    クラウドや他製品との連携で機能を高めるUTM製品です。被害が増大しているランサムウェアだけでなく、ファイアウォールや端末のウイルス対策では防げなかったサイバー攻撃を防御します。

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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