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九州の味を守る醤油メーカーが利益体質の強化を目指し、生産管理システムで“見える化”を果たす

マルヱ醤油株式会社 導入事例

2012年2月取材

地域の雇用創出のため、有志が出資して設立されたマルヱ醤油株式会社。生産の効率化とロスの削減、時流に沿った情報開示などに対応するため、生産管理システム『遉(さすが)』を導入した。

業種 製造業 従業員数 101~1,000名
キーワード [情報開示] [賞味期限] [加工調味料] [欠減]

導入前の課題

  • 紙ベースだった生産管理業務をシステム化
  • 原料投入量と製品生産量の比率(歩留まり)を把握

解決策

○ 繰り返し生産や、食品加工業に向いた生産管理システムを導入し、情報を一元管理

システム導入:

導入による効果

  • 800アイテムの情報を整理し、一元管理
  • 在庫管理の精度向上
  • 賞味期限の管理やロットトレースが可能な環境に
  • 社員のコスト意識とITスキルが向上

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マルヱ醤油株式会社
マルヱ醤油株式会社 概要
業種
食料品製造業
事業内容
醤油、味噌、鍋スープ、小袋調味料、なめ味噌、白だし、つゆ、焼肉のたれ、ドレッシングなど各種調味料の製造と販売
従業員数
150名(2012年2月現在)
ホームページ
http://www.marue-shoyu.co.jp/

よい醤油、よい味噌は、各工程での一つ一つの丁寧な作業から作り出される

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背景
食生活の変化による需要減と激化するメーカー間競争

醤油や味噌、調味料を製造し、福岡・熊本・山口の各県に営業拠点を構えるマルヱ醤油株式会社。醤油・味噌ともに、原料の仕入れや麹の製造から、すべて自社で担う老舗メーカーだ。昨今では食生活の西洋化によって、醤油や味噌の消費が減り、同社においても加工調味料の商品開発を進めているが、全国から大手メーカーが九州に進出し、競争は激しい。そのうえ近年は「食の安全」を求める声が強まり、狂牛病問題から始まった「トレーサビリティ」、食品を製造・加工する際の工程上の危害を予防する管理手法「HACCP」の導入など、食品製造業に求められる課題は増える一方だ。

経緯
紙ベースの生産管理では基準の数値を設定できない

厳しい経営環境に対応するため、生産の効率化とロスの削減に取り組み始めたマルヱ醤油は、生産管理システムの導入を検討。これまで紙ベースに生産情報を管理してきたが、部署ごとにズレが生じるうえ、リアルタイムに数値の共有もできない。しかも、醤油や味噌は微生物を使う「生き物」なので、原料と製品の関係が1+1=2にはならない。生産工程での欠減や歩留まりの変動が必ず起こるため、理論在庫と実際の在庫数量に差異が生じる。原料入荷から5カ月かけて醤油の原液にしたあと、その他原料を配合して800ほどある醤油製品や加工調味料に作り分けていくため、生産管理は複雑かつ煩雑だった。そこで、まずは“基準となる数値”づくりを目指した。そんなある日、大塚商会の営業担当者がアポイントなしで来社した。

ポイント
生産管理システム『遉』採用。まずは情報を棚卸し

マルヱ醤油は紙ベースでの管理体制が抱えている悩みを大塚商会に打ち明けた。それを踏まえ、大塚商会からは生産管理システム『遉』が提案され、2008年12月に導入が決定した。選抜された10名の社員が稼働プロジェクトメンバーとなったが、ITに精通していない人ばかりだった。まずは生産管理やマスタの意味を理解するところから始まった。商品アイテム数が膨大で、年に数回も製造しない商品も品目として残り、情報整理は難航した。予定より2カ月遅れでマスタを整備し、「情報の棚卸し」に成功。その結果、次に取り組むべき経営の方向性を見出すことにつながった。

ふるさとの味を守るマルヱ醤油の商品群。美味しくて安心で健康によいものを届けている

導入効果と今後の展開
大きく変わったのは社員の意識と見えてきた数値

懸案だった在庫管理の精度は飛躍的に高まった。先日は『遉』の数値をチェックしていて生産ラインの異常を発見。これも“入ってきたモノと量”と“出ていくモノと量”を、部署を超えて共有したので分かったことだという。“基準となる数値”は定まりつつある。加えて『遉』の導入で社員の意識が大きく変わったこともメリットだ。数字にこだわり「在庫は合うのが当たり前」と考えるようになった。しっかり根づいた『遉』による生産管理と社員の意識改革。次のフェーズは、『遉』で見えてきた数値と実績を、いかに「利益を上げられる企業体質づくり」に利用していくかだ。マルヱ醤油の躍進はここから始まる。

諸味は熟成中、大きく変化する。アルコール発酵する主発酵期、香りや味を調える後熟期。い諸味づくりには適切な管理が欠かせない

お客様の声をご紹介

代表取締役社長 永江 隆志氏

「社員のITリテラシーが上がったことで、私は非常に楽になりました。なぜなら知りたい数字や状況は、聞けばすぐに答えが返ってくるからです。パソコンを使った経験のない社員が多い中、立ち上げ時から、よくこのレベルまで引き上げてくれたものだと感謝しています」

経理課 システム課 課長 古賀 敏巳氏

「大塚商会さんには『現場の社員主体のシステムにしたい』とお願いしましたが、要望どおりに構築してくれました。そのため生産現場の社員がシステムに興味を持ち、どう使うか検討しています」

みやま工場長 末吉 至誠氏

「生産管理システム『遉』には、生産計画など使っていない機能がまだまだあります。弊社にとって有効な部分があると思うので、基盤がしっかりできたあとに新しい使い方の提案もしてほしいですね」

大塚商会担当者からのコメント

「定例会議でさらなる活用提案を」

営業としてこのプロジェクトに携わることができて幸せでした。ただし、まだここがスタート地点。マルヱ醤油株式会社様との定例会議を続ける中でご要望をお聞きして、よりよいシステムの構築、生産計画や原価管理など、さらなるシステムの活用方法をご提案していきます。

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2012年2月取材

(注)本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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