多様なITツールを活用し業務を効率アップ。製造工程の“見える化”を実現し、情報共有の推進に取り組む

「従業員一人一人がそれぞれの立場でIT活用を提案することを目標に気づきにつながる業務改革を進めていきたいですね」

株式会社ナクロ 導入事例

製造業1~100名ERP・基幹業務・業務管理営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

株式会社ナクロは、超精密加工に不可欠な技術としても注目される「無電解メッキ」に特化した表面処理加工企業だ。専業としての確かな技術力で、大手メーカーをはじめとするものづくり企業を下支えしてきた。国内企業は現在、働き方改革に伴う残業時間抑制や人手不足などの課題に直面している。同社は多様なITツールの活用を通し、無駄を省き、業務の効率化を積極的に推し進めることで課題を乗り越えようとしている。

2018年11月取材

株式会社ナクロ

導入先の概要

業種
製造業
事業内容
無電解メッキに特化した金属とプラスチックの表面処理加工
従業員数
34名(2018年11月現在)
ホームページ
http://www.nacro.co.jp/

導入の狙い

  • 給与計算の効率アップ
  • 名刺管理の効率アップ
  • 文書管理の電子化を進めて情報共有をスムーズに行いたい

解決策

勤怠管理ソフトが付いたタイムレコーダーで勤怠情報の自動取り込みを行うなど、ITツールを積極活用

導入したメリット

  • 二重入力の解消による作業効率と正確性のアップ
  • 帳票の見直しなどによる業務の可視化
  • 代表取締役社長 池田 安生氏

    「システムへの二重入力の解消や業務の可視化を経て無駄をなくしていくことは、改革の第一歩。今後は情報共有を促進し、従業員の意識改革を積極的に図っていきたいと考えています」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番詳細お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 販売詳しく見るお問い合わせ
SMILE BS 2nd Edition 給与詳しく見るお問い合わせ
アマノサッと勤怠with
統合型グループウェアeValue NS ドキュメント管理詳しく見るお問い合わせ
法人向けオンラインストレージたよれーる どこでもキャビネット詳しく見るお問い合わせ
現場記録・報告・閲覧
ソリューション
ConMas i-Reporter詳しく見るお問い合わせ

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導入事例詳細

無電解メッキで独自のポジションを確立

無電解メッキ専業メーカーとして、電気機器、精密機器、光学製品、自動車、航空宇宙分野など、幅広い分野で日本のものづくりを下支えしている

株式会社ナクロ(以下、ナクロ)は、国内唯一の無電解メッキに特化した表面処理加工企業だ。無電解メッキとは、金属メッキのように電流を使用するのではなく、金属イオンと還元剤の化学反応によって金属イオンを素材表面に還元析出するメッキ方法である。耐摩耗性、耐熱性などの優れた性質から精密部品をはじめ、さまざまな分野でその技術が生かされている。

今日、同社の大きな強みになっているのが、創業当時から取引が続くパナソニックの品質基準をクリアした高い技術力だ。ダイヤモンド切削加工において振動をほとんど伴わず、高品位の加工性を実現した光学レンズ金型用メッキの超厚膜メッキ技術は、1,000μmの厚さのメッキが可能で超精密加工に不可欠なものになっている。スマートフォンなどにも採用される同技術を備える企業は国内には4社しかなく、30年以上研究を重ねてきた同社の技術力への評価は極めて高い。電気機器、精密機器、光学製品、自動車、航空宇宙分野など、幅広い分野で日本のものづくりを下支えしている。

総合力を高く評価し、大塚商会をITパートナーに選定

同社が大塚商会をITパートナーに選定したのは2000年のことだ。その一番の理由は、あらゆる課題にワンストップで対応する総合力だった。代表取締役社長の池田 安生氏は当時をこう振り返る。
「業務のシステム化を進めるに当たり知人たちに相談したところ、当社のような規模であれば、全てを任せられるITベンダーを選んだ方がよいというアドバイスをもらいました。それが大塚商会を選んだ理由です」

以来、基幹業務システム『SMILE』シリーズを皮切りに、多様なソリューションを積極的に導入し、現在に至っている。国内のものづくり企業は今日、働き方改革に伴う残業時間抑制、そして人手不足という大きな課題に直面している。こうした中、同社はITツールの積極的な活用による業務効率化によって、課題を乗り越えようとしている。

自由帳票機能でライン別の売り上げ・原価を可視化

自由帳票機能を活用することで、加工ライン別の売り上げや薬剤使用量の可視化を実現

二次加工メーカーであるナクロの納期は極めてタイトだ。前日入荷分を当日加工し出荷するというのが基本的なサイクルで、時には当日の加工、出荷にも対応する。タイトなサイクルで繰り返される業務では、受注後、生産指示書を出力し、生産、納品、売り上げを計上するという流れで管理している。

業務をパッケージシステムに合わせることを前提に導入した『SMILE V 販売』の運用で注目したいのが、自由帳票機能によるライン別実績集計の実践だ。
「当社はフロアごとにメッキ加工ラインがありますが、パッケージに用意されていた帳票では、当社の加工ライン別の売り上げは管理できませんでした。そこでカスタマイズせずに帳票が作成できる自由帳票機能を活用することで、加工ライン別の売り上げや薬剤使用量の可視化を実現しました。帳票作成時には各ライン担当者を指名したこともあり、この取り組みは従業員の意識改革にもつながっています」

勤怠管理ソフトで入力の二度手間を解消

勤怠管理ソフト付きタイムレコーダーから勤怠データを「SMILE BS 2nd 給与」へ自動的に取り込んでいる

また、タイムカードで勤怠管理を行う同社にとって、給与計算業務の効率化も課題だった。勤怠管理ソフト付きタイムレコーダー『サッと勤怠with』と『SMILE BS 2nd Edition 給与』のデータ自動取り込みの実現は、その解決に大きく貢献した。
「タイムカードへの打刻を手作業で集計し、給与システムに入力するのは二度手間になるだけではなく、作業ミスも発生していました。勤怠データの自動取り込みは、給与計算業務の効率化に大きく貢献しています」

システム連携の効果はそれだけではない。国内製造業の好況を受け、製造ラインの工場も近年は、連日朝7時から21時まで稼働する状況が続いている。これに対して同社は、土日出勤の従業員グループを確保して、平日の残業時間抑制を図っている。システム連携による勤怠状況の可視化は、その取り組みを進めるうえでも大きな役割を果たしている。

『どこでもキャビネット』で名刺共有を実現

国内唯一の無電解メッキ専業企業であるナクロの顧客は現在、全国に広がっている。それに伴い、同社の営業担当は全国を飛び回る日々が続いている。こうした中、名刺情報の管理に活用されているのが、法人向けオンラインストレージ『たよれーる どこでもキャビネット』だ。
「『どこでもキャビネット』は、営業担当が出先から名刺情報にアクセスできることを目的に導入しました。こうしたクラウドソリューションの活用は今後さらに重要になると考えています」と池田氏は語る。

また、『eValue NS ドキュメント管理』は、ISO9001およびISO14001文書管理を目的に導入。今後はポータルサイトの構築を行い、最新情報の社内共有に活用していきたいと考えている。その実現に向け、同社は生産現場のスタッフにもPCおよびメールアドレスを配布している。
「当社の大口受注の取引先はEDIで行いますが、それ以外はメールに図面を添付する形で行っています。メールを共有することによって、生産スタッフも顧客の要望を把握できる環境が実現し、社内の情報共有という観点でも大きな役割を果たしています」

販売・会計連携でさらなる省力化を目指す

同社のITツール活用は、業務効率アップや業務の可視化など、さまざまな効果を生んでいる。今後の計画として池田氏がまず挙げるのが、『SMILE V 会計』と『SMILE V 販売』のデータ連携の実現だ。
「現在は『SMILE V 販売』の売り上げデータを会計システムに再入力していますが、データ連携によって入力の手間は不要になります。業務をあらためて見直すことで、こうした無駄を一つ一つ解消していきたいと考えています」

手書き入力の電子化で意識改革を図る

また、現在取り組んでいる改革の一例が、iPadを使った現場記録・報告・閲覧ソリューション『ConMas i-Reporter』の活用だ。
「現在は、ISOで求められる実績記録は紙ベースで行い、スキャンして保存しています。記録には、経営上有意な情報が数多く含まれていますが、その情報を活用するには、再度システムに入力する必要があるのが実情です。その手間を解消するため、手書き内容をデジタル情報として保存できる『i-Reporter』の運用を試験的に行っています」

この『i-Reporter』の運用には、実はもう一つの狙いがある。それは、従業員の意識改革だ。
「実績情報を入力してグラフ化すると、それだけで仕事が済んだと思ってしまいがちです。しかしグラフ化の本当の目的は、データを分析し課題を見つけることにあります。『なぜ、売り上げが下がったのか』『なぜ利益率が下がったのか』という気づきにつなげるうえでも、データ作成の自動化は大きな意味を持つと考えています」と池田氏は語る。

理想は現場主導のIT化

今まではトップダウンでIT化を推進してきた同社だが、今後の課題として挙げるのが、従業員の意識向上だ。
「IT活用はトップが一方的に方針を定めるだけでは難しいのが実情です。今後は『こんな方法もあるよ』というヒントを与え、現場が最適な方法を判断するというスタイルに移行していきたいと考えています。そのためには、外の世界を知ることが大切です。今後も大塚商会さんがフェアやセミナーを通して、多種多様な情報を提供してくれることを大いに期待しています」と池田氏は言葉をまとめた。

大塚商会担当者からのコメント

「データ連携のしやすさがポイントです」

株式会社ナクロ様のご要望にパッケージベースでスムーズに対応できた背景には、『SMILE』シリーズのデータ連携のしやすさが挙げられます。今後も業務効率につながるご活用を精いっぱいサポートします。

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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