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食品卸業界特有の商習慣に対応した最適なパッケージシステムで、日々の業務を安心して行える業務基盤を整備

株式会社なり駒 導入事例

2018年4月取材

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理データ分析・活用セキュリティ営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策

株式会社なり駒は、メインの和食を引き立てる高級珍味や割烹(かっぽう)材料などの卸売業に長年従事し、ここ数年はオリジナルのPB商品の開発にも力を注いでいる。そうした中、煩雑な事務作業を軽減するために基幹系システムのIT化にいち早く着手。その後、食品卸業向け販売管理システム『FOODMASTER』に刷新し、業界特有の商習慣や法制度に対応した最適な業務基盤を整備。それにより、さらなる業務の効率化を実現すると共に、大塚商会の『たよれーる保守サービス』によって日々の業務に安心して専念できるようになった。

株式会社なり駒

導入先の概要

業種
食品卸業
事業内容
和食用の高級珍味・割烹材料、酒類の卸販売、練りゴマなどPB商品の販売
従業員数
30名(2018年4月現在)

お客様の声をご紹介

経理部 河村 明子氏

「大塚商会さんはサポート体制が充実していることが大きな魅力です。仮にサーバーに何か問題が発生しても、自動的にサポートセンターに通報されて対処していただけるので、安心して日々の業務に専念できます」

大塚商会担当者からのコメント

「継続的な業務改善をIT面で支えます」

株式会社なり駒様は、業界特有の商習慣や法制度に対応した基幹業務システムを導入し、業務全体の効率化を実現されました。システム連携によるさらなる効率化を目指し、これからもIT面でしっかりと支えます。

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株式会社なり駒 導入事例(PDF:2,269KB)

導入事例詳細

練りゴマやぶとう豆など、高級志向の添え物が好評

高級珍味・割烹材料などの卸販売に加え、栄養分が豊富に含まれている練りゴマなどのPB商品の開発にも力を入れている

株式会社なり駒は、山口県出身の先代の社長が1967年に東京・文京区本駒込で創業。そのときの地名を会社の名前に用いた。現在は東京・北区王子に本社を構え、ホテルやレストラン、関東近郊の市場などに業務用の食材や酒類などの卸業を幅広く行っている。
また、グループ会社として、ホテルの食材を中心に扱っている株式会社三駒、築地市場にある中央食品株式会社、グループ企業の不動産管理などを行っている株式会社わか駒を有し、グループ全体で着実に業績を伸ばしている。

「飲食関連の仕事に長年従事していた父が独立し、その人脈を生かして食材卸業を新たに始めたのが創業の経緯です。以来、お客様のさまざまなご要望にお応えしながら商品点数を増やし、現在はオリジナルのPB(プライベートブランド)商品も手がけ、業務用食材業界では、かなり名前が知られるようになりました」と経理部の河村 明子氏は語る。

同社が取り扱っている食材は、寿司や割烹、会席料理などの和食で使われるものが中心で、メインの食材を引き立てる添え物の品ぞろえが充実していることが大きな特長だ。特に焼き魚などに添えられる「はじかみ(生姜)」は、先代社長が飲食市場に広めたという。
このほか、黒豆、大豆、山菜水煮、練りゴマ、もみじおろしなどの豊富な食材を取りそろえている。その中でもコンスタントに需要があるものは、食材メーカーと協業してPB商品として販売。ほかでは味わえない付加価値の高い食材を提供している。特に同社のイチオシ商品は栄養分が豊富に含まれている練りゴマは、同社のイチオシ商品で、ゴマ豆腐やほうれんそうのゴマ和え、そば・うどん・そうめんのゴマたれなどに数多く使用されている。
「ぶとう豆(ブドウのように大きな黒豆)も人気商品の一つです。今まで食べた中で一番おいしいとおっしゃってくださり、毎年贈答用に購入してくださるお客様もいます」と河村氏は語る。

同社では基本的に業務用の食材を取り扱っているが、要望があれば、個人の顧客にも通信販売という形で商品を提供している。もともとは業務用なのでボトルのサイズは大きくなるが、ここ数年はネットや口コミで広がり、個人顧客も急増している。
また、これまでは顧客の要望に応じて商品の充実を図ってきたが、今後は、顧客や市場の需要を先取りした提案型のビジネスにも力を入れたいと意欲を燃やす。

食品卸業に最適化された基幹業務システムを導入

食品卸業向けに最適化された『FOODMASTER』を長年活用し、業界特有の預け・預かり管理などを効率的に行っている

その一方で、消費者庁による加工食品の原料原産地表示制度への対応など、取り組むべき課題も多いという。
特に近年は、食品産地偽装問題などがマスコミなどで大きく報じられるようになった。ホテル業界などでは、原料原産地などの情報を盛り込んで商品企画書を提出することが求められるようになり、業務負担は年々大きくなりつつある。
そのため、同社では、煩雑な事務処理を軽減して業務効率を高めるために、以前から基幹業務のIT化にいち早く取り組んできた。最初はオフコンベースの基幹業務システムを導入し、その後、2000年問題を機にPCベースのパッケージシステムへ移行。同社の業務内容に合わせてカスタマイズを施しながら約7年間運用していた。
そうした中、サーバーの老朽化が進み、OSのサポートも終了することから、新たなOSに対応したパッケージシステムに刷新する必要に迫られた。

そこで、ITベンダー数社に新システムの提案を依頼。その中で機能面やサポート面などを総合的に評価し、最終的に選定されたのが、大塚商会が提案した食品卸業向け販売管理システム『FOODMASTER』だった。
「新システムの選定で一番の決め手になったのは、『FOODMASTER』が食品卸業界特有の商慣習である預け・預かり管理に標準機能で対応していたことです」と河村氏は語る。

預け管理は、商品をシーズンに合わせて一括購入するが、場所を取るため仕入れ先の倉庫に預け、自社倉庫の商品が売れて在庫が減ったタイミングで自社倉庫へ補充していく。一方、預かり管理は、得意先の商品を自社倉庫で一時的に預かり、得意先からの指示によって発送を行う管理方法だ。季節商品など数量に限りがあるものを確実に確保する利点がある。

旧システムは、預け・預かり管理のような食品卸業界特有の商慣習をカスタマイズして運用していたが、何か問題が発生するたびに修正しなければならないので不安があったという。
その点、『FOODMASTER』は、もともとは食品卸業向けに最適化された販売管理システムなので、安心して運用できることが大きなメリットだった。
「特に大塚商会さんはサポート体制が充実しているので、今後、原料原産地表示制度のような食品卸業に関する法制度の改正や、市場の変化に伴う新たな機能強化のニーズが生じたときに、迅速かつ的確に対応してもらえるのではないかという期待感がありました」と河村氏は語る。

リサイクル容器にも対応。セキュリティ対策も強化

社内にセキュリティアプライアンス『Cloud Edge』を設置することで、さまざまなセキュリティ上の脅威に対処している

同社は『FOODMASTER』を2006年に導入し、『SMILE AD 販売管理』と連動させて運用を開始した。
その際、旧システムのマスターデータを新システムに移行する必要があったが、旧システムのマスターデータをいったんExcelに出力し、それを新システムに取り込むことで比較的スムーズに移行できたという。
「商品数は1万点くらいあるので、オフコンからPCベースのシステムにマスターデータを移行するときは、短期のアルバイトを雇って入力してもらいましたが、今回はExcelを介してデータを受け渡せたので、データ移行の時間とコストを軽減できました」と河村氏は語る。

また、食品業界では、ペットボトルなど使用する容器に応じて一定のリサイクル料を関連団体に支払うことが義務付けられている。ところが、同社ではさまざまな容器を使ったPB商品を販売しているので、リサイクル対象商品と非対象の商品を事前に分類しておかなければならず、以前はその管理が煩雑になっていた。その点、『FOODMASTER』の商品マスターは、リサイクル商品の管理項目などを簡単に追加できるので、従来よりも管理が楽になるメリットもあった。
その後、同社は2013年に『FOODMASTER』のベースとなる基幹業務システムを『SMILE BS2 販売』へバージョンアップ。同時に仮想化サーバー『NEC Expressシリーズ』を新たに導入することで、より信頼性の高い業務基盤を整えた。

さらに2015年には、マイナンバー制度に対応するために『SMILE BS2 人事給与』を導入。セキュリティアプライアンス『Cloud Edge』も追加導入することで個人情報などを保護し、セキュリティ対策にも万全を期している。
また、『たよれーる保守サービス』に加入し、複合機なども大塚商会からワンストップで導入している。それにより、日々の業務を安心して行えるようになったという。

「当社では、毎年決算時に消費税の確認を行っているのですが、その帳票の設定方法やExcelの機能の使い方なども、大塚商会さんのサポート窓口に電話をかけると親身になって教えてくれるので、とても頼りになります。特にリモートサポートによる操作説明は非常に分かりやすいので、すごく助かっています」と河村氏は語る。

荷姿管理機能などを有効活用。今後も継続的な業務改善を図る

基幹系システムのバージョンアップを機に仮想化サーバーを新たに導入。これまでに大きなトラブルのない快適な運用を実現している

現在、同社は『FOODMASTER』を16ライセンスに増やし、本社にサーバーを設置し、主に事務担当者が活用している。特に旧システムと比べて便利になったと実感していることは、食品卸業界特有の商慣習である預け・預かり管理に加え、最大4種類の荷姿管理に標準対応していることだという。

荷姿管理機能とは、バラ、ボール、ケースなど商品を出荷する荷姿に応じて単価設定ができる機能だ。荷姿の名称は任意に変更可能で、商品マスターに各荷姿の入数・単価を登録して管理できる仕組みになっている。
「例えば、茶そばなどの乾麺の場合、120グラムが束になったものを10個入りの小箱で販売しています。そのときに、1束当たりの単価設定に加えて、10個入りの小箱単位でも単価設定ができるので、売り上げ管理などが非常にやりやすくなります」と河村氏は語る。

もう一つの大きな効果として実感しているのは、自由帳票オプションを活用することで、取引先独自の帳票のフォーマットに柔軟に対応できるようになったことである。
「ホテルのお客様などから、自社で作成した納品書に金額を入力して商品を納品してくださいと言われるケースがよくあります。そのときに、お客様の仕様に合わせて納品書を発行できるのでとても便利です」と河村氏は語る。

食品卸業界では、集金時に現金と引き換えに領収書を手渡すことが多いという。その場合も、自由帳票オプションを利用することで請求情報や売り上げ情報にひも付いた領収書を簡単に発行できるので、日々の業務改善につながっている。
「領収書を手書きで作成する必要がないので、金額の書き間違いなども防げます。今では、誰もが当たり前のように利用しています」と河村氏は語る。

また、以前は見積書をExcelで作成して個別に管理していたので、過去の見積書を参照したいときに、どのフォルダーにあるのか探さなければならず、余計な時間と手間がかかっていた。
しかし、現在は『FOODMASTER』上で見積書を作成して一元管理しているので、過去の見積書の履歴を簡単に参照できる。これにより、営業活動も効率的に行えるようになった。

『FOODMASTER』を利用することで、大きく効率が上がった業務がある反面、改善の余地はまだ残されている。一つは、『FOODMASTER』と食品業向け電子商取引サービス「BtoBプラットフォーム」(株式会社インフォマート社)との連携だ。最近は、EDIによる受発注業務が増えてきたため、連携を実現したいという。
同社は、業界特有の商習慣や法制度に対応し、日々の業務に安心して専念できる環境整備のため、今後も継続的な業務改善を続けていく考えだ。そのためには、大塚商会の支援に大いに期待している。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • 食品卸業向け販売管理システム『FOODMASTER』

    食品業界特有の商習慣に対応した機能を搭載し、トレーサビリティに必要なロット管理と賞味期限管理にも対応。基幹業務システム「SMILE BS 2nd Edition 販売」をベースに、「食の安心・安全」「使いやすさ」を追求した販売管理システムです。日用雑貨品卸などのお客様でもご利用いただけます。

  • 基幹業務システム『SMILE BS 2nd Edition 人事給与』

    人事管理から定型の給与計算業務までをフルサポート。自由項目を利用した独自の人事情報や、履歴の管理、人事異動の判断材料などを収集することができます。

  • 仮想化サーバー『NEC Expressシリーズ』

    NECのExpress 5800シリーズを中心に小規模・オフィス向け1wayサーバー、中規模・部門向け2wayサーバー、大規模・ハイパフォーマンス向け4wayサーバー、無停止型ftサーバー、さらにブレード収納ユニットSIGMABLADEと、幅広いラインアップを用意しました。

  • セキュリティアプライアンス『Cloud Edge』

    クラウドや他製品との連携で機能を高めるUTM製品です。被害が増大しているランサムウェアだけでなく、ファイアウォールや端末のウイルス対策では防げなかったサイバー攻撃を防御します。

その他の導入システム

  • 食品卸業向け販売管理システム『自由帳票オプション』

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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