パッケージの開発ツールで販売管理と生産管理を統合したシステムを構築。業務の効率化と進捗の“見える化”を実現

「好調な製品受注でパンク寸前となっていた受注処理業務の効率が格段に向上し、業務進捗の“見える化”も実現しました」

株式会社奥谷金網製作所 導入事例

製造業1~100名ERP・基幹業務・業務管理営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策

工業用金網の製造販売を行う株式会社奥谷金網製作所は、伝統的な織金網や金属板にプレス加工で孔を開けるパンチングメタル(打抜金網)など、さまざまな種類の金網を製造・販売する金網の総合メーカーだ。製品の好調な売れ行きで、受注処理が追い付かない状態になっていた同社は、販売と生産管理を連携したシステム統合を大塚商会に依頼。パッケージシステムの開発ツールによって構築された統合システムは、受注処理の効率化だけではなく、業務進捗の“見える化”とリアルタイムな情報共有を実現している。

2018年9月取材

株式会社奥谷金網製作所

導入先の概要

業種
製造
事業内容
織金網やパンチングメタルなど、工業用金網の製造・販売
従業員数
52名(2018年9月現在)
ホームページ
https://www.okutanikanaami.co.jp/

導入の狙い

  • 取引先の増加とともに膨大になった受注処理を効率化したい
  • 販売管理システムと受注から出荷までのシステムを統合したい

解決策

開発ツール『CAB』を利用して、販売管理と連携する生産管理システムを構築する

導入したメリット

  • 受注処理の業務効率が改善された
  • 国内の営業・製造拠点5カ所の情報共有が可能になった
  • 受注から出荷までの業務進捗の“見える化”を実現した
  • 代表取締役社長 奥谷 智彦氏

    「細かい注文をしても、嫌な顔一つせずシステム構築に対応してくれた大塚商会さんには、本当に感謝しています」

  • 経理・総務グループ課長 小林 雅美氏

    「新しいシステムのおかげで、本社と全ての営業所、工場の情報共有が実現し“見える化”したことは、非常に大きな成果だと思います」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番詳細お問い合わせ
基幹業務システムSMILE BS 2nd Edition 販売詳しく見るお問い合わせ
開発ツールSMILE BS 2nd Edition
Custom AP Builder(CAB)
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導入事例詳細

124年の歴史を持つ金網の総合メーカー

神戸市に本社を構える株式会社奥谷金網製作所(以下、奥谷金網製作所)は、明治28(1895)年の創業以来、124年に及ぶ歴史を持つ。織物のように金属線を縦横に交差させる織金網から、シート状の金属板にプレス加工で大小の孔を開けるパンチングメタル(打抜金網)まで、さまざまな種類の金網を製造する金網総合メーカーだ。東京と姫路に営業所、明石と堺に工場を置き、海外にもアメリカのシカゴとドイツのデュッセルドルフに事務所を構える。

同社の主力製品は、売上高の5割以上を占めるパンチングメタルである。「スーパーパンチング」の商標を持つこの製品は、金属板の板厚よりも小さな孔を開けられる同社独自の技術によって開発された。気体や液体、固体をふるいにかけるフィルターとして、主に水処理施設や石油化学工場、鉱山、製鉄所などで利用されている。一定期間使うと摩耗で使用に耐えられなくなるというこれまでのパンチングメタルの課題を画期的に改善した「スーパーパンチング」は、他社パンチングメタル製品よりも耐久年数が長いこともあり、さまざまな業種から支持を集めている。
取引先には、日本を代表する重工業、重電、弱電、食品メーカーが名を連ね、その数は数万社に上る。代表取締役社長の奥谷 智彦氏は、「最先端の工業地域であるヨーロッパとアメリカで製品に対する評価を高め、ゆくゆくはアジアにも市場を広げていきたい」と抱負を語る。

システムの連携と受注処理の効率化を目指す

奥谷金網製作所と大塚商会の取引は30年以上前に始まり、早くから販売管理システムには、大塚商会の『SMILE』シリーズを利用していた。一方で、受発注や原価管理、出荷管理を含む生産管理は自社開発したシステムを使用していた。この二つのシステムが連携されていなかったことで、同社では大きな課題を抱えていた。

というのも、同社製品「スーパーパンチング」の好調な売れ行きによって受注は年々増加し、限られたスタッフでは事務処理が追い付かない状況になっていたのだ。経理・総務グループ 課長の小林 雅美氏は、「自社開発システムで受注処理を行っていました。しかし、受注件数があまりにも増え過ぎたため入力が追い付かず、パンク寸前にまで追い込まれていたのです」と振り返る。

このままでは社員が疲弊するだけでなく、顧客にも悪影響が及びかねないと懸念した奥谷氏は、受注から出荷までを管理するシステムの刷新を決断した。この相談に対し大塚商会は、もう一つの課題であった、販売管理システムと生産管理を統合する目的もあわせて検討。その提案は、販売管理システムを『SMILE BS 2nd Edition 販売』にバージョンアップし、開発ツール『SMILE BS 2nd Edition Custom AP Builder(CAB)』を利用して生産管理システムを構築することで、販売と生産管理の連携を図るというものだった。

『CAB』によるシステム構築なら、追加投資は不要

『CAB』は、『SMILE』に対する機能の追加やカスタマイズが柔軟にできるようにする開発ツールだ。この『CAB』を利用すると、パッケージの標準仕様を損なわずにシステムのカスタマイズが可能になる。一般的なカスタマイズのように、OSバージョンアップのたびにシステム再構築のための追加投資をする必要がなくなるのだ。「コストを抑えながら長くシステムを利用できるという点は、非常に大きなメリットでした」と小林氏は語る。

また、『CAB』で構築した生産管理システムであれば、『SMILE BS 2nd 販売』とスムーズに連携することはいうまでもない。同社は大塚商会の提案を高く評価し、システムの刷新に踏み切ることになった。

製品キャラクターを社員自らが自作し、金網というハードな固いイメージを親しみやすく柔らかいイメージにするプロモーションも行っている

統合システム構築のためのプロジェクトチームを編成

システム統合によって業務進捗状況の“見える化”と拠点間の情報共有も実現。顧客からの納品予定などの問い合わせに対応するのにも役立ち、顧客満足の向上に結び付いている

奥谷金網製作所は、『CAB』を使って構築する新たな統合システムを「OKSシステム」と名付けた。OKSとは、社名のイニシャルであるO(奥谷)K(金網)S(製作所)を取った略称だ。統合システム構築に当たっては、5名の社員によるプロジェクトチームを編成した。「販売管理業務と、生産管理業務をシステム統合するためのプロジェクトなので、経理・総務部門から工場の製造部門のメンバーを集めました。そして、『どうすれば業務の効率化が実現できるか』という観点から、システム構築のための要件を洗い出していったのです」と奥谷氏は振り返る。

プロジェクトチームによる検討の結果、受注から発注、仕入れ、生産指示・外注加工指示、完成報告、出荷、売り上げまでの一連の業務を網羅するシステムの要件定義をまとめ、「OKSシステム」の開発が進められた。「ある程度完成したところでテスト稼働させて、検証しながら細かい部分の調整作業を重ねました。大塚商会さんには、実運用による改善点や要望をその都度反映していただきながら対応してもらいました」(奥谷氏)

業務進捗の“見える化”と拠点間の情報共有を実現

約1年の構築期間を経てシステムは完成。課題となっていた受注処理の業務効率は一気に解決した。「お客様からの電話問い合わせも、内容を聞きながらその場で「OKSシステム」で確認できるので、とても便利になりました」と小林氏は語る。

また、業務進捗の“見える化”が実現したことも大きな成果だ。「これまでは、工場との間で電話やファクスでやりとりしていたので、リアルタイムな生産進捗状況が見えにくかったのです。しかし、システム稼働後は、受注案件ごとに原材料や外注の手配はどうなっているのか、生産計画どおりに進んでいるかがすぐに確認できます。本社と全ての営業所、工場の情報共有が実現し、業務進捗が“見える化”したことは非常に大きな成果だと思います」(小林氏)

実績データの活用と見積り作成業務のシステム連携を検討

業務進捗の“見える化”は、納品予定などの問い合わせにも役立っており、サービス向上に結び付いている。さらに、蓄積された過去の販売実績データを活用して、予測に基づいた営業アプローチも可能となった。

同社は、今後も統合システムの改善を重ねて業務効率化を推し進めていく考えだ。具体的には、連携していない見積り作成業務を「OKSシステム」に組み込むことを検討している。奥谷氏は、「大塚商会さんには、今後のシステム改善に役立つ情報提供や提案を継続的にお願いしたいですね」と期待を込めて語った。

大塚商会担当者からのコメント

「システムのさらなる改善に役立つ情報提供を心掛けます」

株式会社奥谷金網製作所様には、当社が構築したシステムに大変ご満足いただいておりますが、「さらなる改善に向けて情報提供や提案をお願いしたい」というご要望を頂いております。ご期待に沿えるように、これからも精進してまいります。

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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